14日からの輪番停電で起こりえること 信号機や鉄道・携帯電話への影響

東京電力は、東北地方太平洋沖地震の影響で必要な電力を確保するのが難しくなったことにより、14日の午前6時から午後10時にかけて地域ごと計画的に電力供給を止める輪番停電を行うと発表しました。15日以降についても発電所の復旧状況などを参考にしながら計画的に停電を行っていくことになります。この停電により、起こりえる影響をまとめてみました。

・信号機の停止による渋滞の発生
信号機が停止した地域には、警察官や交通巡視員の方が手信号や灯火信号をしてくださいます。車に乗られる際は、安全に気をつけて運転をされるようにお願いします。

・地方の電車が運行停止・限定運行
JR東日本は鉄道会社が独立した電源系を確保していますが、私鉄はほぼ東京電力に依存しており、止まる可能性があります。小田急電鉄は、大幅に運転本数が減少する可能性があると発表しています。また、西武鉄道も始発から一部区間のみ運行すると発表しました。

・レストラン、ガソリンスタンド、コンビニ、郵便局、銀行などの営業停止
停電になると、予備電源の無い全ての店が閉店となる恐れがあります。24時間営業のコンビニなどでも、輪番停電が夜の場合は防犯上営業を一時停止せざるをえないそうです。

・エレベーター、自動ドアなどが動かなくなる
自家発電出来ないビルでは、停電している間、エレベーターやエスカレーター、自動ドアなどが動かなくなります。停電前の対応が必要です。

・携帯電話が繋がらなくなる
基地局に電気が行かなくなると、電話が通じなくなる可能性があります。

・断水
停電の間は水道も止まる可能性があるとのことです。

・停電復帰後のブレーカー落ち
停電が明けた後、家電商品が一斉に運転を始めてしまうと、ブレーカーが落ちる可能性があります。お気を付け下さい。

今回の輪番停電により、どのような問題が起こるのかまだ予測が出来ていない部分も多くあります。明日は落ち着いて行動するように心がけて下さい。

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樹堂

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