装着者の“健康状態”から“感情の状態”まで検知するスマートシャツ、OMsignalが開発中

OMsignal

運動不足が問題にされる現代人向けに、さまざまなフィットネスグッズや健康グッズが出回っている。今では、運動のデータを取得し、スマートフォンと連動させるツールも登場し、スマートソックス「Sensoria Fitness Socks」のように、身につけて使用するタイプも見られるようになった。

OMsignalが開発しているのは、“シャツ”タイプの新しい形状のウェアラブルツール。「OMsignalシャツ」には、センサーが搭載されており、装着者の“身体活動のデータ”を測定するだけでなく、“感情の状態”まで検知するという。身につけられた「OMsignalシャツ」は、使用者の肌とダイレクトにコンタクトし、1分間あたりの心拍数(bpm)、呼吸の状態やバランスをチェック。また、搭載されている高感度で正確な加速度計が、装着者の1日の活動をモニターし、グラフ化してデータを整理してくれるため、1日のうち、いつ、もっとも活動をしているのか、目にもわかりやすくなっている。もちろん、消費カロリーの計測も可能だ。

これらの計測データは、リアルタイムでユーザーのスマートフォンに送信され、専用のアプリに情報が集積されていく。データの追跡や分析をおこない、そこから導き出されるユーザーの健康状態、および感情の状態を検知するという流れ。これらの情報は、アプリを通じて家族や友人とシェアすることもでき、楽しく健康管理するというだけでなく、健康状態に不安のある家族や高齢の親族などの健康状態をモニターし、いち早く状態の変化に気づくためにも役立てられそうだ。

現在のところ、「OMsignalシャツ」の一般発売日は未定。開発チームは、食生活習慣の管理や、妊婦の胎内にいる赤ちゃんの健康状態の追跡など、より幅広く生体計測データを活用できるよう、さらなる機能拡張を目指しているという。

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Techable

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