取引ごとに“使い捨て”のクレジットカードナンバーを変えられる「Final」が便利そう

Final

ECサイトの買い物に、リアルの店舗での買い物に。クレジットカードは今や一般に普及し、欠かせない支払いシステムになっている。

しかし、カード詐欺に巻き込まれる危険性もあり、セキュリティ面には細心の注意を払う必要がある。

・“使い捨て”のカードナンバーを用いる新システム

スタートアップの「Final」では、顧客をカード詐欺から守るため、まったく新しいクレジットカードシステムを提案している。

一般的なクレジットカードには、数ケタにも及ぶカード固有のナンバーが記載されていて、カードを使う際にはこの数字を入力する必要がある。

「Final」のカードには、普通のクレジットカード同様、チップとPINコードが搭載されており、ここまでは普通のものと変わらないが、ここからが違う。

通常なら、固有の数字の並び=カードナンバーを入力する手順となるが、「Final」の場合、カード利用のたびに新しいカードナンバーを作り出し、番号を“使い捨て”できるのだ。

つまり、それぞれの買い物や取引を独立させることで、万一、あるカード使用のときにカード詐欺に引っかかってしまったとしても、他の取引に影響が及ぶことを防いでくれる。詐欺にあったとき、慌てて既存のカードを停止して再発行する手間も時間も不要になる。

・Webやアプリからカード使用履歴を参照

Final2

カード利用の履歴は、いつでもWebやアプリから参照することができる。取引に使う使い捨てナンバーを選択したり、それぞれのナンバーごとに、月ごとの支払い上限を設定するようなことも可能だ。

・支払い請求が来るとアラートでお知らせ

また、カード支払い請求が来ると、ユーザーのスマートフォンにテキストアラートを送り、内容のチェックを促してくれる機能もあって便利。

使い方もとても簡単。Webやスマートフォンのブラウザの拡張機能として利用し、ワンクリックで新しいカードナンバーをつくれる。

・年内中にテストプログラムをスタート予定

セキュリティの向上と、支払い状況の管理を同時に実現してくれる「Final」。今年遅くに、テストプログラムをスタートさせる予定で、およそ3万7千人が参加意向を示しているという。

Final

  1. HOME
  2. デジタル・IT
  3. 取引ごとに“使い捨て”のクレジットカードナンバーを変えられる「Final」が便利そう
Techable

Techable

ウェブサイト: https://techable.jp/

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。