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ネットでインフルワクチンは効果がないと言うデマが広まった件 その2(黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition)

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今回は黒翼猫さんのブログ『黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/804695をごらんください。

ネットでインフルワクチンは効果がないと言うデマが広まった件 その2(黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition)

インフルエンザとワクチンの関係に関する追加資料

コメントなどの質問に対する回答などをまとめました。

最初に簡単な結論の要旨から

Q1.子供が2回インフルエンザワクチンを接種する意味はないか
A1.子供が2回インフルエンザワクチンを接種する有効率はほぼ同じだが、ワクチン自体の有効性は従来考えられていたより高い。1回でもいいかも?

Q2.赤と青のグラフの意味を知りたい
A2.インフルエンザの死亡率とワクチン配布率の相関グラフです。

Q3.今回のデマが発生した理由は?
A3.インフルエンザワクチンが予防ではなく重篤化を防ぐものであるという事が浸透していないのをワクチン反対派が利用したからだと思います。

Q4.某内科医の方がワクチンは逆効果だと発信してる件についての真相。
A4.2009年のパンデミックはそうだったが、変異種に対して効果的だったパンデミックもあり、逆効果とは一概に言えない。(2010年以降のワクチンには2009年のウィルスのワクチンも含まれているので問題なし)

Q5.元ジャーナリストの方がインフルエンザワクチンを接種すると、他の病気のリスクも上がり、副作用しかないと主張してる件。
A5.この論文の調査行ったのが残念ながら2009年でインフルエンザワクチンが唯一マイナスに働いた疑いのある年なので断定が難しい上、冬の調査では逆の結果になってるため難しい論文です。ただ、インフルエンザに限らず、ワクチンは軽い風邪の症状を引き起こしますから養生するのは必要ですよね
指摘後も、詳細を書かずに同じツイート*1を繰り返してるのでわざと確信的にデマの拡散をやってると断言します。

*1:「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月26日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/559968005367402497

Q6.『コクランの見解でも二歳以下の児童についてワクチンの効果は確認されない』『インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認された』という主張
コクランの見解は『2歳以下の予防効果が無い』『コクラン内の医療従事者ワクチンの有効性(予防と重篤化両面についてだと思う)は早期発見や高い予防意識があるため判断できない』という結論で当たり前のことしか書いていません。

Q7.インフルエンザ接種後お風呂に気をつけるように言われる理由
予防接種を受けた日は身体が疲れています。長風呂や熱いお風呂は体力を消耗するため抵抗力がさらに落ちます。少しぬるめのお風呂で済ませましょう

まとめ:インフルエンザワクチンを否定している人には3種類
・特例を悪用する人/本来ワクチンが予防目的でないことを逆手に取る人/古文書をソースにする人

1. 子供が2回インフルエンザワクチンを接種する有効性についての疑問

これについては厚生労働省の文書で興味深い報告書がありました。
ワクチン接種2週間以内に発病した場合は未接種扱いにする。
発熱期間などに重み付けをするなど、かなり厳密な調査です。
幼児のワクチン有効率が今までの知見では過小評価されていた可能性や、1回の接種と2回の接種の有効せりが殆ど変わらない。小さい程有効などの結果が出ています。

「小児における インフルエンザワクチンの有効性について(PDFデータ)」 2014年10月15日 『厚生労働省 戸山研究庁舎』
http://www.nih.go.jp/niid/images/idsc/kikikanri/H26/20141015-05.pdf

2013/14シーズンの大阪府において、6歳未満児を対象に、インフルエンザワクチンの有効性を評価
・ ワクチン有効率:51%(統計学的に有意)
今までの知見(コホート研究):ワクチン有効率 約25%
※毎週のハガキで発病調査、対象者を「等しいintensity」で追跡
⇒有効率は過小評価される
有効率は、
・ 1回接種≒2回接種
・ 0-1歳>2-3歳>4-5歳
・ A型・B型にかかわらず有効

