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【インタビュー】大岩俊之先生に聞いた 誰でもできるゆるい速読“ゆる速”とは?

【インタビュー】大岩俊之先生に聞いた 誰でもできるゆるい速読“ゆる速”とは?

「本をたくさん読めるようになりたい! けど速読には挫折した!」
そんな方にオススメなのが、誰でもすぐにできる、速さを競わない速読“ゆる速”です。今日は、「ゆる速」読書講座が大人気、Role Job(ロールジョブ)代表:セミナー講師でありフリー起業コンサルタントでもある大岩俊之先生読書のコツなどについて詳しくお話を伺いました。

「成功者はみな読書家」というフレーズが読書のキッカケ

――自己紹介と、読書歴を教えてください。

大岩先生:大岩俊之と申します。「ゆる速」読書講座や記憶術など能力開発セミナーを開催しています。ほかに企業研修や、大学で小論文を教えたりもしています。
20歳まで、ほとんど本を読んだことがありませんでした。起業を本気で考え始めた5年前、「成功者はみな読書家」というフレーズを見つけ、急に本を読み始めました。それまでは、年間平均10冊くらいだったと思いますが、5年くらい前から年間300冊くらい本を読むようになりました。

――年間300冊! すごいですね。それも“ゆる速”効果でしょうか。“ゆる速”とは、簡単に言うとどういう講座ですか?

大岩先生:他の速読法のようにはじめから欲張って10倍を目指すことはせず、実用的な2~3倍の速度を目指す、ゆるーい読書講座です。欲張って、挫折して、身につかなかったら意味ないですからね。有名な速読法のように“テクニック”を教えるのではなく、誰でもすぐ実践できる読書のコツみたいなものを教えています。

“ゆる速”は簡単、本文以外の情報を重視

――誰でもすぐ実践できる、というのは良いですね。もう少し具体的に、ほかの速読との違いを教えてください。

大岩先生:たとえばフォトリーディングは、必要なところだけを拾い読みする効率を重視した読書法といえますが、少々ステップが複雑なところがあります。ゆる速は、ステップが簡単です。本を読む前に、まず本の中身以外(タイトル、帯、プロフィール、目次、はじめに)から情報を取ることを重視し、時間をかけます。フォトリーディングのように拾い読みをすると読書した満足感が得られないので、時間があるときはすべて読むことをオススメしています。全体的な目的は決めますが、効率重視ではないため、拾い読みすることにこだわっていません。

ほかに世間で一般的に言われている速読法(SRS速読、呉式スポーツ速読、SR速読など)は、 目を鍛えて視野を広くし、一度にたくさん(5行とか1ページとか)読むことによって、本を速く読むという方法です。1分で何文字読めるかを、競い合います。それらは、目や脳の処理能力を鍛えることによって処理スピードを上げますが、ゆる速は、“事前の知識が多いほど読書スピードが速くなる”脳の原理を利用します。根本的に読み方が違います。

本の出版企画のキモを押さえれば概要を理解できる

――そもそも、どういう経緯で“ゆる速”の方法にたどり着いたのですか?

大岩先生:フォトリーディング講座を9回も受講するほど、ハマっていました。しかし、講座で習った通りに読書すればするほど、読書法について悩むようになりました。ステップが複雑で時間がかかり、だんだん面倒になってきたのです。そこで、ほかの読書法・速読法に関する本を読み漁り、徹底的に研究しました。それらを試しながら、フォトリーディングを簡略化して読書していくうちに、今の読書法“ゆる速”になったという感じです。
その後、出版を目指して出版社の方と打ち合わせしているときに気がついたのですが、出版が決定するための重要な項目は、本の中身ではないんですね。その時点ではまだ本文が書かれていないのです。驚きました。
だったらそれを逆手にとって、出版が決定するために編集者が重視している項目をまず押さえれば、ビジネス書の概略はほとんど理解できることになります。その理論を“ゆる速”に取り込んでいます。

――本をつくる側が重視している、その本のキモとなる情報を先に得てしまえば、内容が理解できてしまうというわけですか。おもしろいですね。

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