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ミスドとモス、第一興商とファミマ… 有力ブランドが「コラボ」して挑む共同戦線

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今年5月、ミスタードーナツとモスバーガーがコラボして新商品を開発した。テーマは「とりかえっこ」。2014年6月3日の「ガイアの夜明け」(テレビ東京)では、お互いのブランド力を生かし新たな客層を狙う各企業の、共同戦線の取り組みを紹介していた。

モスが発売したのは、パンの代わりにミスドのフレンチクルーラーを使った「フレンチクルーラー ぐるぐるチョリソ」など。ミスドも、モスのライスバンズを使った「ライスバーガー・担々牛焼肉」などを発売している。

持ち込み可で厨房施設が不要となり大幅コストダウン
ミスドとモスの新商品の発表会には、それぞれのCMに出演するマツコデラックスさんと忽那汐里さんが登場。マツコさんは「冒険をしたわよね。たまにはやると刺激になるよね」と驚きを述べ、思い切った戦略として感心しているようだった。

このコラボは、商品だけにとどまらない。広島ではモスとミスドが合体した店舗「MOSDO(モスド)」が女性を中心に人気を集めている。昼どきと午後のティータイムと、異なる時間帯にピークを迎えるので満席状態が長く続く、良い相乗効果があるようだ。

「モスド」は今後、首都圏にも出店予定だという。モスフードサービス常務の中村栄輔氏は、今後の展望をこう語る。

「ミスタードーナツさんの強み、私たちの強み、両方の強みを生かすことで、さらに外食の中でしっかり生き残れる関係になれる」

番組では、ファミリーマートとカラオケの第一興商が、入口を一つにして店舗を隣接させる取り組みも紹介していた。カラオケの室内には、ファミマで買った商品が持ち込み自由。カラオケ客にコンビニで買い物してもらうのが狙いだ。

第一興商側は厨房設備や人員を削減できるため、大幅なコストダウンが実現する。ファミリーマートはこのような異業種コラボを、すでに薬局やスーパーなどとも行っており、今後5年で3000店舗に増やす予定だという。

背景に「増税」や「人手不足」への危機感
この他、2つの有力ブランドが手を組むケースとして番組で取り上げられたのは、郵便局と三越が組んでの「カタログ通販事業」や、ビックカメラとユニクロの共同店「ビックロ」、フィットネスクラブ「ティップネス」と学童保育サービス「ウィズダムアカデミー」の「ティップネス・キッズ・アフタースクール」など。

意外なほど例が多いし、利用客にとってもメリットが少なくないのではないだろうか。番組では、単にコラボしただけでは不十分で、新たな客層に対するニーズに細かく対応することで結果が出せる事も示してもいた。

客から見れば有名で盤石に見えるブランド店でも、増税や人手不足などに伴い、自社ブランドだけでは生き残れないという必死な様子が見て取れた。この動きは更に広がってゆきそうだ。(ライター:okei)

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