不条理“子殺し”スリラー『マッド・ダディ』 母の日特別映像でニコラス・ケイジがブチギレまくる[ホラー通信]

access_time create folder映画

子を愛するすべての親たちが、突如我が子へ強烈な殺意を抱いてしまうという超不謹慎スリラー『マッド・ダディ』が6月23日(土)より公開。とんでもないあらすじと、愛する我が子への殺意が止められなくなる主人公をニコラス・ケイジが演じていることから話題騒然。そんな今作より“母の日特別映像”が到着いたしました。

登場するのはニコラス・ケイジ演じる主人公・ブレントとその妻、そして彼らが殺意を抱いてしまう子供たち。親の様子がおかしいことに気付いた子供たちは部屋に鍵をかけて籠城しているようですが、そこへお母さんが優しく説得しにやってきます。口調は穏やかですがその瞳にはなんだか不安な影が……。“母の日特別映像”であるからしてお母さんがフィーチャーされた映像かと思いきや、ラストに登場するニコラス・ケイジがすべてを持っていく勢いでド派手にキレ散らかしております。

表情・発声・マイムのすべてのメーターが振り切れていて怖いというよりめちゃくちゃ可笑しい。ノック速いな。字幕はかなりソフトになっていますが音声を聴く限り実際のセリフには“マザーファッキン”、“マザーファッカー”といった言葉が多用されているようです。「ニコラス・ケイジ、まだまだやるな」といった感じですが、先日「数年後に俳優を引退し、監督業に移行したい」と発言しているニュースが流れていましたね。こんなキレッキレのニコケイもう観られなくっちゃうのかな~。そういった意味でも、『マッド・ダディ』必見じゃないでしょうか。

映画『マッド・ダディ』は6月23日(土)よりシネマート新宿ほかにて全国ロードショー。どうぞ、お楽しみに。

作品概要

<ストーリー>
ある日突然、パパとママが狂いだす!
それはブレント(ニコラス・ケイジ)にとっていつもと変わらない朝だった。いつもと変わらない日常。若い頃に思い描いていたのとは全く違う冴えない日常だけど、結婚して十数年、2人の子供にも恵まれ「幸せなんだ、コレでいいんだ」と自分に言い聞かせて暮らしている。いつものように会社へ行きダラダラと仕事をこなしていたが、その日のテレビはいつもと違っていた。親が実の子供を殺害したという陰惨なニュースがひっきりなしに報じられているのだ。国中がパニック状態に陥る中、愛する子どもたちの身を案じるブレントは、仕事を早退して帰宅。良かった、子供たちは無事だ。しかし、愛しい我が子の顔を見た瞬間、彼の中で何かがはじけ飛ぶ――。この子たちを殺さなければ!!ブレントは正体不明の殺意に突き動かされてゆく!

【キャスト】
ニコラス・ケイジ『ナショナル・トレジャー』『キック・アス』、セルマ・ブレア『ヘルボーイ』、アン・ウィンターズ
ザカリー・アーサー『フィフス・ウェイブ』、ランス・ヘンリクセン『エイリアン2』、オリヴィア・クロチッチア

【スタッフ】
監督・脚本:ブライアン・テイラー『アドレナリン』『ゴーストライダー2』
製作:クリストファー・ルモール、ティム・ザジャロフ『マッドバウンド 哀しき友情』
撮影:ダニエル・パール『悪魔のいけにえ』『テキサス・チェーンソー』『13日の金曜日(09)』
編集:フェルナンド・ビジェナ『アドレナリン:ハイ・ボルテージ』『GAMER』、ローズ・コアー
2017年/アメリカ/カラー/シネマスコープ/デジタル上映/ドルビーSRD/85分/英語/字幕翻訳:高橋彩/原題:MAM AND DAD
配給:クロックワークス

ホラー・カルト映画&ホラーエンタメ情報の『ホラー通信』はこちら – http://horror2.jp[リンク]

  1. HOME
  2. 映画
  3. 不条理“子殺し”スリラー『マッド・ダディ』 母の日特別映像でニコラス・ケイジがブチギレまくる[ホラー通信]
access_time create folder映画

レイナス

おもにホラー通信(horror2.jp)で洋画ホラーの記事ばかり書いています。好きな食べ物はラーメンと角煮、好きな怪人はガマボイラーです。

TwitterID: _reinus

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。