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バブル崩壊? まだバブルの入口にさえも到達していない相場

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今回は鈴木傾城さんのブログ『DARKNESS』からご寄稿いただきました。
※すべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/358888をごらんください。

バブル崩壊? まだバブルの入口にさえも到達していない相場

株式相場の上がり下がりを見て「もっと上がる」「もう下がる」と叫ぶ専門家が多い。

しかし、本当に株式の上げ下げが分かるのであれば世界ナンバーワンの金持ちカルロス・スリムや、世界最大の相場師ジョージ・ソロス並みの金持ちになっている。

誰もそうなっていないというところを見ると、やはり誰も相場が分かっていないということだ。

ただ、分かることはある。下がっているものは上がるし、上がっているものは下がるということである。

アベノミクスでここ半年間、ほとんど調整らしき調整もなく株式は暴騰してきた。しかし、ここに来て株式相場が調整してきており、乱高下を繰り返している。

これを受けて、民主党が「バブルが崩壊した」とか「アベノミクスがアベノリスクになった」と叫びだしているが、果たして今回の上昇をバブルと言うのだろうか。

ひとつのチャートを用いて、民主党がいかに愚かで馬鹿げた印象操作をしているかをここで見てみたい。

1994年から2013年までの日経平均のロングチャート

まず最初に、1994年から2013年までの日経平均のロングチャートを見てほしい。以下のものだ。


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http://px1img.getnews.jp/img/archives/2013/06/0013.jpg

これを見ると、左の巨大な相場の上昇があって、1990年以降はずっとじり貧のまま推移しているのがすぐに分かる。

左の40000円に手が届きそうになっている巨大な山が、私たちの言っている「バブル」である。誰がどう見ても、非常に巨大な山であることが分かる。

この山の高さを確認しながら、視線を一番右端に持っていってほしい。

一番右端の相場上昇がアベノミクスだ。今回のアベノミクスの相場上昇を見て、「これは危険なバブルだ」とあなたは思うだろうか。

客観的に見ると、今回の株価上昇は、単に2009年から2012年までの日本株式の「絶不調」から脱しただけに見えないだろうか。単純に言えば、それが正しい見方だ。


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この絶不調の時代とは何の時代だったのか。もちろん、「民主党政権の時代」だったのだ。 どこからどこまでが民主党時代だったのか、分かりやすく示したのが以下のものだ。

日本が一番低迷している時期と、民主党政権の時期がぴったり重なっているのを、これを見て改めて実感して欲しい。この間は乱高下もない。ただ、「死んでいた」だけだ。


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現在、民主党の党首は海江田万里という男だが、この男は安愚楽牧場の和牛預託商法を「素晴らしい投資だ、リスクはゼロ」と煽っていた張本人である。

安愚楽牧場は結局、倒産して海江田万里は訴えられているのだが、そういう人間が所属するような政党が日本に長い低迷をもたらしたのは、上記のロングチャートでしっかりと記録されている。

さらに古い話をすると、この男はバブル経済崩壊前の1989年に「財産簿―借りてふやす生涯財テクの知恵」という書籍を出して、その中では「カネを借りて不動産を買え」と力説していた。

この男の言うとおりにしていたら、全財産が消える。そんな詐欺師のような男が党首をしているのが「民主党」という凄まじいまでの売国政党である。


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安愚楽牧場で責任はないと言い逃れする海江田万里

いろいろな人が180度違うことを言ったり考えたりする

アベノミクスで一本調子に上がった相場が調整局面を迎えているので、上記のチャートで下げ局面の代表的な部分を抽出すると以下のようになる。


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上がるものは下がり、下がるものは上がる。山が高ければ谷も深い。しかし、ITバブルもリーマンショックも、1990年のバブル崩壊から見ると、かなり小さな山でしかないことが分かると思う。

日本はすでに、バブル崩壊で激しくダメージを受けて、相場はまったく立ち直っていない状態が続いていた。

それが後のITバブル崩壊やリーマンショックの傷口が比較的小さなもので済んだ遠因になっている。

バブル以降、日本はずっと衰退の道を歩んでいたが、それもこの株式相場の長期チャートを見れば実感できるはずだ。


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バブル崩壊から20年以上も経った今、これを何とか終わらせる必要があると現在の安倍政権は考えている。

それが成功するのか、失敗するのか、それとも単に現状維持で推移するのか、シナリオはいくつも考えることができる。

アベノミクスが失敗したとしても、誰も驚かないはずだ。失敗する可能性は、ゼロではないからだ。

逆にアベノミクスが成功したとしても、やはり誰も驚かないだろう。成功する可能性もまた、ゼロではないからだ。

将来については、いろいろな人が180度違うことを言ったり考えたりするので、自分が信じたいものを信じれば良い。

相場はやっと「乱高下できるようになった」のだ

しかし、ひとつはっきりさせておかなければならないのは、この株価上昇は、バブルですらないということだ。「株価上昇」というのが正しい。まだ一部の人間しか踊っていない。

この上昇を「バブル」と表現する人やメディアがあったら、それはバックミラーを見ることができない危険な発言者であると断言できる。

もう一つ、「これから上がる」と断言している人と「下がる」と断言している人をみたら、誰も分からないものを分かっているように見せかけている詐欺師であると思うことだ。

相場が上がるのか下がるのか、当の安倍首相でさえも分からないだろう。

金利の動きを見ても、要人の発言を追っても無駄だ。状況は常に変わっていくし、その時点で突発的な何かが起きれば、急激に流れが変わる。

だから、相場の動きを予測して物を言っても無駄なのである。

ここで日経平均のロングチャートを出したのは、相場を判断してもらうためではない。ただ、アベノミクスはバブルではないということを一目瞭然で知ってもらうためだ。

そして、そのアベノミクスでさえも、どうなるか分からないということをロングチャートで確認してもらうためだ。

このチャートは、そういう意味で将来を知るためのものではなく、単純に過去を確認するためだけの役割でしかない。

しかし、興味深い過去だ。

民主党政権が行った3年間の売国政治ですっかり萎縮してしまった相場が、やっと復活力を取り戻して動けるようになった。そういったことも、確認できる。

相場はやっと「乱高下できるようになった」のだ。

これは脳死状態だった民主党政権下よりも、はるかに健全な姿であると言える。

執筆: この記事は鈴木傾城さんのブログ『DARKNESS』からご寄稿いただきました。

寄稿いただいた記事は2013年06月12日時点のものです。

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