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「性格適性検査で落とされた」なんて落ち込む必要はない理由

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採用試験において、すっかり定番となっているのが「性格適性検査」です。就活生の大半の人が受けたことがあるのではないでしょうか。

この性格適性検査を採用側が重要視するか否かは、正直なところ企業によってバラつきがあります。ただ、私の知人を含めた範囲では「参考程度」という人が大半なのです。(河合浩司)

基本的に「参考程度」扱いの会社が多い
人格を否定したわけじゃない

選考資料として重要視されるのは、やはり何といっても面接です。その場合、性格適性検査の結果というのは、面接で採用担当者が感じた印象と照らし合わせて、大きく外れていないかどうかを確認するためのものです。

私の場合、検査結果を見ると、8割以上は「やはりそうか」と納得できる状況です。

他の使い方としては「落とす時の納得材料という保険として…」という採用担当者もいました。実は私も、会社の重役からの紹介で面接をした時に同様の経験をしました。中途採用での選考だったのですが、面接した結果、残念ながらどう考えても当社には合わない方なのです。

しかし、重役に対して「なんであんな人を紹介したの?」と言うわけにもいきません。そこで、落とすための納得材料として、性格適性検査の結果を添えたことがあります。

「自社に合わないという判断は、面接を担当した自分だけでなく、検査結果も支持していますよ」

という根拠づけに活用したまでです。このように採用担当者にとって、性格適性検査は基本的に「参考程度」「採用を見送る時の納得材料」。その程度の扱いなのです。

しかし、昨今の就活生のみなさんがかわいそうなのは、「性格適性検査だけで落とされる」という事態が起こっていることです。これは到底納得できないことでしょう。

裏では「別の要因」で落ちている場合もある

採用担当者の一人として、私は「性格適性検査だけで合否を決めてはならない」と考えています。落とされた学生さんが「自分の性格に問題があるから落ちた…」と落ち込んでしまいかねないからです。

しかし、そのように思い込んで落ち込む必要はありません。実際には、検査結果ではない要因が合否を決めていることが多々あるからです。それも企業側の勝手な事情がほとんどです。

例えば、学校名です。企業によっては、未だに学校にこだわるところがあります。時代錯誤も甚だしい話ではありますが…。こういった企業を受けてしまった場合、性格適性検査の結果にかかわらず落とされることは起こりえます。

また、SPIなどの場合、数学や国語などの能力試験の結果による合否なのかもしれません。能力試験による足切りは、あまりに大勢が受けにくる企業では致し方ないのでしょう。どちらにせよ、ずいぶんと手抜きであることに変わりありませんが……。

もし、就活生がこのような状況になったら「手抜きの選考をする企業に縁ができなくて良かった」くらいに考えておきましょう。採用活動の中で、就活生への配慮をしない企業には入社しない方がいいのではないでしょうか。

他にも、ただ単に「採用枠が埋まっただけ」ということもありえます。このように、選考段階のタイミングとしては性格適性検査で落ちたけれど、裏では「検査結果が要因ではない」といった状況は多々起こりえます。決して「自分が悪いんだ…」と考え込まないでください。

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【プロフィール】河合 浩司(かわい・こうじ)
上場企業のメーカーで人事課長を務める、採用業務15年超のベテラン。学生たちの不安を煽って金を儲ける最近の就活ビジネスを批判し、ペンネームでのツイッター(@k_kouzi7)やウェブコラムを通じて「自然体の就活」を回復するよう呼びかけている。

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