【Interview】業界初!インターネットなしでつながるスマートフォン決済サービスを直撃
スマートフォンやタブレット端末にクレジットカードリーダーを差し込み、アプリとセットで利用することで、クレジットカード決済が簡単に受け付けられるサービス、「Square(スクエア)レジ」。
店舗オーナーや実業家たちに愛用される決済サービスが、この度さらにパワーアップ。インターネット環境下になくても「Squareレジ」が使用できる、オフラインモードの提供を開始した。
建物の地下はもちろん、山間部や海、なんと宇宙でも決裁可能というこのサービス。提供元のSquare(スクエア)は、「ネットが不安定な環境でも、ストレスなく利用してもらいたい」と願い、ローンチに漕ぎつけたという。その詳細について、広報、時松 志乃(ときまつ しの)氏にお話を伺った。
業界初の画期的なサービス
Q1、インターネットなしでできるスマートフォン決済は日本初とのことですが、世界的に見てどのような位置づけなのでしょうか?
世界的に見ても画期的な機能と自負しています。また、スマートフォンやタブレット端末を使ったカード決済サービスとしては、業界初となります。
ただし、一言添えると、従来のクレジットカード決済システムでは、例えば、飛行機の機内販売の決済はオフラインだったり、そもそもクレジットカードというものが登場した初期は、決済端末はすべてオフラインではあったんです。
見たことがないかもしれませんが、手でガチャンとクレジットカード番号を印字して、電話でクレジットカード会社に確認するという、非常にアナログなシステムです。それを考えると、かなりの進歩ではないかと思われます。
Q2、実際に使用されたユーザーさんからは、どのような反応を得ておられますか?
ローンチ後のお客さまのご意見は、まだまとめておりませんが、事前にβ版をお試しいただいたお客さまからは、次のようなコメントをいただいております。
「オフラインモードを試してみましたが、全くオンラインと同様のオペレーションで決済ができました。固定店舗であっても、ネットにつながらない状況は十分に考えられますし、実際に先日、ネットワークが一時的にダウンする事態が発生したので、いざという時の備えとして頼もしいサービスだと思います。今後はオフラインモードを、常にオンにして使用します」
こちらは「ZEBRA」というカフェのオーナー、嶋田 耕介さまのコメントです。お言葉から、今回のサービスを喜んでいただいている様子が覗えます。
中小企業や個人事業を支援するツール提供に励む
Q3、今後の展望と、ユーザーへのメッセージをお願いします。
業種や売上規模に関わらず、あらゆる中小企業、個人事業の成長のお役に立てるツールを提供したいと考えています。「Squareレジ」は決済だけでなく、在庫管理や売上分析機能も備えておりますので、ご利用いただきたく存じます。
また、会計ソフトと連携し、事業主の日々の会計作業の効率化を図る、といったことも行っておりますので、ホームページ等を是非ご参照ください。
現在、YouTubeで「オフラインモード」をアピールする、ユニークなプロモーションビデオも公開中。決済手段の選択肢を増やす本サービス。事業主のビジネスチャンスを広げる機能として、今後注目を集めそうだ。
ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。