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往時そのままのコクピットにも入れる! 阿蘇くまもと空港のYS-11特別展示を覗いてきた

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戦後初の国産旅客機として長らく国内線を活躍して親しまれてきたYS-11。このうちの一機が阿蘇くまもと空港で静態保存されており、期間限定でコクピットをはじめとする機内の展示も実施。春休み期間の2014年3月29日・30日と4月5日・6日の土日には予約なしで見学が可能となっています。

たまたま熊本取材だった筆者も、時間を見つけてこのYS-11に会いに行ってきました。

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阿蘇くまもと空港の国際線ターミナル脇に駐機させられているYS-11。機体番号の「JA8712」の文字と、垂直尾翼に空港のキャラクターあそらくんが描かれた特別ペイントとなっています。

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「JA8712」は、1967年に航空大学校の訓練機として登録され、1972年から2003年までは運輸省(現国土交通省)航空局の検査機として使われてきました。その後、工学部にパイロット養成コースや航空整備士コースがある崇城大学に引き渡されていました。
それを2013年になって現在の場所に移動して展示用の工事を実施。12月より一般公開が実施されています。移動の際には隣接する崇城大学の格納庫から空港内を牽引。駐車場横のスペースまでクレーンで吊り上げて設置したとのこと。

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ロールス・ロイスダート製のターボプロップエンジン。4翅の羽根が端正です。

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計器類で埋め尽くされたコクピットは、操縦士のシートを張り替えた以外はほぼそのままとのこと。特別展示時には実際に座ることもできます。液晶パネルなどに囲まれた最新の機体にはないゴツさが魅力的。

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スロットル・レバーやプロペラの角度や燃料を調整するHPCレバー、ラダートリムタブも往時のまま。その頑丈さから長きに渡って日本の空を飛び続けていたのは、質実剛健なもの作りの精神が宿っているといえそう。航空マニアだけでなく、アナログ機器が好きな人にとっても垂涎ものなのではないでしょうか。

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「できるだけ飛行時のままの状態での保存を目指した」と担当者が話すこの機体。操作手順の書かれたペーパーが貼られたままになっているところも。もともと訓練機や検査機として使われてきたということもあり、製造時そのままのところが随所に残っているのが「JA8712」の特徴です。

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記者:

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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