渡邉美樹氏が釈明、都条例の「条文の見直し含めた検討が必要」
東京都知事選挙に立候補したワタミグループ前会長の渡邉美樹氏は2011年2月18日、自身のTwitterで「東京都青少年健全育成条例」について「『条文の見直し含めた検討』が必要と思います」とつぶやいた。渡辺氏は前々日に開催されたイベントで同条例に「賛成」する趣旨の発言をしており、これを撤回した形となる。
居酒屋チェーンなどを展開するワタミグループの前会長である渡辺氏が東京都知事選に立候補したのは今月15日。翌16日に行われたブログユーザー向けのイベント「ブロガーミーティング」では、過激な性表現を含む漫画やアニメの販売を規制する同条例について「東京都の判断は正しかった」と「賛成」の立場を表明していた。
これに対し渡邉氏にはインターネットを中心として漫画・アニメファンから批判が集中。18日、自身のTwitter上で謝罪と釈明をした。
理解不十分でコメントしてごめんなさい。「行政と業界の信頼回復」と「条文の見直し含めた検討」が必要と思います。私を心配してたくさんの方からメールでレクチャー頂きました。本当にありがとうございます。私が主張したのは、「有害なものがあふれている現状をなんとかしたい」ということでした。でも、これが主な論点ではなかったみたいですね。私の勉強が足りませんでした。
前々日の「賛成」の態度から一転、東京都と漫画・アニメ業界との信頼回復と同条例の条文の見直し含めた検討の必要性を認めた。インターネットの声が届いたとも言える今回の騒動。渡邉氏の釈明のつぶやきは以下のようにを締めくくられている。
しかし、ツイッターというのは改めてすごいね。この双方向性とスピードはすごい。やっぱりどんどんつぶやいて意見もらう必要を肌で感じました。「素人の挑戦」にツイッターはとても助かります
【関連サイト】
@watanabe_miki 渡邉美樹の公式Twitter
わたなべ美樹 オフィシャルサイト プロフィールなど
(丹羽一臣)
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