[PR]残業時間を80%削減!? 『リクナビNEXT』の『グッド・アクション』を受賞したCGアニメ制作会社ピコナの“リア充しよう”プロジェクト

[PR]残業時間を80%削減!? 『リクナビNEXT』の『グッド・アクション』を受賞したCGアニメ制作会社ピコナの“リア充しよう”プロジェクト

「若手アニメーターの平均年収は110万円」という日本アニメーター・演出協会の調査結果が話題になり、労働環境のネガティブな面がクローズアップされがちな昨今のアニメ業界。そんな一方で、時間外労働を80%も削減することに成功したCGアニメ制作会社“ピコナ”の取り組みが注目を集めています。『リクナビNEXT』の『グッド・アクション2014』を受賞した同社に、この時間外労働を削減した取り組み『リア充しよう』プロジェクトを取材してきました。

プライベートで見聞を広める“リア充しよう”プロジェクト

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“リア充しよう”プロジェクトは、今年で創業7期目になる同社が5期目の2012年に開始し、徐々に成果を上げてきたプロジェクト。その取り組みが評価され、職場の働きやすさ、働くモチベーションを向上させるユニークな取り組みを表彰する『リクナビNEXT』の『グッド・アクション2014』で特別賞を受賞しています。

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同社代表取締役社長の吉田健氏は「クリエーターがプライベートで見聞を広めるのが重要」と考え、「仕事につながるライフワークや趣味が充実するような会社としての取り組みを始め、それが分かりやすかったのが“リア充しよう”だった」と、プロジェクト名の由来を明かします。

吉田氏自身も今年結婚する(!)という、まさに“リア充”が実現した同プロジェクト。具体的にはどのような取り組みにより、時間外労働の削減を実現しているのでしょうか。

“残業チケット制”で時間外労働を削減

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ひとつは、“残業チケット制”の導入。社員は1か月に使えるデジタルの“残業チケット”を7枚所持しています。残業が必要になった社員はグループウェア『サイボウズ』でチケットを使って残業を申請、社長の承認を得てこれが使用可能になるという仕組み。

残業ができない、という意識により、「家に帰ってもやることがない」という理由で残業することがなくなったり、1日の総作業量を考え締切から逆算してスケジュールを立てるようになる、などの効果が見られるように。

『サイボウズ』や『ChatWork』といったデジタルツールの活用も、時間外労働の削減を後押ししているとのこと。スタッフ間でムダなメールのやり取りが削減できたほか、情報共有により連絡ミスや作業ミスを減らせる効果があり、トータルで時間外労働の削減を果たせたそうです。

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システムの導入を推進した同社クリエイティブディレクターの水澤慎氏によると、「『サイボウズ』により作業時間が“見える化”され、残業を削減しても実際の作業量は変わらないことが分かった」と、効果の検証にも役立っているとのこと。

ゲーム感覚で使える“ポイント制”を導入

もうひとつの取り組みは、“ポイント制”の導入。出社すると1ポイントの“ピコナポイント”を獲得でき、ポイントを一定数貯めるとサイコロの目で出た賞品が獲得できるという、「福利厚生も兼ねた制度」(吉田氏)。

このポイント制、実は時間外労働を削減するための残業チケット制とも連動しており、月に7枚のうち4枚目以降のチケットを使うには、それぞれ5ポイントを消費する仕組みになっています。どうしても必要なときにチケットとポイントを使うという意識づけにより、「クリエーター自身で時間管理やスケジュール管理ができるようになり、その精度が高まってきた」(吉田氏)とのこと。

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月の残業時間が44時間を超えると10ポイント没収されるというペナルティもあるのですが、没収されたポイントを取り戻せる仕組みも。月に1回、社内プロジェクトへの貢献度が評価される“MVP社長賞”、プライベートの充実に向けて個人の目標の達成度を評価する“MVP社員賞”を受賞した場合には、賞金としてのポイントと“没収されたポイント”を獲得できるのです。このように、ポイントを“ゲーム感覚”で運用しているのが特徴。ポイントは物理的なコインになっていて、社員同士で貸し借りすることもできるそうです。

これらの制度は、実は社員からの提案によるものだそう。チケット制は雑談ベースで「残業を許可制にしたら」「チケットで数を制限したら」という意見が出て試してみたもので、その後ポイント制の提案があり、実際に運用を開始しています。「スタッフからアイデアが出る余裕が生まれた、というのがいいことだと思っています」と吉田氏。

自社コンテンツ制作や採用に効果も

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効率的に時間を使えるようになり、自社コンテンツの制作に時間を割くことができるという成果も得られています。CGの受託業務の合間にオリジナルキャラクターによる『LINEスタンプ』を制作し、そのキャラクターを使ったショートムービーを制作した“しゅーる缶”は、『LINE クリエイターズスタンプ』のランキングに入る人気コンテンツに。

しゅーる缶 – LINE クリエイターズスタンプ
https://store.line.me/stickershop/product/1119578/ja

雑誌『CGWORLD』で“リア充しよう”プロジェクトが紹介され、中途採用や新卒採用に結びつくなど、社員の採用にもよい影響があったとのこと。

「若手アニメーターの年収が低い」と報じられたアニメ業界の労働環境については、「びっくりした」(吉田氏)としつつも、「アニメーターは個人事業主扱い」「動画1枚いくらの条件」という慣習によるものと分析。一方でディズニーやピクサーなどでは、固定時間で労働して生活水準も高く、仕事とプライベートの時間を分ける習慣が定着していることから、「プライベートを充実しながら仕事に取り組むことはできるのでは」と考えたそうです。

「残業時間を減らすことだけが目的ではなく、充実した生活をしながらクリエイティブな仕事をすることが目的」(吉田氏)という“リア充しよう”プロジェクト。今後はフレックスタイムやサマータイムを試験的に取り入れるなど、「早く帰ったときは映画を見たり、クリエーターがいろいろ吸収できる仕組みづくりを考えたい」(同氏)とのこと。今後もその取り組みに注目が集まりそうです。

『リクナビNEXT』は、ピコナの“リア充しよう”プロジェクトのように職場の働きやすさ、働くモチベーションを向上させるユニークな取り組みを表彰する『グッド・アクション』の募集を今年も開始します。9月15日まで募集を受け付け、下記4部門について2016年2月ごろに賞を発表予定。対象は全社的な取り組みだけでなく、チーム内の取り組みでもよいそうなので、何かアクションを起こしている人は応募を検討してみては? あなたの会社の取り組みが、どこかの会社の誰かの参考になるかもしれませんよ。

・女性活躍促進
・現場活性化
・キャリア採用・活躍促進
・ウェルネス

グッド・アクション2015
PC版:http://next.rikunabi.com/goodaction2015/
スマートフォン版:http://next.rikunabi.com/goodaction2015/sp/

ピコナ
http://picona.jp/
http://next.rikunabi.com/goodaction2014/company11/

参考記事:
動画マンは年収110万円 「とにかく低収入で長時間労働」――アニメ制作現場の実態公表 – ITmedia ニュース
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1504/30/news078.html

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宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

ウェブサイト: http://mogera.jp/

TwitterID: shnskm

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