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結局、「仕事ができる人」は何が違うのか?

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 「仕事ができる人の条件」として、真っ先に浮かぶのが“生産性の高さ”だろう。他の人と同じ時間、同じ情報量にもかかわらず、何倍もの高い価値を生み出すことができる。
 そうした“圧倒的に生産性の高い人”に共通する法則を解き明かしたのが、12万部を突破するベストセラーとなった『イシューからはじめよ――知的生産の「シンプルな本質」』(英治出版/刊)だ。

 著者の安宅和人氏は、戦略コンサルタント(マッキンゼー)、脳神経科学者(イェール大学)を経て、現在はヤフー株式会社でチーフ・ストラテジー・オフィサー(最高戦略責任者)。トリプルキャリアを通して安宅氏が見てきた「圧倒的に生産性の高い人=仕事ができる人」の共通点、それは“イシューを見極める力”だ。

 イシューとは何か。一言で言うと、その局面でハッキリさせなければいけない、本当に解決すべき問題だ。たとえば、ある商品のマーケティングをやっていたとして、その商品が全然売れていないとしよう。その原因が、「商品が陳列されていない」のか「陳列されているが売れていない」のか、というのは根本的に違う。にもかかわらず、それを議論しないで、「商品がよくないからだ」とか「営業力が足りないからだ」と決めつけて仕事を進めてしまうことがよくある。こうした場面で、本当に見極めなければいけないこと=“イシュー”なのだ。

 本書では、以下の「5つのステップ」に沿って、“圧倒的に生産性の高い人”のアプローチを解説している。

1. イシュードリブン(いま本当に答えを出すべき問題=「イシュー」を見極める)
2. 仮説ドリブン(1)(イシューを解けるところまで小さく砕き、それに基づいてストーリーの流れを整理する)
3. 仮説ドリブン(2)(ストーリーを検証するために必要なアウトプットのイメージを描き、分析を設計する)
4. アウトプットドリブン(ストーリーの骨格を踏まえつつ、段取りよく検証する)
5. メッセージドリブン(論拠と構造を磨きつつ、報告書や論文をまとめる)

 図表などで示されている具体的なアドバイスを参考にしながら、これらのステップをとにかく繰り返し実践することが大切だと著者は言う。失敗を重ねていくうちに、やがて「イシューからはじめること」による本質的な変化が明らかになり、“本当に価値のある仕事”ができるようになるのだ。

 いま自分が真っ先にやるべきこと(やらなくていい)を明確にしてから、仕事にとりかかる。これを心がけてみるだけでも、日々の仕事における生産性はぐっと変わるだろう。「やることが多すぎて、いつまでたっても終わらない」「何から手を付つければいいか分からず、途方に暮れる」「がむしゃらになって働いているが、成果が出ない」……こうした悩みを解決してくれる一冊だ。
(新刊JP編集部)


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