2. このグラフの意味について教えてください


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2015/02/22.jpg

もう少し見やすいグラフを探してきました。
青い線が、5年間で平均化した、Crude Mortality Rate(粗死亡率)
赤い線が、5年間で平均化した、Adjusted Mortality Rate(年齢調整死亡率)
※年齢調整死亡率とは年齢構成の差異を取り除いて標準化したものであり、国家比較や地域間比較に用いられている。粗死亡率と異なり、必ず男女別に値が計算される。この算出には、死因統計や年齢別死亡率を調査したうえで計算式にて年齢調整する必要があります。
背景のグレーがワクチンの配布数。
縦棒は、それぞれの、粗死亡率と年齢調整死亡率。縦棒の形で A型インフルエンザ(N3N2)のシーズンだったかどうかをあらわします。

1987年をピークに1989年からワクチン配布数が減少するとと共に、死亡率がじわじわ増加、完全にやめた年から大流行。
1999年12月に厚生省(現:厚生労働省)は「インフルエンザに関する特定感染症予防指針を作成し、2001年11月の予防接種法改正でインフルエンザ予防接種法が改正され、高齢者等のインフルエンザが定期予防接種の対象に追加されました。1999年から予防接種が復活し始め、死亡率は減少に転じています。

3. 今回の様なデマが発生した理由は?インフルエンザの流行は防げないの?

社員全体にインフルエンザの予防接種を義務付けた会社で、経営者が『なんで、ワクチンを義務付けたのに、感染が減らないんだ!』って怒ってたなんてや『接種してない人が感染せず、予防接種をしたのに感染した人がいるので不要だ!』なんて話も実際、耳にしました。

インフルエンザワクチンは、予防ではなく重篤化を防ぐのに最も優れた方法であるので、インフルエンザの感染は、その人の行動や日常生活での予防に大きく左右され、ワクチンは体内に入ってからの症状軽減(症状に気づかないうちになおしてしまう)や、重篤化を防ぐためのものです。
まぁ、こういう事実が浸透しておらず「インフルエンザ予防接種」等の単語を使うのも誤解の原因だと思います。それをワクチン反対派が利用したから起こったデマだと思います。
ですが反対派が言っていた『他のワクチンと違って、インフルエンザワクチンは感染を防ぐのが目的のものではない』というのは周知するのは大切だと思います。
実際、ワクチンを接種をしたから、うがいや手洗いを疎かにしたのでは本末転倒になります。

企業の場合は

・ 朝、熱が一定以上ある社員は絶対出社させない。
・ 出社禁止になった社員に濃厚接触した社員も数日出社禁止にする。
・ 予防接種を本人だけでなく、家族にも徹底する。
・ 加湿器の導入。
・ 入社時の手洗い励行。

個人の場合は
・ 感染経路である鼻や喉が乾燥しないように、常に潤しておく。マスクを着用するのも乾燥を防ぐのに効果的。
・ うがいや手洗いを必ずする。
・ 加湿器の導入。
・ 風邪かな?と思ったらマスクを着用。

4. 某内科医の方がワクチンが逆効果であると発信してる件についての真相

「Flu vaccine paradox adds to public health debate」 2015年01月18日 『CBC News』
http://www.cbc.ca/news/health/flu-vaccine-paradox-adds-to-public-health-debate-1.2912790
flu vaccine almost doubled the risk of infection with pandemic flu

「やまもとReduce exposure! @Yamamoto0509」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/Yamamoto0509/status/557215054978768896

通常のインフルエンザワクチンは2009年のH1N1インフルエンザ(Pandemic flu)の感染リスクを倍増させた。
ちなみに、ここ300年のPandemic influenzaは3回記録されている

「Influenza pandemic」 『wikipedia』
http://en.wikipedia.org/wiki/Influenza_pandemic

「やまもとReduce exposure! @Yamamoto0509」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/Yamamoto0509/status/557216155241152512

for people who are at high risk, immediate risk of hospitalization or death … For these people, vaccine is the best way

「やまもとReduce exposure! @Yamamoto0509」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/Yamamoto0509/status/557216598851739649

このようにインフルエンザワクチンは万能で無いどころか、変異株に対してはマイナスの効果がある事が分かったが、報告者は今までの通りリスクの多い患者に対してはワクチン投与が最善であると結論している。

「やまもとReduce exposure! @Yamamoto0509」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/Yamamoto0509/status/557217219914895360

自分は医者になってインフルエンザワクチンを2回しか射っていない。
その代わり、冬期にはマスク・うがい・手洗いは念入りに行っている。何人ものインフルエンザ患者を診てきたが、医者になってインフルエンザに罹ったのは1回だけ。

