ファミリーで江戸人形に触れる機会に! 和モダンリニューアルした『人形師 原孝洲』で絵本イベント開催
明治44年(1911年)創業の老舗『人形師 原孝洲』の東京・浅草橋本店の内装が2013年11月にリニューアル。それにともない、0~3歳児をもつファミリーを対象とした絵本の『読み聞かせ会』を隔週火曜日に開催されることになりました。
『原孝洲』は、文部省より無形文化財に指定された奥義を実父より学んだ当代が継承した女流人形師。また、娘で三代目になる原裕子さんは美術大学で現代アートを学び海外留学も経験しており、伝統に新しい要素を取り入れた人形作りにも注目が集まっています。
先代・原孝洲から伝わる「胡粉仕上げ」という技術は、木芯とのこくずなどを練り合わせたもので原形を作り、布地を木目込んでいくという独特のもの。顔も筆で丁寧に描いていき、目や口元に繊細な表情を宿していきます。
リニューアルされた浅草橋本店の内装は、関西圏を中心にさまざまな飲食店・ショップを手がけているスーパーマニアックが担当。日本家屋の「低く暮らす」という文化を意識して、低めの台に人形を配置。「水平の美」を感じさせる和モダンなデザインとなっています。
『原孝洲』は、子供達が感性豊かで広い価値観を持てるよう地域で取り組む中心になることを目的として、親子が参加出来るイベントを開催していくとのこと。よみきかせグループ『たいとう絵本の泉』の協力で企画された『読み聞かせ会』もその一環となります。
イベント参加は無料。普段の生活では縁が遠い雛人形や五月人形を間近に触れる機会にもなり、絵本と江戸文化の双方を楽しむ試みとしても注目されそうです。
『読み聞かせ会』概要
日時:2013年11月19日 10:30~11:00
場所:東京都台東区柳橋1-4-2 原孝洲浅草橋本店1階
対象:0~3歳のお子様
雛人形・五月人形・盆提灯の人形師 原 孝洲(公式サイト)
http://www.hara-koushu.com/
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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