レーシック手術失敗で失明の危機に陥った漫画家! 独占インタビューで胸中を激白!
(2012年7月20日『YAHOO!ニュース』より)
東京都中央区の『銀座眼科』でレーシック手術を受けた患者が目に感染症を発症し、元院長らに対し損害賠償を求めていた裁判の和解が成立した。元院長らが患者60人に対して総額約2億6000万円の和解金を支払うという。
ニュース番組やニュースサイトなどでも大々的に報じられてきたこの裁判だが、記者会見などで書面を読み上げていた原告代表の堀道広さんが、実はプロの漫画家であることはあまり知られていない。
今回のレーシック手術失敗により一時は失明の危機に陥り、漫画家生命すら危ぶまれていた堀道広さん。一風変わった絵柄を武器に、うるし塗りの部活での青春を描いた『青春うるはし!うるし部』や、耳かきで暗殺する殺し屋が主人公の『耳かき仕事人サミュエル』など、ヘンテコな漫画を描き、一部で人気を集めている。
今回のレーシック手術失敗の影響があったかどうか定かではないが、レーシック手術後に仕事で描いた進研ゼミの紹介漫画が「下手すぎるwww」などとネット上で酷評され落ち込むこともあったという。そんな堀道広さんに、今回の和解についての感想を伺ったところ、
「なにはともあれやっと終わってよかった。でも、ニュースとかで大々的に和解金2億6000万って報道されたもんだから、それ以降会う人みんなにお金の話をされて困っている。僕が億万長者になったんじゃないかと誤解されてて。実際は症状に応じて和解金が支払われるみたいで、僕は原告代表なのに症状自体は軽かったから、もらえる金額はほんの少しなのに…… 中古のオートバイがやっと買える程度だよ。この大きな誤解を解くために、これからも漫画を描き続けていきたいと思ってる……」
と、その複雑な胸の内を語ってくれた。今回の事件のことも今後少しずつ漫画に描いていくそうだ。次に『YAHOO!ニュース』のトップに名前が出る時には「原告代表」ではなく「漫画家」として出てくれることを期待しよう。
※この記事は、ゴールドラッシュの「ピョコタン」が執筆しました。[リンク]
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