「やまもとReduce exposure! @Yamamoto0509」 2015年1月20日 『twitter』
https://twitter.com/Yamamoto0509/status/557791053374566401

このツイートについての質問が来たので解説します。
この問題については、2009年から 2012年にかけて、Whoの公式文書でも取り上げられています。

「NEWS UPDATE -5 – 12 September 2012(PDFデータ)」 『WHO』
http://www.who.int/influenza_vaccines_plan/news/news_update_38w_2012.pdf

「Flu shot issue may not be ‘Canadian problem’ after all: study」 2012年9月9日 『 The Globe and Mail』
http://www.theglobeandmail.com/life/health-and-fitness/health/flu-shot-issue-may-not-be-canadian-problem-after-all-study/article4530649/

Mon, 10 Sep 2012 00:00:00 GMT
A strange vaccine-related phenomenon spotted at the start of the 2009 flu pandemic may well have been real, a new study suggests. Canadian researchers noticed in the early weeks of the
pandemic that people who got a flu shot for the 2008-2009 winter seemed to be more likely to get
infected with the pandemic virus than people who hadn’t received a flu shot. Five studies done in
several provinces showed the same puzzling and unsettling results. But initially research outside
of Canada did not, and the effect was dismissed as “the Canadian problem.”
Also at ‘「Study finds flu shot really did make people sicker」 2012年9月9日 『Metro』
http://metronews.ca/health/363279/canadian-problem-maybe-not-study-finds/

2009年の H1N1ウィルスが流行った時、既存のワクチンが感染要因として、
逆に働いた報告がいくつかあるというものです。

2009年までは H1N1/ソ連型、H2N2/アジア型、H3N2/A香港型のいずれかとB型の組み合わせでWHOがワクチンを選定していましたが、以後、H1N1/ソ連型が殆ど H1N1/pdm09型に取って代わられてしまったため、このウィルスをベースとしたワクチンをWHOでは選定しています。

この報告書、検証が感染数に基づいているので、なんともいえませんが、新種のウィルスに対して、免疫が逆効果になる可能性は否定できないと思います。

このニュースの中では『The paradoxical finding of increased risk of H1N1 infection only occurred during the pandemic. ワクチンが逆に働いた唯一の逆説がこのパンデミックウィルスだと書いてあり、例外中の例外の可能性もあります』

「インフルエンザ・パンデミックに関するQ&A」 『国立感染症研究所 感染症情報センター』
http://idsc.nih.go.jp/disease/influenza/pandemic/QA02.html

香港インフルエンザ(1968-1969)
1968年に始まった香港インフルエンザは、アジアインフルエンザよりさらに軽症であったと考えられています。この原因については、直前のパンデミックがH2N2亜型であり、香港フルのH3N2とN2を共有していたため、これに対する免疫が防御的に働いたとの説が多くあります。
また、H2N2に対するワクチンにより、H3N2感染を54%減少させたという報告もあります。
また、1889年に発生したH3N8亜型によるパンデミックにより、これに対する免疫をもっていた高齢者は守られたという報告もあります。

このお医者様は、未知の変異種についてはマイナスに働くと断言していますが。プラスに働いたと思われるケースもありますので一概にはなんとも言えません。
いつくるか分からない未知のウィルスがマイナスに働くかもしれないからワクチンをしないって話になると、ちょっとおかしいですね ・ω・;
とりあえず、このお医者様のように『冬期にはマスク・うがい・手洗いは念入りに行っていれば』まず感染しないってのは正しいですから見習う点です ・ω・!

5. インフルエンザワクチンを接種すると、呼吸器系疾患を被る確率が上昇するという論文がある件。

元ジャーナリストの方がこうつぶやいています。

例えば、このインフルエンザ・ワクチン接種と未接種グループを比較した論文では、ワクチン接種グループでは、未接種グループに比べて呼吸器系疾患を被る確立が5.5倍も高いことが示されています。

「Increased risk of non-influenza respiratory virus infections associated with receipt of inactivated influenza vaccine」 2012年3月15日 『Clinical Infectious Diseases』
http://cid.oxfordjournals.org/content/early/2012/03/13/cid.cis307

「「wake up, stand up @dmburg」 2015年1月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557137447943802880

