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【お寺の女塾レポート】みんなで踏み出した第一歩

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10月3日「お寺の女塾」京都会場には29名のお寺に関わる女性達が集いました。宗派を越えながら立場が同じだからこそ、分かち合えること、ちょっと年齢の幅があることで、先輩の背中が見えること、そんなパワフルさを感じました。また、帰りには会場のいたるところで、それぞれに連絡先を交換されている姿を見て、今後のつながりから生まれるものも楽しみだなと感じました。少し参加して下さった方の声を紹介したいと思います。

「お寺の女塾開催にあたり、自坊の現状や実現してみたい事、自分が不安に思っていることなどを考える時間ができました。実際に参加させていただくと、同様の悩みを持つ方々と交流し、悩みをシェアすることで活力を得ることができました。また、グリーフケアでの講習は、早速実践できることばかりで、大変役に立つお話でした。」

「多くは坊守という立場のかたと交流し、現場は違えど、皆さんが奮闘されてることに自分もがんばろうという気になった。先輩方もそれぞれ同じ悩みを抱えて今があるのだということに勇気づけられた。」

【お寺の女塾の柱】
大きく分けると、お寺の女塾には3つの柱があります。

(1) お互いとこれからのお寺を知る
 お寺の女塾を知る
 自分や他の参加者をインタビューを通じて知り合う
 未来の住職塾の講義にて「女性の力が開くお寺の未来」を学ぶ

(2) グリーフケアを学ぶ
グリーフケアに関する知識を学ぶ自分の「グリーフ」を知るワークを行う

(3) お互いの背中を押す、一歩を踏み出す
 自分の実現したいことや、課題を共有し、次の一歩を探る
 お互いの一日の頑張りを労う

企画を練り上げる段階でも大切にしたことは「普段出会えない、同年代や先を生きる方との出会い」でした。元々、初めて出会う人と自分の心の内を話し合うということは簡単なことではないと思います。だからこそ、今回の企画では「自分やお互いを知ること」を少しずつ、深く知っていく様なプロセスを大切にしました。

その中で今回は?お互いの背中を押す、一歩を踏み出すから、1つ「当事者ミーティング」というプログラムを紹介したいと思います。これは、具体的に自分が実現したいことや、困っていることを3名から4名のグループで共有し、対話を通じて次への一歩を探るというものです。最初に自分の話したいテーマを出し、それについての質問を受付け、その後「自分だったらどうするか」というアドバイスをグループのメンバーからもらいます。

【実際に出たテーマ】

「職場と家庭が混合するお寺と
いう場所で仕事をしていく困難」

「跡継ぎ問題、母の介護」

「悩み相談者への対応の仕方」
 
 など

【テーマに関して、見つけた次への第一歩】

テーマ:「寺務と子育てと家事の両立がうまくできない」
一日ですべてうまくしようとせず、ひとつひとつこなしていく。今日できなかったことも、明日できればいい、という気持ちを持つ。

テーマ:「子どもの夢と現実」
夢へ向かう子どもをサポートしつつ、夢以外の可能性もあることを選択肢として話してあげる

テーマ:「ビハーラハウス(宅老所、一時保施設、カルチャー教室)の設立」
私が介護福祉士の資格を取得する。

実際にワークに参加された方から「困っていることの共感とアドバイスなど同じお寺を支える同士の意見が交わせて良かったです。普段の友達以上に環境や内情もわかってもらえてるので、より心強い意見をいただけました。」という言葉をもらいました。

お寺の女塾を終えて、この場に29名もの方が集って下さったということを改めて感慨深く感じています。南は長崎、北は東京都から、決して家を空けやすい環境ではないところから集まって下さったことが本当に有り難かったです。また、この「お寺の女塾」はあくまでいろんな可能性に出会える入り口であると考えています。参加者の皆さんと共に「お寺の女塾」の未来も作られていくように思います。まずは、そのはじまりの場に多くのお寺の女性が足を運んでいただければと思います。

[文責] 一般社団法人リヴオン 尾角光美・瓜生智子

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【11/13(水)】 『お寺の女塾』の東京開催決定!

(以下、開催概要)

● 『お寺の女塾』について
『未来の住職塾』を主催する一般社団法人 お寺の未来と、グリーフケアや自死対策・遺児支援をテーマとして活動している 一般社団法人リヴオンが共同でつくりあげたお寺の女性のためのスペシャルプログラム。
『未来の住職塾』塾長の松本紹圭と、リヴオン代表の尾角光美さんが講師として登壇します。

女性の活躍はこれからのお寺の100年を開く大きな力であり、 女性の力がお寺を変えると言っても過言ではありません。 お寺に関わる女性の方々に 是非ともご参加頂きたいです。

● 『お寺の女塾』によせて 
お寺において女性の存在はとても大きく、女性は「お寺の未来を変える力」です。 
従来より、お寺は人と人のつながりの場であり、仏教はいのち(生と死)の支えとなってきました。 
社会環境が大きく変化する中で、原点を大切にしながらも、 
お寺のあり方は柔軟に変化していくことが求められている時代です。 
昨今のグリーフケアや終末ケア等にも表れているように、人といのちに向き合う「ケア」の力は、 
これからのお寺にとって益々求められていく大切な力になると考えます。 
今回は、お寺を支える女性のために、人といのちを大事にする「ケア」を学べる 
スペシャル・プログラムをご用意しました。 
宗派を越えて、これまでに200 名が学ぶ「未来の住職塾」を開講し、 これからのお寺に必要な力を養成してきた「お寺の未来」と、いのちの現場において求められる「ケア」の力を育む「リヴオン」がおくる特別な機会です。 

お寺の現場で日々さまざまな思いを抱えながら過ごされている女性の方に、ご参加いただければ幸いです。 

● 概要
日 時:2013 年11 月13 日(水)10 時-18 時
場 所:神谷町光明寺(東京都港区虎ノ門3-25-1)
対 象:お寺に関わる女性(寺庭、坊守、法務員など)
定 員:30名
※定員を超えるお申込みを頂戴した場合はご参加いただけないこともございますので、何卒ご了承ください
参加費:15,000 円(ランチ付)

申 込:下記Webフォームより ※〆切 11月7 日(木)
    http://www.oteranomirai.or.jp/woman/form

● 講師
・松本紹圭(未来の住職塾 塾長) 
・尾角光美(一般社団法人リヴオン 代表) 

● プログラム内容
・ハイポイントインタビュー:自分や家族やお寺の良さを改めて見つめ直す時間
・未来の住職塾のエッセンス講義:お寺を取り巻く社会環境をふまえ、お寺に眠る価値を可視化する時間
・ケアを学ぶ:「セルフケア」と「グリーフケア(遺族ケア)」を身近なことから学び深める時間
・聴き方ワーク:ケアに欠かすことの出来ない「話の聴き方」を学び、日常にいかせるよう実践する時間
・当事者ミーティング:ワークショップ形式で現在抱えている課題を共有し「次の一歩」を探る時間

● チラシPDFファイルダウンロード
(前回のものです。後日最新版をアップ予定です)

○連載:仏教なう

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