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元証券マンが46歳で転職! 『アイアンマン3』のCGクリエイター・マサ成田氏インタビュー「何をするのにも遅すぎることはない」

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マーベル・スタジオが贈る待望の最新作、4月26日に日本先行公開となる『アイアンマン3』。大人気シリーズの最新作ということはもちろん、『アベンジャーズ』での戦いを経てトニー・スタークがどの様に成長したのか、そして「さらば、アイアンマン」という言葉の意味する事とは? アメコミファン、映画ファン、そしてロボットファンからも熱い注目を集めています。

そう、『アイアンマン』の最大の魅力と言えばクールなアイアンマン・スーツやガジェットたち。新しいスーツや着脱方法が登場する度、格好良すぎて画面に釘付けになっちゃいますよね。このアイアンマン・スーツの格好良さの裏には、スーツのデザインを立体化する“モデラー”というスタッフの方の頑張りがあります。

『アイアンマン3』でリードモデラーを務め、キーとなるアイアンマンやアイアンパトリオットなど14体のモデリングを担当したのが、マサ成田(成田昌隆)さん。その経歴は驚くべきもので、元証券マンでありながら45歳で米VFX業界の転身を決意。2009年4月、46歳にしてハリウッドのVFX業界にプロデビューを飾りました。

今回は、マサ成田さんに『アイアンマン3』で行なったモデリングのこだわりポイントなどをインタビュー。夢を叶える為にどうすれば良いか、など色々とお話を伺って来ました。

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――成田さんはパソコンによる造形を担当する「モデラー」であるわけですが、仕事の内容を専門知識のない人にも分かりやすく教えていただけますか?

マサ成田:簡単に言うと、2次元のデザインを3次元の立体にする事です。マーベルからもらうコンセプトアートは大抵、正面と裏側を描いた全身のビジュアルの2点のみなので、それを PC 内で立体化していく事が主な作業になります。モデラーによって平面の捉え方はまちまちですので、デザインが同じでも完成する形はそれぞれ違うんですよ。

映画に出てくるアイアンマンは、着ぐるみも一部使われていますが、大部分がCGに置き換えられています。正直、普通の人の体型に合わせて作ったらアイアンマンのプロポーションは相当悪くなるはずですよ(笑)。

――『アイアンマン3』には相当な数のスーツが登場しますが、どれもそれぞれ個性があって観ていて楽しかったです。

マサ成田:今回登場する新しいアイアンマン35体中(マーク8 ~ 42 )、12体がオリジナルのデザインとなっています。アイアンマン・スーツは人間が着る物ですから、その部分も工夫しています。『アイアンマン』と『アイアンマン2』、『アベンジャーズ』ではスーツの中身は機械がむき出しになっていますが、実際にあれを人が着たら機械が肌に当たって痛いはずなんですね。ですから、よりテーマを人間味にあてた『アイアンマン3』では中にパッドを入れて着心地を良くしています。本当にトニー・スタークがスーツを作ったら絶対に緩衝材などを入れるでしょう。そういうリアリティにはこだわっています。

――そういった見えづらい部分にまでこだわりがあるとは……。映画の観方がまた増えそうですね。

マサ成田:やはりスーツの内側は地味な部分ですが、ラフなデザインしかなく製作に苦労しましたので、ぜひ見て頂きたいです(笑)。

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――成田さんは45歳にしてこの世界に転身されたわけですが、そのきっかけは?

マサ成田:15年ほど前に『トイ・ストーリー』を見て、自分のコンピューター知識を生かせば大好きな映画の仕事に就けるんじゃないかと思ったんです。数年後サラリーマン時代にある展示会でCGソフトに出会ったのを機に、家で仕事の合間を縫って独学で映像制作するようになりました。思えばあのソフトを購入したのがきっかけだと思います。

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記者:

映画・アニメ・美容に興味津々な女ライター。猫と男性声優が好きです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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