インフルエンザワクチンに限らず、軽い風邪に近い病状を引き起こす状態になるのは常識で、入浴なども長時間はできるだけ避けて下さいと言われるのはその為(※ Part 7に詳細を記述)なんで、ワクチンを接種したから、風邪をひきやすくなった!ってのは短期間に絞れば、当たり前でもあるんですがね…。

まぁ、気になったので、論文の全文を探してきました。

「Increased Risk of Noninfluenza Respiratory Virus Infections Associated With Receipt of Inactivated Influenza Vaccine」 2012年は3月15日 『PMC』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3404712/

この論文の調査を行ったのが2009年の夏と冬なんですが、この年はあいにく前述の、2009年パンデミックウィルスが流行した特殊な年なので、この論文を引き合いに出すのはちょっと厳しいかもしれません。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2015/02/31.jpg

この表は、ウィルスの検出です。実は、このウィルスの検出が、ワクチン接種のグループで多かったのでリスクが高いといっています。3.46~4.40倍のリスクがあると言っています。


(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2015/02/41.jpg

これは、6-15歳の115人の参加者の間で急性上気道感染症の発生率です。

パンデミックウィルスが流行したのは夏から秋にかけてなので、Summer 2009の調査はパンデミックウィルスの影響を受けていると考えるのが妥当でしょう。

ここで注目すべきなのは、2009年冬のリスクは、呼吸器系疾患のリスクは0.81~0.92 となっていて、偽薬のグループより、感染リスクが低かったことです。
(FARI = 発熱性急性呼吸器疾患 / ARI = 性呼吸器疾患)

2009年夏はパンデミックウィルスが流行しワクチンを打ったグループのリスクが逆転して、1.30~1.49倍になっています。

特に、最初の表が、2009年夏と冬の総合になっていて分類されていないのでこれ以上、詳細な追跡も不可能です。
アンチインフルエンザの急先鋒の林敬次先生ですらこういっています。

『ひこばえ通信』
http://www.yotuba.gr.jp/tsushin/2008/0811/index.htm#1

インフルエンザワクチンの効果を調べる研究のほとんどが、のどにインフルエンザウイルスが少なくなったとか、血の中のインフルエンザウイルス抗体が上昇しにくくなったとかを調べて、「効いた」としているのです。肝心の症状を減らせるという科学的なデータはないのです。私は現在このごまかしを批判する論文を書いているところです。

ですが、この報告書は症例では、逆転現象もあったのに、のどのインフルエンザがパンデミックウィルスの年に予防接種した方が増えたことだけを指してワクチンは抵抗力を下げると結論付けています

林先生には、ぜひ、この論文の批判もしていただきたいところですね|・ω・)!

つまり、根拠にはまったくならないわけです。あまり、この論文が他で引用されていないのも、実験した年がちょっと特殊すぎたからでしょうね。
こんな特例の論文のしかも、都合のいいところだけ抜き出して、ワクチンは危険なのでやめましょうとか、タチが悪いと思います。 ・ω・

インフルエンザ・ワクチンを接種した人は、インフルエンザに感染する率が2倍になることが、カナダ、香港、米国、日本で確認されちゃって、医者たちが、困惑しているらしい。

「Flu vaccine paradox adds to public health debate」 2015年1月18日 『CBC News』
http://www.cbc.ca/news/health/flu-vaccine-paradox-adds-to-public-health-debate-1.2912790

「wake up, stand up @dmburg」 2015年1月18日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/556776438464913410

このツイートが元でなんか炎上してるみたいなのでちょっとまとめてみましょう。
まず、「これは当時困惑したという記事、現在では2009年当時の構成の3種インフルエンザワクチンがA-H1N1/pdm2009に対して逆効果だった」という論文の一つ。
意図的にミスリードさせてると思われる点が3つ。

・ 特例を挙げて、インフルエンザワクチンを接種するとインフルエンザの感染率が2倍になると断言している点。
・ 現在は、対 A-H1N1/pdm2009 ワクチンの混合型を予想に織り交ぜてるので、同じウィルスなら効果はある。
・ 既に『A-H1N1/pdm2009が特例』だったことは周知の事実であり、困惑している医者はいない。過去の話が現在進行形のように記述している。30年前の前橋レポートが現在も通用するように記述するのと変わりません。

以下タイムラインを赤字で添削してみましょう。

おバカさんを1人発見。。。季節性であろうがなかろうが、ワクチン接種して「インフルエンザ」に罹患する率が二倍になることに、かわりはなかろう?「専門家」に騙されないようにするのって本当に難しいね。
↓これかぁ。季節性インフルエンザに免疫システムが占められて新型インフルエンザの感染率が倍加するって問題のことね。記事を読み込むって本当に難しいですね。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月18日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557065265658068992/photo/1

既に、A-H1N1/pdm2009の特例が全てのインフルエンザで発生すると断言してしまっている。上、相手をそんなことも知らない馬鹿だと叩く。

そういう嘘を平然というのはおやめ下さい。「インフルエンザワクチンは重症化を防ぐもの」だと言いますが、確かめたのですか?

