1000人規模の追悼集会に「トルコはやっぱり親日だった」の声

日本人学生2名の殺傷事件が起きたトルコ・カッパドキアで、地元の人たちによる追悼行事が行われた。およそ1000人もの参加者が、日本語で「トルコ日本友好」「ごめんなさい」などと謝罪・追悼のメッセージを書いたプラカードや日の丸の旗を手に行進し、犠牲者を悼んだ。

この模様を見て、日本のネット掲示板などでは「やっぱりトルコは親日国だった」と事件後の素早い対応に感謝し、親日国・トルコを再評価する声がしきりだ。

五輪招致合戦で日本に負けた直後なのに……
外国人2人が日本で殺された時、果たして俺たちはこんなことができるだろうか
数年前のヴァンの大地震でも日本人の追悼行事をしてくれたんだよ
日本人よりヨーロッパからの観光客のほうがずっと多いはずなのにこの対応
「震災をお祝います」と垂れ幕を掲げたどこかの国とは大違いだ

追悼行事に参加したカッパドキアの人たちの動機としては、主要産業である観光業のイメージダウンを食い止めたいという“打算”も多分に働いているとは思うが、毎年85万人以上も訪れる外国人観光客のうち日本人2人が事件に巻き込まれただけでこれだけ大規模な追悼行事が行われるところを見ると、やはりトルコにとって日本は特別な国なのだろうと思いたくなる。周辺国からの反日圧力が高まっている状況だからこそ、親日国を欲する心境もあるのかもしれない。

日本人学生の命を奪った犯人は許しがたく、まことに残念な事件ではあったが、古くはエルトゥールル号事件の昔から続く日本・トルコ両国の関係はこれまで通り、親切が“倍返し”となる関係であり続けたいものである。

動画(Youtube)
トルコ女子大生2人殺傷事件 地元の人たちが被害者の追悼行事(13/09/11)
http://www.youtube.com/watch?v=gxEhQH1XPcg&feature=youtu.be

画像:Youtubeより引用

※この記事はガジェ通ウェブライターの「ろくす」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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