自分にあった貯金術の見つけ方

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自分にあった貯金術の見つけ方
 贅沢しているつもりもないのにお金が貯まらない。なかなか貯金額が増えていかないという人は多いのではないだろうか。
 結婚して子どもがいれば、生活費、家賃、保険などに加え、教育費もかかる。消費税も上がり、地味に家計に圧し掛かっている。でも、お金がかかってばかりなのに、給料がなかなか増えにくい。
 そんなご時世だからこそ、「正しいお金の使い方」を身につける必要がある。

 本書『レシート○×チェックでズボラなあなたのお金が貯まり出す』(八ツ井慶子/著、プレジデント社/刊)は、ファイナンシャルプランナーの八ツ井慶子氏が、やってはいけない節約、やってもいい買いものなど、「正しいお金の使い方」を身につけるための方法を紹介する一冊だ。

■節約術、専門家ごとに言っていることが違う…
 お金の管理をしようと、まずは雑誌などから情報収集してみたものの、専門家によって言っていることがバラバラ。いったい何が正しいのかわからなくなってしまうことはないだろうか。
これには理由がいくつかあるのだ。
 1つは、単純に専門化の意見が異なること。例えば、「○○費は収入に対して○%が妥当」と比率で家計管理することを勧めているファイナンシャルプランナーは多くいる。一方で、八ツ井氏は一度もこのような提案をしたことがないそうだ。
 なぜ比率で管理するやり方をいいと思わないのかというと、収入が増えれば、支出も増えてしまい、いろいろな“ちぐはぐ”が生じてしまうからだ。
 では、専門家のアドバイスが異なったとき、どうしたらいいのか。自分が「これがいい」と思う方法を取り入れるといいと八ツ井氏は言う。やってみて「違うかも」と思えば、別の方法を試せばいい。結局、改善を続けてられなければ家計は何も変わらない。自分に合うアドバイスを選択して、長く継続できればいいのだ。

■自分に合った媒体のアドバイスを聞く
 次に専門家によって意見が異なる理由として挙げられるのが、ターゲット層の違いだ。雑誌やネットの情報の多くは、よく読んでくれている読者層を把握している。ターゲットに合わせた表現になるので、必ずしも自分にピッタリの内容とは限らない。
 もう1つの理由は、家庭にはステージがあるということ。毎月赤字で何とか黒字にしたい家計、貯蓄はできているけど、どう計画的に貯めていったらいいのかわからいない家計、貯蓄を切り崩しながら生活している家計など、家計の取り組み方も家庭によってそれぞれ異なる。
 しかし、一対大多数で発言される専門家のアドバイスが、いずれかのステージターゲットをしぼっていたとしたら、やはり媒体によってアドバイスが異なることが起こる。読む側からしたら、その媒体の読者層に自分が当てはまるのかまで含めて、アドバイスを読むのがいいという。

 本書では、情報の見分け方、家計簿について解説した後、八ツ井氏の考えた「おサイフ日記」や貯蓄簿の付け方を紹介している。
 お金の管理は一生続くものだ。今まで自分がどのようなお金の使い方をしているのかをまず知ること。漠然とお金を使っていたり、家計簿をつけているのにお金が貯まらない人は、正しいお金の使い方を身につけることが大切だ。
(新刊JP編集部)



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