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557137208021237761

つまり通常の季節性のインフルエンザワクチンが2009年に起きたパンデミックにおいては逆効果だったわけです。そこがこの記事の主な事実であって、それに言及しなければミスリードです。

「井守式 @imorishiki」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/imorishiki/status/557130704933236736

ちゃんと論文にも唯一の例外だったと書いてあり、過去のパンデミックでも、ワクチンのおかげで、流行が抑えられたことがあったという報告が複数存在する。重篤化を防ぐことについては、WHO内の文書だけでなく、過去のインフルエンザ接種率と死亡率の関係からも明らかなのに、なぜか相手を嘘つきだと高圧的に叩いてる

例えば、このインフルエンザ・ワクチン接種と未接種グループを比較した論文では、ワクチン接種グループでは、未接種グループに比べて呼吸器系疾患を被る確立が5.5倍も高いことが示されています。

「Increased risk of non-influenza respiratory virus infections associated with receipt of inactivated influenza vaccine」 2012年03月15日 『Clinical Infectious Diseases』
http://cid.oxfordjournals.org/content/early/2012/03/13/cid.cis307

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557137447943802880

そもそも、5.5倍という記述はどこにもない、ウィルスの検出が最大で4.4倍になったという記述で、感染症の奨励については1.3倍程度、同じレポート内のパンデミック直前の実験では結果が逆転して、ワクチン接種グループの方が健全だった。数値を作為的に水増ししていて悪質だと思う。

カナダでは、2009年のインフルエンザワクチン一斉接種の後、ワクチン接種した人のインフルエンザ罹患率が高いことは周知の事実でした。最初はカナダ特有の問題だろう、といわれていたのが、次第に各地で立証されたというわけです。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557139807814422528

この論文が2009年のワクチン接種に基づいているので、Pdm2009に特化したものであることが理解できていないか、意図的に利用している。

これは、2010年に、カナダの研究者が「インフルエンザワクチンの接種が、H1N1感染を増加させている」ことを、動物実験で、つきとめてしまったことを受けての、カナダのテレビ局の報道。「Studies link H1N1 to seasonal flu shots」 2010年04月07日 http://bc.ctvnews.ca/studies-link-h1n1-to-seasonal-flu-shots-1.499986

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557142327840358400

インフルエンザ・ワクチンが、感染を予防しないことも、重症化を防がないことも、もうずっと前から周知の事実。副作用のリスクしかない。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557142672658268160

ここまで挙げた全てが、 Pdm2009での特例時の実験結果であり、それだけに特化したニュースや論文を複数挙げて、みんな知ってる、そんなことも知らないのかと誘導している。

別の議題??何をおっしゃいますか。貴方が「インフルエンザワクチンは重症化を防ぐものだ」というので、「ワクチンは重症化を防ぐどころか、人を病気にする」というデータを示しました。しっかり論文に目を通して下さい。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年01月19日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/557144002814697473

複数の論文に目を通してその共通事項も分からないのなら黙っていた方がいい気がする。
この人が、さっきの論文の概要だけしか目を通してなくて、本文読んでない可能性もあるけど。

「通常の季節性のインフルエンザワクチンが、2009年のH1N1インフルにおいては逆効果だった」その通り。それは、H1N1ではない新たなインフルエンザについては「逆効果」ではない、という意味ではない。むしろ、同様に逆効果である可能性の方が高い。

2015/1/19 21:01:52(※現在、こちらの記事は公開されていません。)

過去のパンデミックでも、逆効果だったものは今のところなくて、これが特例だった可能性のほうが高い、これを捻じ曲げて嘘に誘導してるのならきわめて悪質である。

6. 『コクランの見解でも二歳以下の児童についてワクチンの効果は確認されない』『インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認された』という主張

