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素敵に年齢を重ねたいなら”人生の先輩”に聞くべし

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 漠然と「将来はかっこよくて素敵なおじいちゃん、おばあちゃんになってみたい」と思っている人は多いのではないでしょうか。しかし、どうやったら理想通り、素敵に年齢を重ねることができるのでしょう? その答えは、素敵な”人生の先輩”に聞くしかありません。

 この秋、刊行された『つるとはな』は、そんな素敵なシニアにスポットをあてた一冊。指揮者の小澤征爾さんや、”稀代のプレイボーイ”こと俳優の火野正平さん、また書家として活躍されている60代後半の女性、東京・南青山でギャラリーを主宰する70代の女性など、ありとあらゆる素敵な人たちのインタビューが掲載されています。どの記事も、先輩方のお人柄がひと目でわかるような、素敵な笑顔の写真も添えられて。

また本誌では、アイルランド北西部の海辺の街・バンドーランの老舗パブを経営する、おばあちゃん姉妹も登場しています。

 パブがオープンしたのは1900年。創業者の祖父が礎を築き、父の代を経て、彼女ら姉妹ふたりが、独身のまま店を守ってきたそうです。お客さんが多いときはふたり一緒にカウンターに立ちますが、いつもは交代で切り盛りしているのだとか。店が混雑しようと、空いていようと、動じない姉妹のふるまいは優雅そのもの。店内は隅々まで片付けられており、天井までの酒棚にホコリもなく、グラスも清潔に磨かれているそうです。おふたりの凛とした姿そのままに、お店の雰囲気が作られているかのよう……とっても素敵です。

「60代後半と書いておいて(笑)」

 そう語るだけで、最後まで本当の年齢を明かさなかった姉妹。そんな姉妹に”いずれひとりになって、どちらかが残されることになるが、その日のことを不安に思わないか”と尋ねます。このストレートな問いに、2歳年上の姉はこう答えています。

「そんなこと考えたこともないわ。どちらかが病気ならともかく、起きてもいない未来をおそれるのは無意味よ。おそれて準備をしても、その通りになるわけではないし、私たちにできるのは日々起きる現実をただ受け入れて、その中でベストを尽くすことだけ」

 人が成長したら、老いて死んでいくのが自然。人生は長くも短くもできないんだから、そのときが来たら逝くだけ――姉は笑顔を見せ、そう言ったそうです。素敵に年齢を重ねてきたからこその言葉の重みを感じずにはいられません。

 同誌では、素敵なおじいちゃん、おばあちゃんが、何を考え、どう生きてきたかを彼らの金言から探っていきます。素敵に年齢を重ねていきたい人は、是非とも読んでおきたい雑誌と言えそうです。

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