ネットからケータイに通話できる『Skype』が実質無料通話が可能に
インターネットコミュニケーション・ソフトウェア『Skype』(スカイプ)は、インターネット経由で同じ『Skype』ユーザーと無料通話ができる優れたツールです。有料ですがケータイや一般加入電話とも通話することができ、世界中の人たちが利用しています。
そんな『Skype』の日本運営局が、今回発生した東北地方太平洋沖地震の被災者に支援するべく、とても嬉しい発表をしました。『Skype』からケータイや一般加入電話と無料通話ができるように、日本の『Skype』ユーザーに80円分の無料通話を付与するというのです。
80円というと少ない金額に感じますが、『Skype』はもともと通話料金が安く、一般加入電話と電話をした場合25分間も通話ができることになります。以下は、『Skype』日本運営局が発表したふたつの支援です。
<Skype日本運営局の発表>
1. Skype Accessの日本国内の利用を無料にします。Skype Accessは、スカイプを使ってインターネットに接続できる(公衆無線LANアクセスポイントに接続できる)サービスで、これを当面の間日本において無料とします。
2. 日本のスカイプユーザーの皆様に80円の無料スカイプ・クレジットを提供致します。この無料クレジットは日本の固定電話に対する約25分間の通話に相当します。無料クレジットはeメール経由で今後数日間の間に発行する予定です。
※Skype公式ブログより引用しました
通常『Skype』は、前もってクレジットカード等から通話料(スカイプクレジット)を支払っておき、パソコンからケータイや一般加入電話に通話をするときに通話料を消費します。前払いした通話料が減ったら、また前払いして補填するというかたちです。
被災地の人にケータイからケータイへ電話をしても、なかなかつながりにくい状態になっています。しかし、スカイプや公衆電話、一般加入電話から被災地のケータイに電話をすると比較的つながりやすいという声も出ています。いろいろと駆使して連絡を試みてみましょう。
また、被災地ではケータイの充電ができない人たちがいます。むやみに電話をすることで、相手のケータイの電池を減らすことになりかねません。重要なときや安否確認のときなど以外、むやみに電話をするのは控えたほうがいいかもしれません。
画像: Skype(スカイプ)
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