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ASUS Zenfone 5 LTE(A500KL)国内版のレビュー

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今月 8 日に国内で発売された ASUS 製 Androidスマートフォン「Zenfone 5(A500KL)」のレビューを僣越ながら紹介させていただきます。Zenfone 5 は、ASUS が今年の CES イベントで発表したスマートフォン新シリーズの 5 インチモデルです。内容はけっこうまともなのですが、比較的リーズナブルな価格で販売されており、特に中国・香港・台湾では発売時から強い人気を得ています。それは年内の予想販売台数がシリーズ累計で 800 万台とも言われているほどです。Zenfone 5 の国内価格は 16GB モデルが 28,994 円、32GB モデルが 32,184 円。携帯キャリアのスマートフォンとは違って SIM ロックは掛かっていないので、NTT ドコモやソフトバンク、ワイモバイルの SIM カードを利用できます。今回のレビューは、PC メーカーである ASUS のスマートフォンが初めて国内で発売されたこともあり、初めて ASUS スマートフォンを目にする方も多いと思い、「ASUSスマートフォンってどうなの? Zenfone 5 ってけっこう安いけど大丈夫なの?」という疑問に絞った内容です。初めにお伝えすると、Zenfone 5 の長所は満足の性能と充実の機能を持ちながらも、ハイエンドモデルの半額程度の値段で販売されているコストパフォーマンスの高さに尽きると思います。動作性能の面では Xperia Z3 や Galaxy Note Edge などの他社のフラッグシップには劣るものの、3D ゲーム以外のアプリではストレスなく使用でき、また、様々な便利機能、ハイエンドモデル並みのカメラ機能を備えるところもオススメです。もちろん、LTE 通信に対応しているので、外出中の動画視聴や WEB 閲覧はストレス無くできると思います。価格を考えると短所とは言えないかもしれませんが、Zenfone 5 は、おサイフケータイ、赤外線通信、ワンセグ・フルセグ、防水・防塵などの国内端末では定番とも言える機能には対応していません。グローバルモデルを日本語化したという程度なので、仕方ないことなのかもしれません。Zenfone 5 の開封からパッケージングは普通のスマートフォンと大差ありません。Zenfone 5 の同梱品は、Zenfone 5 本体、Micro USB ケーブル、AC アダプタ、インイヤータイプのヘッドセット、取説・保証書類。Zenfone 5の外観Zenfone 5 の筐体は全体的にプラスチック素材で出来ています。バックカバーは取り外し可能で、操作ボタンはタッチセンサー式を採用しています。筐体サイズは 146.2 x 72.8 x 8.3mm、質量は 142g と、5 インチスマートフォンの中では少し横幅が広いです。横幅が広いと片手で操作しづらいというイメージを持ってしまいますが、Zenfone 5 では超絶ラウンドフォルムのバックカバーを採用しており、けっこう手にフィットします。なので、実際の寸法よりもコンパクトに感じます。この持ち味は私の好きな Xperia S や HTC Butterfly 2 / J Butterfly HTL23 にも似ています。私は 5 インチ前後のスマートフォンでは片手操作性を性能の次に重視しています。今回の Zenfone 5 は私の基準では合格です。と言いたいところなのですが、Zenfone 5 ではタッチセンター式の操作ボタンを採用しています。私はここ 1,2 年、オンスクリーンボタンの端末を長く利用していることもあり、2,3 年前はタッチセンサー式が主流だったものの、まだ慣れていません。実は私、Zenfone 5 を 1 週間ほど使用しているのですが、それでもまだ慣れません。ミスタッチが今でも多発しています。私のようにオンスクリーンボタンの端末をメインで使ってきた方は同じような感想を持つと思います。この点は慣れの要素が高いので、良し悪しは判断しかねます。タッチセンサー式は悪い点ばかりではありません。画面の領域をフルに利用できるからです。バックカバーは取り外せますが、バッテリーは内蔵型なので交換できません。バッテリーのあたりに Micro SIM カードスロットがあります。Micro SD カードは非サポートなのでスロットはありません。右側面にはボリュームボタンと電源ボタンがあります。左側面には何もありません。上には 3.5mm オーディオジャックとノイズキャンセリング用マイクがあります。下部には通話用マイクと Micro USB 端子があります。Zenfone 5のソフトウェアZenfone 5 の OS は Android 4.4.2 (KitKat)で、ASUS のタブレット製品でお馴染みの「Zen UI」を搭載しています。Zen UI を採用したタブレットをお持ちの方ならお分かりだと思いますが、Zen UI ってユーザーインタフェースのカラーリングが統一されているので見やすく、また、意外にも機能が充実していますよね? まるで国内メーカーの端末並みに。Zenfone 5 でもそれらの機能をほぼ健在です。なので、3 万円という価格には割にあわないほど機能は充実していると言えます。追記:Zenfone 5 には日本語入力アプリ「ATOK for ASUS」がプリインストールされています。外観はぶっちゃけ Android 5.0 (Lollipop)の Material Design です。