「Vaccines for preventing influenza in people with asthma」 2013年02月28日 『Wiley Online Library』
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/14651858.CD000364.pub4/abstract

「Vaccines for preventing influenza in healthy children.」 2006年01月25日 『PubMed』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16437500

おそらくコクランの見解って言ってるのはこの論文。(ほとんどのまとめサイトでこれを挙げているので)
『予防効果が無い』との結論でぶれていない。急性気道感染症にかかったかどうかで有効か無効だったか判断しているだけである。

「くすりのコラム No.232 インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認されました(NEWS No.449 p08)」 2013年04月03日 『医療問題研究会』
http://ebm-jp.com/2013/04/news-449-2013-1-p08/

一方くすりのコラム。

メールマガジンを出典にしててなんだかな、って思ったんですが、ここでも言ってるのは『予防効果がないこと』
予防するなら、一部の人がワクチンを接種するのでは意味がなく、全員に摂取しなくてはいけないというのを紹介しています

「Influenza vaccination for healthcare workers who care for people aged 60 or older living in long-term care institutions.」 2013年07月22日 『PubMed』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23881655

2013年7月の最新情報が出ていますが『手洗い、フェイスマスク、インフルエンザの早期発見、隔離などが整った環境下では医療従事者ワクチンの有効性は認められなかったという論文にまとまっています。

要するに、ワクチンには予防効果はないことと。予防するには、医療従事者の意識が大切だということを述べているに過ぎず。重篤化の予防についての有効性について述べたものではないことが分かります。

「愛媛 インフル集団感染で4人死亡」 『NHKニュース』 (※現在、こちらの記事は公開されていません。)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150123/k10014914271000.html

西条中央病院の高田泰治院長は記者会見で、「ほとんどの患者と職員がインフルエンザの予防接種を受けていたので、大丈夫だろうという安心感があった。ワクチンの力を信じ、ほかの人には感染しないだろうと考えていたが、認識が甘かった」

医療関係者がちゃんと認識できてないくて、予防対策を怠るとこういう馬鹿なことが起こる訳です。

「「fluワクチン無効」違和感あり」 2013年11月28日 『m3.com』
https://www.m3.com/open/sanpiRyouron/article/186172/

コクランデータベースで医療従事者へのインフルエンザワクチンは有効と示す根拠がないとの報告を受けて投票を実施。「必要である」と回答した医師は75%。「不要である」と回答した医師は12%

ちなみに、この薬のコラムの林先生。アンチインフルワクチンでは有名な方ですが
この方の主張は『インフルエンザワクチンは予防に効果が無い』『ワクチンの効果はかかったかどうかではなく臨床症状で判断すべき』ということ。すごく当たり前のことですね・ω・。アンチインフルエンザの権威の先生の主張すら、インフルエンザ反対のために利用するなんて

「医学文献検索サービス」 『メディカルオンライン』
http://www.medicalonline.jp/journal/info?GoodsID=ao2checl%2F2009%2F000036%2F005&name=0065-0076j

このコラムで断言してるのも『予防効果はないという点』

Googleで予防できることを証明できる論文を検索するとほとんど見つかりませんが、いろんな面から軽く済むことを証明した論文は簡単に見つかります・ω・

「じん肺患者に対するインフルエンザワクチン接種の有効性の検討(PDFデータ)」 平成17年3月31日 『日本職業・災害医学会』
http://www.jsomt.jp/journal/pdf/053050261.pdf

「The efficacy of influenza vaccination in elderly individuals. A randomized double-blind placebo-controlled trial.」 1994 12月7日 『Pub Med』
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/7966893

「高齢者に対するインフルエンザワクチンの効果(PDFデータ)」 『三重県の科学技術』
http://www.mpstpc.pref.mie.lg.jp/hokan/report/pdf/00rep_2.pdf

|。・ω・) 。o ( くどい様だが、予防できない事と、重篤化を防ぐことを混ぜるなと)

最後に添削

なに言ってんの。コクランの見解でも二歳以下の児童についてワクチンの効果は確認されない、と明言されてるし、くすりのコラム

「くすりのコラム No.232 インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認されました(NEWS No.449 p08)」 2013年4月3日 『医療問題研究会』
http://ebm-jp.com/2013/04/news-449-2013-1-p08/

