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BUCK-TICKがNHKホールにて全国ツアーが終幕

BUCK-TICKが全28公演に及ぶ全国ツアー「TOUR2014 或いはアナーキー」のファイナルを9月26日にNHKホールで行った。

9月26日@NHKホール (okmusic UP's)

全国ツアー「TOUR2014 或いはアナーキー」は6月にリリースしたNニューアルバム『或いはアナーキー』を携え、6月18日のオリンパスホール八王子からこの日のファイナルまで全28公演に及ぶツアー。昨年一年間を制作期間に重きをあてていたこともあり、大規模な全国ツアーは2012年秋に開催した「TOUR 夢見る宇宙」以来とあって、多くの会場でチケットSOLD OUTを記録、この日のツアーファイナルももちろん全席SOLD OUTだった。

ライブのスタートを飾ったのはアルバムの一曲目と同じ「DADA DISCO -GJTHBKHTD-」である。今井寿と櫻井敦司の掛け合いのボーカルでインパクトのあるこの曲は“シュルレアリスム”を意識させ、今アルバムの代表的な一曲と言って過言ではない。そこからアップテンポの「SURVIVAL DANCE」「Devil’N Angel」とノリのいい曲を立て続けに披露し、観衆を一気に芸術世界に引き込んでいく。また、ステージ後方スクリーンの映像と相まって櫻井敦司の魅せるパフォーマンスは、芸術世界と現実世界、どちらにいるのかわからなくなるほどの妖艶な世界を作りあげた。

アンコールではシングル作品に参加した女性ユニット、黒色すみれが登場する。ここまでの本編で作り上げてきた独特の雰囲気と世界観に対して、彼女たちの存在感はBUCK-TICKの世界観に融合し、「VICTIMS OF LOVE」を披露して観衆をさらなる奥深い世界へと誘って行く。「最後の晩だけど、いつかまた会いましょう」と最後を惜しむような櫻井のMCから「DIABOLO」へ続く。 一緒に3曲披露した黒色すみれも今年でデビュー10周年を迎え、記念アルバム『Cosmopolitan』を11月26日にリリースする。この作品には今井寿も参加しているのでチェックが欠かせない。ダブルアンコールではファンには定番の荘厳な曲「夢魔 – The Nightmare」で最後を締めくくった。“シュルレアリスム”というテーマのもと、メンバーのパフォーマンスに加え、その一つ一つの曲順、ステージセット、映像など全ての要素を連動させ、テーマを具現化していくBUCK-TICKという表現者の「凄さ」と「素晴らしさ」を改めて実感させられた。異空間へと導かれた観衆はもう現実世界へ“戻れない”と言うよりは“戻りたくない”と言った様子で、アンコールを披露し終えてステージを後にした彼らを呼ぶ声が、いつまでも鳴りやまなかった。

また、このツアーで創り上げられ世界観をそのままパッケージ化にした豪華なLIVE CDがタワーレコード限定発売という形で10月22日にリリースされる事が決定している。7月31日に行われた渋谷公会堂での公演の模様を収録したもので、会場でしか堪能する事の出来なかった音がいつでも聴けるまたとない機会と言えよう。さらに、もっと生のライブを体感したいという多くの方には朗報である。この続きが10月末からライブハウスを中心としたスタンディングツアーとしてスタートする。「TOUR 2014 metaform nights ~或いはアナーキー~」と銘打たれ、ファンクラブ限定公演と一般公演に別れた全17公演。どちらも熾烈なチケット争奪戦が予想されるので、早めにGETしておくことをお薦めする。

さらに、BUCK-TICKとして初となる作品が二つ発売される。一つはBUCK-TICKがプロデュースした香水が数量限定で販売されることが発表された。「甘美な死骸 - qüan vie nnâ sigue eÿe –」と名付けられたこの香水は、メンバー監修のもと本場フランスから香料を調達し何度も調合を繰り返した一品で、BUCK-TICKのメロディの変化と同じように時間の経過と共に香りがミステリアスな表情に変化するとのことである。そしてもう一つはBUCK-TICKサウンドを支えるベーシストの樋口豊が初となる自伝的単行本『ユータ −A DAYS OF INNOCENCE−』をタワーレコード限定で発売。子供時代や学生時代、そしてBUCK-TICK結成当初の秘蔵写真などが盛り込まれ、樋口豊という男とBUCK-TICKという稀有なバンドのはじまりを、知ることの出来る貴重な1冊だ。

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