おめでとうスペースインベーダーは『スペースインベーダー インフィニティジーン』に進化した

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タイトル画面

最初に言わせて下さい。スペースインベーダーをなめておりました!! そう、それくらいプレイ時に驚いてしまうゲームが、今回紹介する『スペースインベーダー インフィニティジーン』なんです。『スペースインベーダー』といえば、もはや説明の必要もない程の伝説的なゲームですが、タイトーが開発、瞬く間に日本で大ブームを巻き起こしたシューティングゲームの元祖とも言える作品なんです。
 
発売は1979年、スタッフにはファミコンの開発にも深く携わった上村雅之氏、池上通信機氏、そしてあの宮本茂氏と豪華な面々が……あ! これは任天堂が発売した『スペースフィーバー』の話でしたごめんなさい。
 
それはさておき、本作は1978年に世に生まれ、かつ70年代を語る上では外せない程の社会現象を巻き起こし、一説には「100円硬貨の集金に際し、その硬貨の重みで回収用のトラックがぶっ壊れた」だとか、「あまりの人気に基盤が品薄となり、お金だけじゃなく政治家まで出てきて説得された」なんてエピソードがささやかれているくらいの超大ヒットを記録したゲームなのです。
 

序盤は古き良きスペースインベーダー、しかしこれが“進化”する!

しかし、そんなインベーダーも1978年の発売から既に31年。さすがに、そのままの形で発売されてはレトロ感はあっても寂しすぎます。もちろん過去にもタイトーさんは様々なインベーダー作品をリリースしておりますが、今回iPhoneで発売された『スペースインベーダー インフィニティジーン』の面白さは凄いです。オールドゲーマーも、また当時の熱狂を知らないヤングメンもプレイするべき! です。
 

様々な“進化”がプレイヤーを刺激する

では早速プレイしてみましょう。最初はテンポは良いものの、いわゆる“いつも通りのスペースインベーダー”という感じですが、クリアをしていくと“レボリューション!”の文字が躍り、連射やホーミング、またステージがどんどん進化していきます。
 
更には左右にしか移動が出来なかった自機が上下にも移動可能となり、ゲームシステムすらも変化。ここまでプレイをしていくと「そうそう、インベーダーの後に、ギャラガが出て、ゼビウスが出て……」なんて過去の名作が思い出されるはず。この劇的とも言えるゲームの流れは、もはやスペースインベーダーという枠を超え、正に“手のひらで踊るシューティングゲームの進化論”と言った様相に。
 

ミュージックモードでお気に入りのあの曲でプレイしよう!

さらに特筆すべきが2点。まず1つ目はシューティングゲームに欠かせない操作性。iPhoneのゲームでは画面上に仮想十字キーやボタンを配置していることが多いのですが、指で画面を覆ってしまうため、全てのゲームにおいて、特に今回のようなシューティングゲームなどとの相性はあまり良いとは言えません。そこでタイトーが出した答えは“指を置いた場所を十字キーとする”でした。これにより自機や敵弾が自分の指に隠れることなく操作可能に。
 
そしてもう1点がミュージックモード。これはiPhone本体に収録しておいた自分の楽曲をBGMにして遊べるモードです。このアプリ側で音楽が解析され、インベーダーの出現パターンや難度が変化。つまり所有している曲の数だけ新しいステージを楽しむことが出来ちゃいます。また一度出現したステージ・モードは、いつでも、どこでもプレイが可能な点もモバイルユーザーへの配慮がうかがえます。
 
これで600円という価格は、ゲームの内容、そしてコストパフォーマンスから考えてもお買い得です。何はともあれiPhoneユーザーであれば押さえておきたい本作品、ぜひプレイしてみて下さい。……ああ、とても面白かった! 毎週こういうゲームが発売されると、iPhoneの一ユーザーとしては嬉しい限りですので、開発関係者各位の皆々様におきましては、これからもこのようなゲームのリリースをお願い申し上げます!!
 
スペースインベーダー インフィニティジーン
TAITO Corporation
http://www.taito.co.jp/mob/title/iphone/index.html
600円
iTunes Storeへはコチラ。

(C)TAITO CORP.1978.2009
 
 

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ひげおやじ

インターネットの賑わっているところに大概参加をしながら約20年。 ここ最近はニコニコなどの動画サイトを根城にしつつ、何だかよく分からない生活を送る。 生放送においては過去に、日本全国を生放送をしつつ巡ったり、ヨハネスブルグ、ジンバブエ、カザフスタンなど「そもそも回線は大丈夫なの?」といった場所から生放送を行ったことも。 しかし、一番好きな場所は『自分の部屋』とのたまう、自称「世界で一番忙しいニート」・「世界で一番仕事をしない自宅警備員」。

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