二日酔いを防止するおつまみ。その名はレバー!
「酒は飲んでも飲まれるな」このような格言を守りたいと思いつつ、最後は酒に飲まれてしまうパターンに陥る人も多いのではないだろうか?(記者は酒に飲まれて犯した愚行を翌日思い返して苦悶するタイプである)
節度を守って飲酒を楽しめば二日酔いとは無縁でいられるのだろうが、中々そうもいかない場合もある。ここでは、飲みすぎた後に襲ってくる二日酔いを予防してくれる食材、「レバー」の知られざる効果について紹介していきたい。
お酒のおつまみにレバーが優れている理由
なぜレバーが二日酔いを予防してくれるのだろうか。その理由のひとつがレバーに豊富に含まれる「ナイアシン」に隠されている。ナイアシンはビタミンB群の一種であるが身体の中で「NAD」、「NADP」などの酵素に変化する。これらの酵素はお酒を飲んだ時に発生して二日酔いの原因になる「アセトアルデヒト」を分解する働きを持っているのである。さらに、レバーはナイアシン以外にもビタミンB1.B2.B6.B12等も豊富に含んでいるので、疲労回復や美肌効果、胃腸の働きを活発にする効果も期待できる優れた食材なのである。
あの有名なドリンクもレバーが原料
今や飲む前に飲むドリンクとして双璧をなすウコンとヘパリーゼであるが、ヘパリーゼの原料にもレバーが利用されていることはご存知だろうか?
医薬品で販売されているへパリーゼでは「肝臓水解物」という名前になっているが、 この肝臓水解物の正体は天然のレバーを消化吸収しやすい形に変えたものなのだ。この事からも飲む人にとってレバーが有益な食材であることがうかがえるのではないだろうか?
酒の席を楽しんで、さわやかな翌日を迎えるためにも積極的にレバーをとってみるのはいかがだろう? ただし、レバーも万能ではないので食べたからといって「いつもの酒量を倍にしてもぜんぜん二日酔いにならないぜ!」というわけではないのでご注意を……
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