アートとデジタルの融合!フェイクファー上に自分の姿を映し出すユニークな魔法の鏡
芸術家がテクノロジーを用いると、時としてとんでもなく斬新な発想を、生み出すことがある。
ニューヨークを拠点に活躍するアーティスト、Daniel Rozinが発表したのは、全面フェイクファーで覆われた「pom pom mirror」。
毛むくじゃらで奇妙なこの物体。その正体は、928個のフェイクファーとモーションセンサーで構成された、「魔法の鏡」である。
・Kinect センサーを介して人物の動きがファーに映される
秘密は、ゲームでおなじみのKinect センサー。この鏡の前に人が立つと、センサーが作動して、人物の体の動きを認識する。
そのモーションが直接ファーに伝わるため、あたかも毛糸が、そのまま姿見になったかのような、印象を与えるのだ。
Rozin氏は、過去にも同じ手法で、木材やメタルを使った鏡を、製作しているという。
この「pom pom mirror」も、その延長線上にあるものと考えられるが、それにしても斬新。クリーチャー的雰囲気も手伝って、各メディアの話題をさらった。
・Vimeoで動画を公開中
ニューヨークのbitforms ギャラリーに展示され、好評を博した本作。現時点でRozin氏自身のホームページには、掲載されていないため、一般向けの販売は未定と思われる。
いったい、どんな動きをするのか。百聞は一見にしかず。動画共有サイト「Vimeo」に動画がアップされているので、その目でぜひ確かめていただきたい。
ウェブサイト: https://techable.jp/
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