“猫神”岩合光昭さん初監督作品『ねことじいちゃん』現場で猫にモテモテだったヒロイン・柴咲コウ
日本を代表する動物写真家であり、世界中の猫好きの憧れの的である“猫神”こと、岩合光昭さんが映画監督に初挑戦! 2019年早春ロードショーの『ねことじいちゃん』より、猫とヒロイン・柴崎コウさんが可愛すぎる写真が到着しました。
本作は、映画初主演となる落語家の立川志の輔さんを主人公に、とある小さな島で暮らす大吉(じいちゃん)と、タマ(猫)のつつましくも豊かな時間が流れる暮らしを描いた物語。都会から島へ移住しカフェを開く美智子というちょっと謎めいた女性を柴崎コウさんが演じます。
人間も猫も皆夢中になるヒロイン・美智子は、まさに柴咲コウしか考えられない役だったと岩合監督。「初監督の私を、素晴らしい演技力で助けてくれましたし、本当に心から猫を愛している方なので、猫との撮影でも助けられました。タマはもちろん他の猫たちも、本番でちゃんと柴咲さんの方へ近寄っていくんですから。猫にも柴咲さんの気持ちが伝わっている。まさにこの映画の光となってくれている存在でした」と語っています。
主演の立川志の輔も「現場に凛と立っていらして、一言一言、言葉がすっと心に入ってくる芝居をされる。やっぱり役者さんはすごいなと改めて思いました。そして主役のタマだけじゃなく、出演している全ての猫たちを本当に可愛がっていらして。その気持ちは猫も分かるんですね。休憩中に私の膝の上に座っていたタマが、柴咲さんが来た途端に、彼女の方へ行こうとするんです。オスですし、やっぱりきれいな女性が好きなんでしょうね。タマを少し憎く思った瞬間でした」と嫉妬まじりの?絶賛の言葉を贈っています。
柴崎さんは今回の起用について、「岩合さんが初監督、志の輔さんが初主演。“初めて”に出会えるのは一度きりしかないので、二つもある“初めて“を、現場を共にして体感したいと思い、ご一緒させていただきました」と話し、「あとはなにせ猫が大好きなので、 猫と楽しく毎日を過ごすように撮影ができたら最高だなと思って。実際その願いの通りになり、とても楽しい撮影でした。もちろんたくさん猫が出てくる映画ですが、猫と島の人たちの暮らしを通して、どうしたら朗らかな気持ちで生きていくことができるか、本当に豊かなこととは何か、これからの年の取り方を前向きに考えさせてくれるメッセージが随所散りばめられている作品になるのではないかと思います」と猫愛を炸裂させています。
スクリーンのどこかにいつも猫がいる映画「ねことじいちゃん」は愛知県知多半島に浮かぶ佐久島を中心に撮影が行われ、4月10日にクランクアップ。来年の早春公開を予定しています。待ち遠しい!
『ねことじいちゃん』ストーリー
日本のとある小さな島で暮らす大吉70歳。2年前に妻よしえを失くし、飼い猫のタマと二人暮らし。生まれ育ったこの島には、隣に住む幼馴染の巌をはじめ、たくさんの友人と猫がいて、日々は穏やかに流れている。東京に住む息子・剛は一人暮らしの父を心配しているが、大吉とタマは自由気ままにのんびり過ごす日々に不安や不満もない。しかし、親しい友人の死や、大吉自身の体の不調など、このまま続くと思っていた毎日に変化が訪れはじめて……。
監督:岩合光昭 出演:立川志の輔、柴咲コウ
製作:「ねことじいちゃん」製作委員会 (C)2018「ねことじいちゃん」製作委員会
本記事の写真:撮影 Machi Iwago
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。