オートバイ買取業者が繰り返し不法侵入する件
以前にも駐輪場のバイクに「貴方のオートバイ5万円で買い取りします」とか言うチラシを貼られて発狂した筆者ですが、またまた発狂する事態が発生しました。
なんと、以前クレームの電話で
「二度と淵野辺のマンションの敷地には侵入しない」
と約束したにも関わらず、また同じ「オートバイ買取業者」が勝手に侵入し、勝手に査定し、勝手にチラシを貼って行きました。
前回は「5万円」だったのに、今回は「10万円」で御座います。
年式的には安くなりそうなモノですが、何故か2倍になっている不思議…
いや。
話の論点はソコじゃないです。
「二度と敷地に侵入するな!」
と警告したにも関わらず、再び侵入した事が大問題です。
バイクに乗っていない人にはピンと来ないかもですが、もしも貴方の車に貼られていたらどうでしょう?
もう、これは社会問題にするべき案件です。
どこからが不法侵入なのか?
不法侵入と言うよりは「刑法130条」に規定される罪で「住居侵入罪」が適用されると思います。
Wikipedia先生によると
「マンションの共用部分も邸宅に該当する」
とあるので、マンションの廊下やベランダ、駐輪場も邸宅に該当する事は間違いないと思われます。
ポストへのダイレクトメールはOK?
共用部分と言えば、マンションのロビーやポストも共用部分に当たります。
これらへの立ち入りは「住居侵入罪」になるのでしょうか?
これは判例がいくつかあり、必ずしも白黒ハッキリする訳ではないようです。
一般的にはダイレクトメールによって住人に害が及ばないのであれば、基本的には大丈夫らしいです。
筆者的には長期間の出張の時などに、勝手にポストがゴミで埋められて、本来配達されるべき郵便物の投稿に支障が出るのは、十分「不利益を被っている」と思うんですけどね。
ちなみに、あまりにヒドい場合はチラシの会社に抗議し、二度とポストに投函させないように警告する事は可能らしいです。
このようにロビーやポストなど、郵便屋さんや宅急便、ピザの配達やらで多くの人が出入りする区域に関しては、滅多に「住居侵入罪」にはならないようです。
駐輪場への出入りは合法か?
まず、その駐輪場に「部外者が出入りする必要があるか無いか?」が問題になります。
恐らく自称「オートバイ買取業者」(もしかしたらオートバイ窃盗グループの下見)は
「査定する為に駐輪場に侵入した」
と言うでしょうが、そんなもん理由になりません。
貴方が「オートバイ買取業者」であろうが、窃盗グループだろうが、呼ばれもしないのに勝手に敷地に入って物色するなど、言語道断です。
仮に、このような理屈がまかり通るならば
「リフォーム業者ですが何か?」
と言って、個人宅の敷地やマンションに自由に出入りする事が可能です。もしも捕まったら
「家の外壁リフォームの見積もりを作ってました」
と言えば大丈夫です。
下着の干してあるマンションのベランダ(共用部分)に侵入し
「べランダ修繕の見積もりを作ってました」
と言えば大丈夫です。
…そんな訳あるかボケ!!!
そもそも、依頼もされてないのに「見積もり」と称して勝手に入る事がおかしいのです。
正直、告訴したい(心の底から)
「お客様の大切なバイクに見た目だけで広告案内お許し下さい」
広告案内と言えば、何をしても許されると思っているのでしょうか?
