体験を伝える―『ガジェット通信』の考え方

面白いものを探しにいこう 本物を体験し体感しよう 会いたい人に会いに行こう 見たことのないものを見に行こう そしてそれをやわらかくみんなに伝えよう [→ガジェ通についてもっと詳しく] [→ガジェット通信フロアについて]

紛糾する「日韓通貨スワップ 凍結議論」

紛糾する「日韓通貨スワップ 凍結議論」

今回は脇田栄一さんのブログ『ニューノーマルの理』からご寄稿いただきました。

※記事のすべての画像が表示されない場合は、http://getnews.jp/archives/243599をごらんください。

紛糾する「日韓通貨スワップ 凍結議論」

8月ECB理事会のち、特に大きな材料もなかった事や、個人的に何かと優れなかったため、結果として更新に時間が空いてしまった。何か異変があった、とかそういうわけではありません。失礼しました。

大きな(政策動向などの)動きがなかった欧米にひきかえ、日韓両国は五輪期間中での出来事によって紛糾する事態となってしまった。その結果、経済問題(制裁?)として「日韓通貨スワップ」の凍結・破棄などが叫ばれるようになってきた訳だが、この事(通貨スワップ)を最初に大きく扱ったのは、自民党の片山さつき氏 。自分も、昨年彼女の提言を目にしてから、日韓スワップについてはちょくちょく目を通していた。

細かく話すと長くなるので、以下、日韓通貨スワップの概要のみ。

「日韓通貨スワップ」、と一くくりにされるこの協定、言ってしまえば ①財務省-韓銀のドルウォンスワップ、②日銀-韓銀の円ウォンスワップ、の2つに分けられる。(以下概要)

(1) 06年2月に、日本の財務省-韓銀の間で、「日本100億ドル・韓国50億ドル」(下図)の双方向スワップ取極を締結している。 それぞれの自国通貨を米ドルにスワップすることを可能とした協定。(それ以前は上限20億ドルのドル・ウォン間の一方向スワップ)

(2) 05年5月に、日銀-韓銀の間で「上限30億ドル相当」(下図)の円ウォンスワップを締結。

報道ではザックリと、「昨年10月に130億ドルが700億ドルの増額になった」、とされているが、その130億ドルは上記財務省・日銀-韓銀間でのドルウォン・円ウォンの総額。

昨年10月の増額措置は、財務省-韓銀が新規に300億ドル(総額400億ドル)、日銀-韓銀は上限300億ドル相当としたので、(日銀は)新規に270億ドル相当を増額した事になる。そしてこれらの増額措置は時限措置であり、終了時期はあと2カ月後、12年10月末。

なので、10月に通貨スワップの「延長打ち切り」が世間で言われているが、CMI(チェンマイイニシアティブ)に基づく基本ベースの130億ドルに関しては、10月に終了予定ではない。分かりやすく言えば、10月に終了する予定なのはあくまで「増額措置」の分、今現在報道されている「日韓通貨スワップ700億ドル」のうち「570億ドル」、という事になる。財務省の分(日本100億ドル韓国50億ドル)はよくわからないが、日銀-韓銀の上限30億ドル相当の円ウォンスワップは、「2013年7月まで」と、既に延長合意がなされている。(2010年)

紛糾する「日韓通貨スワップ 凍結議論」

(画像が見られない方は下記URLからご覧ください)
http://px1img.getnews.jp/img/archives/e7b49be7b3bee38199e3828be3808ce697a5e99f93e9809ae8b2a8e382b9e383afe38383e38397-e5878de7b590e8adb0e8ab96e3808d.jpg
画像引用元:チェンマイ・イニシアティブに基づく日=タイ間での第3次二国間通貨スワップ取極締結に合意<仮訳>『日本銀行』 PDFファイルより
http://www.boj.or.jp/announcements/release_2007/un0707c.htm/

1 2次のページ
寄稿の記事一覧をみる

記者:

ガジェット通信はデジタルガジェット情報・ライフスタイル提案等を提供するウェブ媒体です。シリアスさを排除し、ジョークを交えながら肩の力を抜いて楽しんでいただけるやわらかニュースサイトを目指しています。 こちらのアカウントから記事の寄稿依頼をさせていただいております。

TwitterID: getnews_kiko

  • 誤字を発見した方はこちらからご連絡ください。
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちらから
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。
GetNews girl / GetNews boy

オスカー2018年晴れ着撮影会