新たな骨太サスペンスの予感! ヒュー・ジャックマンvsジェイク・ギレンホールに刮目の映画『プリズナーズ』

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2013年9月20日の全米公開で初登場1位を獲得し、第86回アカデミー賞でも撮影賞にノミネートを果たしている話題作『プリズナーズ』が、日本でも2014年5月3日より新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほかで全国ロードショーが決定。ビジュアルと予告編が公開になっています。

感謝祭の日に起きた少女失踪事件を題材にした本作。予告編では大切な家族と共に時間を過ごしていた感謝祭に突然起きた悲劇=娘の疾走を巡り、父親のケラー(ヒュー・ジャックマン)をはじめとして家族全ての歯車が狂い出していく様子、そして捜査を担当するロキ刑事(ジェイク・ギレンホール)の苦悩が描かれており、新たな骨太サスペンス名作の誕生を予感させてくれます。

映画「プリズナーズ」予告編 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=BHK9w11ajv0

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『レ・ミゼラブル』や『X-MEN』シリーズなどの大ヒット作の顔役を演じてきているヒュー・ジャックマンですが、今回の役・ケラーは家族思いで信仰心の厚いごく平凡な労働者。その彼が娘が誘拐されるという事態に取り乱し、怒り、ついには法や倫理の一線を超える挙に出てしまうという難役をこなしており、新境地を開拓した一作といえるでしょう。
また、ケラーと対立しながら事件解決に執念を燃やすロキ刑事にはジェイク・ギレンホール。『ドニー・ダーコ』(2001)で若手ホープと目されてから順調にキャリアを重ね、大人の男の渋さを醸し出すようになっているあたりも注目点なのではないでしょうか。
そのほかの共演には、『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』のヴィオラ・デイヴィスをはじめ、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノなど名優が連なり、分厚い人間模様を描き出します。

監督には、『灼熱の魂』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ、本作でハリウッド・デビューを果たしたカナダの気鋭ドゥニ・ヴィルヌーヴ。そして、撮影監督にコーエン兄弟作品のほぼ全てを手がけ、本年アカデミー賞にも11回目となるノミネートを果たしているロジャー・ディーキンス。ペンシルヴェニアの重苦しい空気感を余すところなく伝える映像も見逃せないところです。

ヒュー・ジャックマン&ヴィルヌーヴ監督コメント

ヒュー・ジャックマン

「極限状態に置かれた人間に思いやりのある行動はできない。他人にどう思われるかを気にして行動することもない。振る舞いは原始的で、粗暴になる。そんな人間がつまずき倒れたり、暴力に走ったり、怒りに燃えたり、失望に至ったり、どんな形で振る舞うとしても、そこに偽りはない。彼はその状況を乗り切るためその時に必要なことをするだけだからね。それにケラーには自らの正義の下で制裁を加ようという意識はない。ただ感情的になっているわけでもない。彼は、自分の掴んだ確かな証拠に警察は耳を貸さないと感じている。その思いが彼をより一層狂気に駆り立て、自らの手で容疑者を追い詰めて尋問するという決意を正当化させてしまうんだ」

ヴィルヌーヴ監督

「ヒューはケラーというキャラクターに説得力と人間性をもたらしたね。ケラーは思いがけなく感情的なキャラクターで、人間が持つ暗闇に引き込まれたんだ。誰の心にもその闇は存在すると皆が知っていても、直視はしたくない。ケラーはその闇を露わにする。そのためこの役を演じる役者は、進んでその闇に分け入り、自分の持てるすべてをかけて、自暴自棄ともろさの両方を同時に模索することが求められる。ケラーというキャラクターや共演者に対して、ヒューは限りない包容力を発揮したよ」

『プリズナーズ』

公開:2014年5月3日 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ『渦~官能の悪魔~』『灼熱の魂』 
出演:ヒュー・ジャックマン、ジェイク・ギレンホール、ヴィオラ・デイヴィス、マリア・ベロ、テレンス・ハワード、メリッサ・レオ、ポール・ダノ
配給:ポニーキャニオン/松竹 
宣伝:KICCORIT 

映画『プリズナーズ』オフィシャルサイト
http://prisoners.jp/

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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