プリインストールされている標準アプリや ASUS アプリの外観はほぼ統一されています。Zenfone 5 の素晴らしい点は通知パネル上のクイック設定ツールです。一般的な切り替えスイッチに加え、メモリ開放ボタン、フラッシュライトのスイッチ、AudioWizard パネル、翻訳アプリ・電卓アプリ・メモアプリのショートカットボタンまであり、このパネルから生活の中でよく利用するツールを即座に実行できます。、設定メニューの内容も Material Design 仕様なのですが、さらに機能名が日本人にとっても分かりやすい内容になっており、まるで国内メーカーの端末を利用している印象を受けます。スマートフォンに詳しくない方やガラケーからの移行者には Nexus よりも慣れやすいのでは?ではここから少し Zenfone 5 ならではの機能を紹介していきます。「簡単モードはホーム画面の表示をガラケースタイルにします。「読書モード」は画面の背景色をセピア色にして電子書籍や WEB ページの見やすさを良くしてくれます。これはクイック設定パネルから切り替え可能です。「ASUS カスタマイズ」。これは ASUS タブレットでお馴染みのセクションです。アプリ起動履歴画面の長押しでスクリーンショットを撮影できるようにしたり、タッチパネルの感度を高める「手袋モード」を有効にすることもできます。「ロックスクリーン」はロック画面専用のカスタマイズメニュー。カメラや電話アプリをダイレクトに起動できるようにするほか、ASUS の Android Wear スマートウォッチ「ZenWatch」との接続状態でロック画面認証の ON / OFF 切り替えることも可能です。「省電力設定」ではスリープ中にネットワーク接続を切って節電を図る「超省電力モード」や節電を行いつつもネットワーク接続は切らない「最適モード」、機能によってネットワーク接続や画面輝度などの自分で設定できる「カスタマイズモード」の 3 種類から選択できます。「AudioWizard」はメディアの種類によって音質を最適化する機能です。Zenfone 5 では標準機能として、アプリの起動を暗証番号で保護する「アプリロック」機能やアプリドロワーから消す「アプリ非表示」機能、さらに、ホーム画面は、未読研修を表示するバッジ表示にも対応しています。Zenfone 5 のカメラ機能Zenfoen 5 のリアカメラは 800 万画素の裏面照射型 CMOS の PixelMaster カメラ。レンズは F2.0 の明るいものを最奥し、LED フラッシュも搭載。前面には 200 万画素カメラを搭載しています。Zenfone 5 のカメラスペックは普通なのですが、カメラ機能はかなり充実しています。私が一番便利だと思ったのはシーンに適した撮影モードを提案してくれる機能です。例えば、暗い場所だと露出や感度を上げる「ナイトモード」を提案したり、逆光や屋外から強い光が差し込む場所では「HDR モード」への切り替えを提案してくれます。生活の様々なシーンで最も綺麗に撮影できるようにしてくれるのです。次の画像の場合、画面右下の「ふくろう」アイコンがナイトモードアイコンでタップすることで ON / OFF できます。ただ 1 点不満があります。それはシャッターボタンとモード切り替えスイッチが隣接していることで、シャッターを切ろうとしてタッチするとモードが切り替わってしまって、せっかくのシャッターチャンスなのに撮影できなかった・・・という誤操作を経験しました。しかし、タッチシャッター機能やボリュームボタンシャッターもサポートしているので、回避することはできます。Zenfone 5 は 3 万円程度の端末なのですが、フル HD 動画の撮影、HDR 撮影、チラツキ防止機能、手ブレ補正機能、連写などの様々なカメラ機能をサポートしています。安いながらもカメラ機能は妥協していないスマートフォンならコレ!と言えるほどです。LTE ダウンロード速度。Zenfone 5 は LTE 通信に対応しています。自宅周辺で速度を測ってみたところ、アンテナ 3 本立つ環境で下り 47Mbps ほど出ていました。Wi-Fi からの切り替わりもけっこうスムーズです。ここらへんは国内向けに調整している感があります。Zenfone 5 のパフォーマンス3 万円程度のスマートフォンでは、やっぱり性能が気になります。プロセッサは Snapdragon 400 MSM8926 1.2GHz クアッドコアで、RAM は 2GB LPDDR3 を搭載しています。スペック的には明らかにミッドレンジクラスです。冒頭でも述べた通り、通常のアプリの利用なら全く問題ありませんが、3D ゲームではカクカクする場面に頻繁に遭遇します。なので、ゲームメインで利用することを考えている場合は、おそらくガッカリすると思います。そういう場合はハイエンドモデルを選択すべきです。Quadrant スコアは 9,000 点弱なので、この程度のレベルであることは納得できると思います。あくまでもミッドレンジクラスですから。Zenfone 5 のバッテリーの持ちZenfone 5 のバッテリー容量は 2,110mAh で、バッテリーパックは交換できません。CPU が低消費電力型の ARM Cortex-A7 コアだからなのでしょうか、バッテリーの持ちは 5 インチスマートフォンでは長めでした。それは新幹線で移動した日に朝から 14 時 43 分ほど利用できたほどです。次の写真をご覧になると、ちょくちょく使っていることを確認できます。Zenfone 5 の売りの一つは長持ちバッテリーであることも入れて良いのではないかと思います。


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