Jコミで配信開始された漫画『学園ノイズ』と『キルラキル』の関係とは?

学園ノイズ Jコミ

学園ノイズ Jコミ


ボク自身、もともと大好きな漫画『学園ノイズ』がJコミさんで無料配信されました。
ボクが最初に読んだのは、もう10年以上前になるのかなぁ。
絵柄が大好きで本屋で一目惚れ。レコードでいうところのジャケ買いってやつでした。
そんな『学園ノイズ』が無料配信されているとあっては、記事を書かずにはいられないってやつですよコレ。

早速、原作者『猪原賽』さんの公式サイトから引用。
http://iharadaisuke.hatenablog.com/entry/2013/10/15/200244

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あらすじ

〝人間力〟の高い生徒が集められる絶海の全寮制学園『共生学園』に転入して来る謎の転校生――『嘩形弾(はながたダン)』。
彼は学園の逃亡者『早乙女真希志(さおとめ まきし)』の『形見・赤いマフラー』を持ち、兄と慕うほどだった彼の『死の真相』を探るべく学園に来たのだった。
自由と自治を掲げた『共生学園』は、その巨大さからひとつの街として機能。
そして生徒の『自由』を謳いながらも、その実、会長『加納才蔵(かのう さいぞう)』が絶対トップの『白制服』――生徒会により支配されていたのだった。
嘩形弾はクラスメートの神代ユウキ、草壁鉄太らと仲良くなる一方、生徒会の謳う自由を『ブタの自由』と唾棄し、転校早々、生徒会役員・一年指導委員長・ボクシング部部長、高田一成とのボクシング対決により、生徒会との対立構図を確立してしまう。

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いや、実に良い。もうね、作品のファンとしてはあらすじ引用してるだけでわくわくして来ますよコレ。
原作者の記事にもあるように、後に同じ原作者によって発表される『悪徒-ACT-』の元ネタというか、『悪徒-ACT-』が『学園ノイズ』のセルフオマージュ的な感じなんですよね。
『学園ノイズ』というか強いては同じコンビ(オオシマヒロユキ・猪原大介)で発表した『下町狂い咲きキネマ』や『UNLOCK』のファンでもあるボクとしては、『悪徒-ACT-』が『学園ノイズ』のセルフオマージュである事なんて常識問題だと思ってましたけどね。
そんな『学園ノイズ』が絶賛無料配信中だよ!って事は非常に喜ばしいことではあるんですが、すこーし気になる事が。
この無料配信のタイミングが良いのか悪いのか……。
あらすじを読んで、アニメ好きの方であればピンとくる人も多いのではないでしょうか。
2013年、秋のトリガー新作アニメ『キルラキル』との類似性が!白制服によって支配されている世界、改造制服のデザイン、生徒会との確執、紅一点のキャラデザ。枚挙に遑がない!
いや、大好きですよ『トリガー』さん。
かつては『ガイナックス』で『天元突破グレンラガン』を制作した主要スタッフらが独立し満を持して発表した『キルラキル』には期待したわけですけれども……。
しかし『学園ノイズ』しかり『悪徒-ACT-』しかり、なんかいろいろパロディとは言いがたいレベル。
主人公、スカジャン着ちゃってるし…。これでは『パクリ』と言われても仕方が無いのではないかと……。
と思い、twitterで『悪徒-ACT-』や『学園ノイズ』で検索してみると、出るわ出るわ「キルラキルは悪徒だ!」やら「キルラキルは学園ノイズだ!」との意見が。
それだけでなく様々な70、80年代のマンガとの類似性を挙げる意見もありますが、世界観に限ってはこの2作品とモロ被りなんですよね。
いや、『学園ノイズ』や『悪徒-ACT-』を愛していて、キルラキルを観た人なら、絶対にそう思うはず。
というかPV観た段階ではボクは、漫画の作画家や名前こそ違えど猪原先生の2作品のニュアンスが強く見え、絶対に猪原先生が関わっていると思っていましたから……。
(偶然にも?)そんなタイミングで無料配信された『学園ノイズ』を、まだ未読の皆さんには是非是非読んで頂きたいと思うわけですよボクは。

http://www.j-comi.jp/book/comic/46021

ボク自身が大好きな漫画なので、パクリ疑惑うんぬんは別として是非是非読んで頂きたいわけです。
大手制作会社のアニメが放映され、こういった名作が影に埋もれてしまうなら、まさにこの世は『共生学園』ではないか!

関連)
巷で噂の『キルラキル』ですが
http://ooshimahiroyuki.cocolog-nifty.com/blog/2013/12/post-9673.html

※この記事はガジェ通ウェブライターの「森田 飛助」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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