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うわさ話はなぜ広がる? うわさ話を生み出す2つのメカニズム

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「人のうわさも75日」ということわざがあるくらい、昔からうわさ話というのは絶えることがない。うわさ話には真実に基づいたものが歪曲されて伝わったものから、完全なデマにいたるまで多彩な形態をもっているが、ここではうわさ話のメカニズムを2つの社会心理学の用語を用いて紹介していきたい。

 

①ウソを真実に変える「集団エゴイズム」

うわさ話が広がっていくのに集団という要素は不可欠である。集団における心理のことを集団心理とよぶが、個人の心理に比べて、集団心理はモノゴトをあいまい捉える傾向がある。例えば、個人を対象にした実験でビタミン剤を飲ませた後に「このビタミン剤には心拍数を高める効果があります」というアナウンスをして、実際に変化がおきるかどうかを確かめる実験では、個人を対象にした場合には変化はほとんど起らない。しかし、集団実験を行いサクラを混ぜると、実際に心拍数や血圧などに変化が起こったというデータがある。このように集団という性質には、情報に対してあいまいに反応してしまう本質があるといえる。さらに、集団においては誰かが話した情報が極端に偏見にみちた広がり方をする。これには理由があり、集団の本能として人が集まると、たとえ偏見に満ちた情報であっても「ひとまず合意しよう」という雰囲気になる。このように偏見を拡張させる集団心理を社会心理学では「集団エゴイズム」とよんでいる。このような集団エゴイズムがうわさ話を発生させるのに一役買っているといえるだろう。

 

②時間の経過と共に信憑性を増す「スリーパー効果」

うわさの発信源が信憑性の低いゴシップ記事であっても時間が経過するにつれて情報の発信源と情報が分離して説得効果が高まる現象を「スリーパー効果」という(眠っているだけでもウソが真実になるという意味から名づけられた)例えば、ゴシップ誌が「○○さんが破産した」といういかにウソっぽい記事を書いたとする。書いた直後は「あの雑誌のネタだからな」と無視していても、時間が経つにつれて情報源は抜け落ち「○○さんが破産した」という情報だけが強化されて一人歩きし「そういえば○○さんは破産したらしい」という事態に広がっていくのがスリーパー効果の典型である。

 

うわさ話の背景にはこのような2重の歪みが存在している。やはり、うわさ話を耳にしても頭から信じずに話半分程度に聞いておくのが無難といえるだろう。

 

写真素材足成より引用 http://www.ashinari.com/2013/01/24-375318.php?category=6

 

 

 

 

 

 

※この記事はガジェ通ウェブライターの「浅川 クラゲ」が執筆しました。あなたもウェブライターになって一緒に執筆しませんか?

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