タイッサ・ファーミガが妖艶すぎる! 2014年秋公開『記憶探偵と鍵のかかった少女』の小道具が秀逸 [オタ女]

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ガイ・リッチー監督『リボルバー』(2005年)の殺し屋ソーター役や『キック・アス』(2010年)の悪役ダミーコ役などで知られる名優マーク・ストロングが主演するミステリー『記憶探偵と鍵のかかった少女』が2014年9月27日より新宿ピカデリーなどで劇場公開されることになり、予告編も公開されています。
監督を務めるホルヘ・ドラドは、ペドロ・アルモドバルやギレルモ・デル・トロといったスペイン映画界の巨匠の愛弟子で、本作でゴヤ賞新人監督賞に輝いているという点がポイントですが、何よりもヒロイン・アナ役に抜擢されたタイッサ・ファーミガの妖艶な美しさに惹き込まれます。

『記憶探偵と鍵のかかった少女』予告篇 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4M81u6Po3QM [リンク]

ソフィア・コッポラ監督『ブリングリング』(2013年)に出演して話題となったタイッサは、『マイレージ、マイライフ』(2009年)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたヴェラ・ファーミガの21歳違いの妹。ドラド監督によると、まだ編集中だった『ブリングリング』を観て、「独特の透明感のあるタイッサのルックスに僕たち全員が魅了された。そして全員一致で彼女が第一候補者となったんだ」といい、タイッサ自身も「キャラクターについて深く掘り下げて研究しなければならないなんて初めてのことだったから、とてもワクワクしたわ」と複雑な役柄へのチャレンジに意欲的なコメントを寄せています。

予告編では、田園の豪邸に続いてアナが登場するのですが、背景の壁に黒と赤で描き殴りのような螺旋が描かれており、否応なく不安感をかき立てられます。その後も、メトロノームやペーパーナイフ、チェーンといった小道具が意味深にカットインされるほか、螺旋状の階段や液体に覆われた廊下など、不確かな記憶を象徴するようなシーンが秀逸です。

新進気鋭の女優の意欲作として注目の本作。ミステリー好きからしてみれば、小道具をはじめとする各シーンの構図を気にしつつ鑑賞してみるといいかもしれません。

『記憶探偵と鍵のかかった少女』

9月27日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー

監督:ホルヘ・ドラド
出演:マーク・ストロング、タイッサ・ファーミガ、ブライアン・コックス
配給:アスミック・エース
2013年/アメリカ/スコープサイズ/上映時間:99分/カラー

映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』オフィシャルサイト
http://kiokutantei.asmik-ace.co.jp/

Stills photographs by Quim Vives – Copyright (c) 2013 OMBRA FILMS, S.L. – ANTENA 3 FILMS, S.L.U. – MINDSCAPE PRODUCTIONS, S.L. – THE SAFRAN COMPANY – OMBRA FILMS, LLC.

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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