【Interview】バーチャルリアリティを教育に活用!360度映像で魅せる英会話教材とは?

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ヘッドセットの登場で、より身近になったバーチャルリアリティ(VR)の世界。

しかし、その汎用性はまだまだ低く、あくまで娯楽の範囲内に留まっている状況だ。

そんなVRに新たな可能性を見出したのが、アメリカを本拠地とする企業、DVERSE Inc.(ディヴァースインク)である。

同社が開発中の「VR ENGLISH LESSON」は、バーチャルリアリティ・コンテンツを利用した英会話教材。

従来の教科書やビデオにはなかったエンターテインメント性の高い内容によって、VR市場の開拓をめざす。

7月に開催された「ラーニングテクノロジー2015」に展示し、話題をさらった本品。当日の様子も含め、CEOの沼倉 正吾(ぬまくら しょうご)氏から、詳しい話を聞いた。

・360度の全天球映像で臨場感のあるレッスンを実現

Q1:「VR ENGLISH LESSON」開発のきっかけを、お聞かせください。

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弊社は、バーチャルリアリティ(VR)コンテンツの開発を、メインとしています。

その中でも、エンターテインメントと教育の2つのジャンルに注力していますが、今回、都内の英会話学校での課題として、レッスン当初のハードルの高さをいかに超えさせるか、モチベーションをどう維持させるかをヒヤリングした結果、よりエンターテインメント性の高い教材の必要性を感じたので、開発をスタートしました。

Q2:「VR ENGLISH LESSON」とは、どんな製品なのでしょうか。

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「VR ENGLISH LESSON」は、360度の全天球映像を使った、臨場感の高い環境でのレッスンを可能にする、世界初の製品です。

ターゲットは英会話学校で、従来の教科書やビデオなどの教材とは違い、動画の中での移動やストーリー変化を可能にした、動的な教材となっています。

・年内リリースを目処に試験運用中

Q3:「ラーニングテクノロジー2015」では体験レッスンも実施されたそうですが、来場者からの反響はいかがでしたか?

会場では、英会話学校の講師の方に来ていただき、実際の授業に近いものを実演しました。

360度の全天球映像自体が、まだあまり一般的ではないということもあり、前も後ろも見回せるロンドンやラスベガスの映像に、まず驚かれる方がほとんどでした。

この360度映像で驚くという部分がそのまま、英会話の授業での最初のハードルを超えさせる、エンタメ性なのです。

Q4:製品の正式リリースは、いつ頃でしょうか。それまでの展開と併せて、教えてください。

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現在は、都内の英会話学校での試験運用中で、一般へのリリースは、年内を予定しています。

今は、試験運用を行いながら、どのようなシチュエーションが必要か、どのようなコンテンツを制作していくかといった企画検討を行っているところです。

開発も大詰めに入った、「VR ENGLISH LESSON」。インタラクティブな教材として、教育界に革命をもたらすか、今後の動向が楽しみだ。

VR ENGLISH LESSON/DVERSE Inc. 

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Techable

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