韓国記録写真研究家が関東大震災の朝鮮人虐殺写真を訴える 別の写真を使い捏造の可能性?
関東大震災時に起きた朝鮮人虐殺をめぐり韓国記録写真研究家のチョン・ソンギル氏が虐殺事件当時に撮影されたとみられる写真を公開した。写真には大量の遺体が並べられている。写真上部には「大正十二年九月一日」と書かれており、この日付は関東大震が発生した日でもある。
この日付は分かりやすくするために後付けであることはわかるが、実は問題はそこではなかった。この写真そのものが関東大震災の朝鮮人虐殺はおろか、関東大震災とは無関係である可能性が浮上している。
関東大震災が発生したのは写真にも記されているように大正12年(1923年)9月1日の11時58分32秒発生である。そんな当日に遺体を並べ虐殺まですることは可能なのだろうか。自分達が生き延びることで必死な状況だったはずだ。更にチョン・ソンギル氏は「写真を見て驚愕した。女性の下衣が脱がされているなど、残酷で恥辱的だったので公開したくなかった」と発言している。しかし当時の女性は下着を着けていた人は少なく裾除けを当てていただろう。日本の文化を知らずに一方的に発言しているチョン・ソンギル氏。
またこの関東大震災当日の物とされている写真は、全く別の物だと言う疑惑も挙がっている。明治44年に起きた「新吉原公園の惨状」がその写真に該当する。東北芸術工科大学のアーカイブを覗いてみると全く同じ写真が存在するのが確認出来る。そちらの写真をみると前にある石の箇所に「新吉原公園之惨状」と書かれているが、チョン・ソンギル氏が訴えかけている同じ写真はその文字が消えている。
仮にチョン・ソンギル氏がわざとこのような捏造をしたのなら、何のためにこのようなでっち上げを行ったのだろうか。アメリカやシンガポールに作られる慰安婦像を更に訴えかけ、賠償、謝罪を求めるのだろうか……。
※画像は聯合ニュース、東北芸術工科大学より引用。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ソル」が執筆しました。[リンク]
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