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「ジョーク」や「ギャグ」もダメ!? 労組作成の「パワハラ啓発」ポスターに震撼

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職場のパワーハラスメントが問題視されて久しいが、どこからがアウトなのかは判断が難しいものだ。無意識にやったことでも、相手が不快になれば「無神経だ」「配慮が足りない」と言われかねない。

そんな迷える人向けに、さまざまな啓発資料が作成されている。日本医療労働組合連合会(医労連)が昨年2月に公表したユニークな啓発ポスターもその1つだ。医労連には全国の病院や介護、福祉の現場で働く人が加入。パワハラ撲滅に力を入れている。
「逆切れ」や「無視」は部下からでもNG

ポスターには「気をつけて あなたのそれって パワハラよ」という五七五の標語が書かれ、その横に「こういう態度・対応は気を付けよう」という呼びかけとともに、次の10の項目あげられている。

1:人の話を最後まで聞かない。話の腰を折る
2:一言に対して10返す。早口・機関銃のように喋る
3:褒めるより、批判、反論が多い
4:感情(特に怒り)を全面に出す。怒鳴る、逆切れ
5:声がでかい
6:あいさつしない、無視する
7:人前で中傷・叱責・馬鹿にする。病人扱い
8:人格否定、全面否定、過去を持ち出す
9:皮肉・ジョーク・ギャグが多い
10:人によって態度を変える

明らかにパワハラと言えるのは、4、6、7、8だ。特に自分の感情をコントロールできず、怒鳴ったり逆切れしたりする4は、それ自体で社会人失格である。相手の存在を無視する6も、人間の集まりである職場で決して許されることではない。

7や8のような人格否定も、仮に仕事の成績が悪かったとしても許されることではない。もっともこれらは、上司がその権力を濫用して行うことは許されないのは当然として、部下が上司に対して行うことも許されない行為である。
飲み会で「ラッスンゴレライ」する上司もダメ?

一方で、判断に迷うものもある。1の「人の話を最後まで聞かない」や、2の「一言に対して10返す」は、部下に原因がある場合もある。目の前の部下につまらない言い逃れをされれば、上司も機関銃で穴だらけにしたいと思うものだろう。

3の「褒めるより、批判、反論が多い」というのも厄介だ。一人前になって褒めるところができなければ、足りないところを指摘され続けても仕方がない。「ボクは褒められて育つタイプなんですから!」と反論したいのだろうか。

5の「声がでかい」は、生まれつき声の大きい人もいる。10の「人によって態度を変える」は、同じ職位なのに好みや相性でえこひいきすることは許されないとしても、上司と部下では態度が変わることもあるだろう。

最も判断に迷うのが、9の「皮肉・ジョーク・ギャグが多い」という項目だ。就業中に冗談ばかり言っている上司も面白そうではあるが、一体なぜダメなのだろうか。

考えられる一つの可能性としては、質の悪いジョークばかり言っているというケースだ。「仕事は遅いのにメシ食うのは早いんだな」と上司が皮肉を言うと、周囲の人は笑うかも知れないが、言われた方としてはいい気持ちはしない。人を馬鹿にするジョークで笑いを取ることが習慣化している職場はいいものではないだろう。

もう一つの可能性としては、上司のジョークがあまりにつまらない場合だ。飲み会の席で、上司が突然いま流行りの「ラッスンゴレライ」のモノマネを始めた。これっぽっちも面白くないが、部下としては笑わなければいけない。これはもうパワハラである。いずれにせよ、職場ではジョークの取り扱いは慎重にした方が良さそうだ。

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