今回もブチ切れです。
もはや「クレームの電話&警告」だけでは収まりません。
と、言う訳で筆者も今回は警察に「被害届」を出そうと思ったのですが、どうやら「被害届」を受理しても、必ず捜査するとは限らないらしいのです。
いや、無断で敷地に入った証拠のチラシを、犯人自ら残しているので、そこは捜査も何も必要ないとは思うのですが…
なので、ヤルなら「告訴」がベターらしいです。
「告訴」となると筆者に何らかの不利益や被害が必要ですが…
「以前、自宅の駐輪場からバイクを盗まれた事が2回あり、このような訳の分からない輩が駐輪場に出入りしていると思うと、不安で不安で夜も眠れず、夜中に少しの物音がしても目覚めるようになってしまいました。
心身ともに疲れ果て、日常生活や仕事に悪影響が出ています。」
まあ、こんな所で良いでしょう。実際に自称「オートバイ買取業者」が好き勝手に出入りしていると思うと不安で安眠出来ません。
とりあえず、なるべく「お金」をかけずに告訴する方法を検討中の筆者です。
出来る事なら、オートバイに乗っている弁護士や司法書士の方達と、被害者の会を作りたいくらいの勢いです。
オートバイ買取業者を名乗る窃盗グループ
さらに「オートバイ買取業者」が窃盗グループだったりするのは、珍しくありません。
「オートバイ買取業者」や「廃品回収業者」と称して、町を巡回して盗むオートバイの下見をし、港に船が来るタイミングを見計らって一度に数台、数十台を盗んで分解し「部品」の名目でコンテナに積んで海外に出荷します。
このような窃盗グループの場合、一度に同じ地域で盗難が同時に複数発生するので分かります。
オートバイ屋さんに「盗難保険」の手続きで行くと、同じような人が昨日も来たってくらいのレベルです。
昔のようにヤンチャな奴らが1台2台盗むのとは、訳が違うので盗まれたオートバイは、まず自分の手元に戻りません。
このような犯罪者と、無断で敷地に侵入して査定と称して、オートバイを物色する人達との差はなんでしょうか?
確かに、窃盗グループと関係ない「オートバイ買取業者」もあるのでしょうが、見た限りでは違いが分かりません。
つまり、このように「人の敷地に侵入する輩」を放置する事は、犯罪者の仕事を手助けているようなものでしょう。
ツナギを着てチラシを持っていれば、他人の敷地に入ってオートバイのみならず、家の防犯体制まで調べる事で出来てしまいます。
神奈川県警、超頑張れ!!!
とりあえずオートバイや車の盗難は「大きな港がある都市部」で多いので、筆者が住まう神奈川も非常に危険です。
しかし、上記のような映画ばりの技で盗まれると、なかなか現行犯逮捕出来ないのも、仕方ありません。
ですが、このように「オートバイ買取業者」を名乗って、不法侵入を繰り返す輩を放置するのは、どうでしょう?
とりあえず「オートバイ」を沢山積んだトラックを見たら、職務質問してはいかがでしょうか?
もしかしたら、その中には盗難車両が混ざっているかもしれません。
もっとも、警察はそんなに暇じゃないかもですが、それも警察の仕事なんでお願いします。
あとは盗難を未然に防ぐ為にも、何度も繰り返し人の敷地に許可なく侵入する「オートバイ買取業者」に警告するべきです。
筆者としては、こんな連中に「古物商」の許可を出しているとか、ちょっと信じられないですね。
オートバイに乗ってなくても要注意!
そして「うちはオートバイ無いから関係ない」と、他人事のように思わないで下さい。
オートバイ買取業者と称する輩が、勝手に敷地に侵入すると言う事は、貴方の家そのものが下見されている可能性があります。
「どの程度の頻度で人が出入りしているのか?」
「家は留守がちなのか?」
「防犯体制はどうなのか?」
犯罪者が下見するのは、オートバイだけとは限りません。
基本的に犯罪者ですので、お金になりそうな物ならなんでも盗みます。
それでは、みなさんも愛車に「オートバイ買取業者」のチラシが貼られていたら、必ず行動して下さい。
最悪、フリーダイヤルなので電話代は無料ですから、日頃のストレス発散も兼ねて、文句を言うだけでもいいです。
警察に「被害届」を出すと、よりベターです。
お金持ちなら「告訴」して業者を訴えて下さい。
小さな行動で防げる犯罪もあるかもしれません。すぐに結果は出ないかもしれませんが、警察も「被害届」が山になれば動くと思うので、根気よく頑張って行きましょう。
―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: YELLOW) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。