下積み原理主義?
今回はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
下積み原理主義?
「ホリエモンが指摘する「下積み原理主義」に大変共感する件」 2013年12月18日 『ihayato.書店』
http://www.ikedahayato.com/20131218/1652188.html
ん~「下積みは大事」という「重力」は必要だと思うんだけどね。ようはそれを振りきって飛び出すぐらいのバイタリティがなければ、飛び出してもやっていけない。まあ重力を振りきって飛び出してもやっていけない人はいるけれど、重力がなかったらその率はもっと上がると思うんだよね。
つまり大起業の外でやっていけない人が、誤って飛び出してのたれ死ぬことを防ぐためのハードルなわけで、それを取り払ったら社会がもっと良くなるか?といえば、俺は懐疑的だね。
実際、大企業を飛び出してベンチャーに来る人も、合わない人は合わないんだよね。まあベンチャーにもよるだろうけど。そういう人はそれなりの意欲があって大企業を飛び出してくる。そしてそれなりに優秀(優秀でなければベンチャーは入れない)。それなりの高いハードルを飛び越えてきてるはずなのに、やっぱベンチャーでやっていけない。
なのに飛び出すハードルをさらに下げて、うまくいくんですかね?俺にはそうは思えないのだけど。
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飛び出すことを勧める人たちとうのは、それで成功した人だからねぇ。いわば競馬で大儲けした人が、「みんな競馬をやった方が得だぞ」というようなものではなかろうか。逆に飛び出して失敗した人は、あまり多くは語らないわけで(苦笑)。
むしろハードルをもっと上げたほうがいいんじゃないかと思うね。それでも成功する人は成功するだろうし、失敗する人は、ゼロにはならないにせよ、減るだろう。やっぱ成功しそうな人と失敗しそうな人ってあると思うんだよね。
成功しそうな人が必ずしも成功するとは限らないが、失敗しそうな人はほぼ確実に失敗するように思う。まあそこからそれまでの自分の価値観をひっくり返すぐらいの大転記を乗り越えて成功する人もいるのかもしれないけど。
ただ、そういっていつまでも会社に残っている人を、ぼくはけっこう知ってるんですよねぇ。
だからそういう人は結局、大企業の方をえらんでるのだから、別にそれでいいと思うんだけどねぇ。なにもイケダハヤトがおせっかいで気をもまなくても。大企業にも当然優秀な人は残ってもらわなければ困る。大企業なくなれば日本経済は立ち行かない。ベンチャーだけで世界有数の経済大国の労働人口は支えられない。
むしろ辞めるほどの苦痛でないってことなんだから、その人にとっては大企業にいることが幸せだと思うけどね。たとえ野垂れ死んでもいいから、とにかく大企業にいるのは苦痛でしょうがないという人だけが、外に出るべき。
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イケダハヤトは何を人に勧めているのかよくわかんないんだよね。ベンチャーで一攫千金?それにしてはがむしゃらに働かないで地方でのどかに暮らすのもいいとか言ってるし。それなら大企業に勤めながら、ほどほどに仕事をしつつ、そこそこの給料をもらって、のどかに暮らしてもいいんじゃなかろうか。なんで大企業を辞めないとのどかな暮らしができないと思うのか?
まあイケダハヤトにとっては、大企業の職場は心が休まる場ではなかったのだろうけど、それは好みの問題だよねぇ。大企業の閑職でだらだらと会議をして、表面だけ何か仕事をしているふりをして、日がなのどかに過ごせばいいと思うのだが。牧歌的でいいじゃんw。
執筆:この記事はメカAGさんのブログからご寄稿いただきました。
寄稿いただいた記事は2013年12月19日時点のものです。
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