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「健康と長寿」の根源を語る04 血圧の「正常値」とはなにか?(2)(中部大学教授 武田邦彦)

政治・経済・社会
「健康と長寿」の根源を語る04 血圧の「正常値」とはなにか?(2)(中部大学教授 武田邦彦)

今回は武田邦彦さんのブログ『武田邦彦(中部大学)』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/571718をごらんください。

「健康と長寿」の根源を語る04 血圧の「正常値」とはなにか?(2)(中部大学教授 武田邦彦)

体は必要な血液を体中に流そうとし、それに必要な圧力を心臓で作って血液を送るということですから、人によって「正常な血圧」というのが決まることを先回、整理をしました。

つまり、普通に私たちが「病気」という中には、細菌やウィルスに襲われた場合が多いのですが、血圧やコレステロールなどは「自分で自分の体のコントロールが弱る」という病気のように見えます。

でも、厄介なのは現代の医学では「そうではない」と考えているのがわかりにくいところです。というのは、体が血圧を決めるとき、「必要な血の量」は理解しているが、「血管が破裂する危険」は自分の体がまったく考慮していないと現代の医師は考えているということです。

つまり、人間の「心臓はバカである」というのが現代医学の考え方です。それに加えて「日本人はバカである」という二つを足し合わせて、「血圧は低いほうが良い」と言う結論を得ています。

人間の体は歳を重ねると血管の中にカスがたまります。その量がなかなか大変なもので、だんだん積もり積もると血管の太さが半分にもなることは珍しくありません。そうなると、心臓は頑張って血圧を上げて血を体の隅々まで送ろうとします。それが「年齢とともに血圧が上がる」ということをもたらしています。

「健康と長寿」の根源を語る04 血圧の「正常値」とはなにか?(2)(中部大学教授 武田邦彦)

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/2014/05/k01.jpg

これまで高血圧学会や厚労省は120ぐらいを「至適血圧」、つまりもっとも良い状態としてきましたが、そうなると、20歳代の男性でも平均が123ですから「人生で最も元気な時」の半分の人が「高血圧と言う病気」ということになります。

これはいくらなんでも医学が間違っているという以外にはありません。もし現在の寿命で20歳代の男性の半分が「病気か異常」ということになると、健康で人生を過ごすことはできないということになり、厚労省やWHOの言っている「健康年齢」と言う概念にも反します。つまり、至適血圧120というのは血圧を下げることが薬の販売を増やすのにもっとも手軽と思われても仕方ありません。

そこで人間ドッグ学会が「どのぐらいが適当な血圧か」(演繹的)という考えを止めにして、逆に「健康な人はどのぐらいの血圧か」(帰納的)という調査をしたら、150ぐらいということになったのですが、それでも55歳より年配の男性の半分以上が病気と言うことになります。これでも少し低すぎる。つまり、健康寿命と言うのはおよそ70歳ですから、血圧は155ぐらいまでOKと言うことになります。

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