知らなかった!映画「シンデレラ」のあのドレスを手がけた日本人女性を知ってますか?
女性ならば、一度は憧れたであろう物語「シンデレラ」。 ディズニーが制作した実写版が先月公開されましたが、ご覧になりましたか?
特に舞踏会に向かうシンデレラのブルーのドレス。 王子とのダンスシーン、翻るドレスの美しさにうっとりした方はたくさんいるのではないでしょうか。
(c)Walt Disney Studios
この映画ではシンデレラの幸せのシンボルとして蝶のモチーフが効果的に使われています。 ドレスの胸元の繊細な蝶の飾りもとても印象的でしたが、これは全て日本人アーティストの手になるものだということをご存知でしょうか。
この蝶を制作したのは、イギリスをベースに活躍する日本人アーティスト・宮本遥香さん。
なんと、蝶々は全部ひとつひとつ形も違い、布も異なっているのだそう。染めるのも手作業で、蝶の羽の模様も手描き、というとても凝ったもの。想像するだけで気が遠くなるような作業ですね。
そしてドレス自体も撮影のために同じものを8着ほど作られたそうで、当然ながら飾りとしての蝶々も全く同じにしないといけないのでとても大変だったそうです。
(c)Walt Disney Studios
(c)Walt Disney Studios
イギリスに留学中にルームメイトから紹介され、この世界に入った宮本さん。 一つ一つの仕事に真摯に向き合い、丁寧に作品を作ってきたことが認められ、3度にわたってアカデミー衣裳デザイン賞を受賞したことのある実力の持ち主、サンディ・パウエル氏に今回直接電話でこの仕事を依頼されたのだそうです。
(c)Walt Disney Studios
ものづくりが大好きだった一人の女性が、世界的な映画の衣装を手がけることになるなんて、まさに現代のシンデレラストーリーだと言えるかもしれません。
宮本遥香さんプロフィール 1987年広島生まれ。19歳で単身渡英。ロンドン芸術大学へ進学。在学中、ファション、インテリア、アー ト、プロダクトデザイン等さまざまな分野でインターンを経験。卒業後はコスチュームデザイナー兼スタイリスト、Janine Cunliffeの紹介で映画「レ・ミゼラブル」の衣裳の飾り付け、帽子のデコレーションを担当する。翌年には映画「ワンチャンス」、「ジュピター・アセ ンディング」の衣裳・小物製作を手掛けた。また、レディガガのステージ衣装などにも参加している。
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