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若者のお酒離れ 居酒屋とファミレスで明暗

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居酒屋苦境の中で客足を伸ばすファミリーレストラン

日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査によると、2013年の外食産業売上は全業態で100.7%と前年を上回る結果に。業態別に見ると「ファミリーレストラン(103.3%)」「ディナーレストラン(102.1%)」などは、2年連続して前年を上回りました。そんな中、居酒屋業態は96.5%と5年連続して前年を下回り、苦しい状況が目立ちます。

居酒屋業態が低迷している理由は、若年層のアルコール離れを中心に、さまざまな要因が考えられます。その中の一つとして、ファミリーレストランや低価格の中華料理チェーンでアルコールを飲む「ファミレス呑み」の人気が高まっていることが挙げられます。

飲酒に関する価値観の変化がファミレス好調の一つの要因

例えば、イタリアンレストランの「サイゼリヤ」では、イタリア産のグラスワインを税込100円で提供しています。また、500mlのデカンタでも税込399円、おつまみも税込199円~399円の格安メニューが充実しています。では、商品クオリティーが悪いかと言えば、決してそうではありません。近年、ファミリーレストランの味への評価は高まっており、結果として高いコストパフォーマンスを実現しています。居酒屋では2,500~3,500円だった客単価が、ファミリーレストランでは1,500~2,000円で呑めるという価値に魅力を感じる顧客が増えてきています。

また、格安居酒屋の台頭で、安く呑めることを知ったユーザーが、さらに気軽に呑める場所を求めている兆候と言えるかもしれません。同時に一部のファミリーレストランでは、アルコールの種類やおつまみメニューを増やす、ボトルキープのサービスを行うなど、呑み客に対するサービスを増強しつつあります。

これまで、お酒を呑むと言えば居酒屋が当たり前でした。しかし、現在では、ユーザーのニーズや価値観が多様化し、さまざまな飲酒シーンが生まれています。例えば、家呑みであったり、女性一人や女性同士で気軽に呑みたいというニーズも高まっています。ファミリーレストランは安心感もあり、女性同士で気軽に呑むニーズに適していると言えます。

若年層は大手居酒屋チェーンに慣れ親しんでおり、40代以上の層が持つような、「個人居酒屋へのこだわり」はありません。ファミリーレストランで呑むことに抵抗感が無いため、今後ますます「ファミレス呑み」が増えていくことが予想されます。

カテゴリー : 政治・経済・社会 タグ :
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