東京都の施設でヤヴァイものを見よう!間もなく外柵解放 『東京都薬用植物園』

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東京都内で唯一、合法的にケシを栽培しているのが東京都薬用植物園だ。入園無料で今の季節は午前9時30分から午後4時30分まで開園している。

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小平市にあるので都心から距離はあるが、西武拝島線東大和市駅下車改札を出て右にすぐ見える。正門まで徒歩2分。もしくはJR中央線立川駅北口から西武バスで約20分都立薬用植物園前下車、目の前だ。

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東京都の施設で、薬用植物を栽培したり、最近は違法ドラッグの鑑別や検査研究を行っている。

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特に入園に際して手続きは必要ないので、そのまま入ればよい。

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入口に案内図があるが、総面積は3万平方メートルを超える。

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温室内には薬草や有毒植物、日本にはない植物がある。パパイヤの実がなっていた。

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カカオの実もなっている。ちなみに、園内での植物や果実類の採集は禁止だ。落ちていても拾ってはいけない。

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立派な藤の木もあり、藤棚の下にはベンチがあり休んでいる人を見かける。

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フジの隣には枝垂桜が見ごろだ。

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奥へと進んでいくと、観賞用のケシがたくさん咲いていた。ここのケシは植えてもよいものだ。これはヒナゲシ。

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アイスランドポピー。

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アイスランドポピーのレッドセールスという品種らしい。

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北アメリカ原産のハナビシソウという品種。

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かれんで小さく鮮やかな黄色が美しい。

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ケシと言ってもたくさんの種類があるので正直分からないが、大丈夫と言われればそう見えるし、いけないものと言われればそうも見える。

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これはモンツキヒナゲシ。

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目に前に咲いている、さわろうと思えばさわれるケシは大丈夫な品種だ。

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では、これくらいにして、ヤバいものを見に行こう

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刑務所か拘置所のような二重鉄柵にセンサーが張り巡らされた、いかにもヤバそうな一角。

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いきなり、ケシとかモルヒネとかアヘンとか、ヤバそうな文字が躍る。ここがケシ・アサ試験区だ。

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二重柵の外に植えてもよいものかダメなものかの判別法や、ケシについての知識がパネルで掲示されている。

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柵の隙間から望遠レンズで撮影してみた。これはアツミゲシだ。あへん法で栽培が禁止されている。

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ハカマオニゲシ。麻薬及び向精神薬取締法で栽培が禁止されている。ちなみにただの「オニゲシ」は園芸種なのでOKだ。

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ケシは花が散った後の果実に傷を入れるとそこから乳白色の樹脂が取れる。これを固めたものが生アヘン。そこから精製するとモルヒネになる。ガンの痛みを緩和するにはモルヒネが有効なので医療用として使用される。ケシの種子はアンパンの上にかかっているゴマのような粒だが、発芽しないように熱処理されているので問題はない。

この厳重な二重柵だが、5月1日から22日までの間、ケシの花の鑑賞期間であることから外柵だけ解放されるので、内柵越しではあるがじっくりとヤバいケシの花を鑑賞することができる。年に1回だけの東京都で唯一ここでしか見れない開放期間なので、お勉強も兼ねて行ってみてはいかがだろうか。

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敷地内のベンチで休憩するときは「ハトの落とし物」には十分注意されたい。

※写真はすべて記者撮影

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(執筆者: 古川 智規) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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