でも「インフルエンザワクチンの効果なしが、再確認されました」つてはっきりゆってるよ。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年1月26日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/559967132666966016

2歳以下の児童についての感染予防効果は偽薬と変わらなかったという実証実験。だから、『予防』の話だっていうの。
一方コクランの話は『高い予防意識を持った医療従事者の集団内では、ワクチンの有効性はなかったことが再確認された』というレポートだった。

なんでも「デマだ」と言えば、削除できるとでも思ってるのかね。コクランの見解については「我が子に予防接種をさせる前に その5:インフルエンザ・ワクチンでインフルエンザの罹患を防ぐことはできない」 『togetter』 http://togetter.com/li/427504 を参照のこと。インフルエンザワクチンは、百害あって一利なし。それでも子供に接種させたいバカ親は、勝手にすればよろしい。

「wake up, stand up @dmburg」 2015年1月26日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/559967420731764736

まとめ記事にあるやつも未成年にインフルエンザワクチンの予防効果はないというコクランのレポート。なんで、重篤化を防ぐ話をしてるのに、予防できないって分かりきった証拠ばっかりあげてくるのか意味わからない。

7. インフルエンザ接種後お風呂に気をつけるように言われる理由

「予防接種を受ける上での注意」 『社団法人 安八郡医師会ホームページ』
http://www.anpachi.gifu.med.or.jp/ybchuui.htm

・予防接種を受けた後、1時間以上経っていれば、入浴は可能です。
ただし、接種部位をこすったりしない、熱いお風呂や長風呂はさける、などの注意が必要です。

・予防接種を受けた後、24時間は激しい運動は控えるようにしましょう。
予防接種を受けた後は、身体がだるくなる、疲れやすくなるなどの症状がみられることがあります。スイミングスクール、部活動、暑い屋外で遊ぶことなどは、接種後24時間は避けてください。

予防接種を受けた日は身体が疲れています。長風呂や熱いお風呂は体力を消耗するため抵抗力がさらに落ちます。少しぬるめのお風呂で短時間に済ませましょう。

というわけで最後に。
インフルエンザワクチンを否定している人には3種類いることが分かりましたね。

・ 一つは現在は対策済みの A-H1N1/Pdm2009の特例を挙げて、インフルエンザワクチンは逆効果だといってる人。
・ 一つはインフルエンザの目的が重篤化を防ぎ、抵抗力を上げてインフルエンザに対する治癒力を高めるのが目的であり、予防するものではないことが周知されていないことを利用して、ワクチンでは予防できないことを前面に出して、意味がないと主張する人
・ 一つは数十年前の正確ではない論文や研究者の主張を引用して否定する人。

“何度でも言うけどね、インフルエンザワクチンにインフルエンザを予防する効果も、症状を軽く抑える効果もないし、それどころか、インフルエンザに罹患する率が二倍になるんだよ。抗原原罪という言葉で説明できる話で、医者はみんな知ってるのだそう。”

「wake up, stand up @dmburg」 2015年1月26日 『twitter』
https://twitter.com/dmburg/status/559968005367402497

元ジャーナリストの人は指摘後も、現在対策済みの2009年のA-H1N1/Pdm2009の特例で感染率が2倍になったことだけを根拠に、詳細を書かずに誤解を招く表現を繰り返してるのでインフルエンザワクチンの風評被害をばらまき続けてるので、これ絶対わざとやってるよ(苦笑)

|。・ω・)。o ( ジャーナリストがこんなことばっかりやってたら、マスコミを誰も信じなくなるよ)

「デマバーグdmburg氏の面白ツイート集 #デマ」 – 『togetterまとめ』
http://togetter.com/li/550772

と思ったらこんなのあった(笑)
これは酷い…。というか、関わっちゃダメな人や…。ひょっとするとジャーナリストってのも自称かもしれん。
たとえば、新聞に投書しただけでジャーナリストとか言っちゃう人|・ω・)。o(いるいる)
名前が「デマ」なのでこれ自体ネタアカウントの可能性も…?

関連記事:
「ネットでインフルエンザワクチンは効果がないと言うデマが広まった件 その1」 2015年02月05日 『ガジェット通信』
http://getnews.jp/archives/802946

執筆: この記事は黒翼猫さんのブログ『黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2015年02月05日時点のものです。

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