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【Interview】在留外国人のスキルを事業に生かそう!日本在住外国人特化型クラウドソーシング「Guidable Crew」を探る

近年、ますます増え続ける日本在住外国人。昨年発表された法務省の報告によると、2016年時点における在留外国人数は238万人。過去最多の数字となった。政府のインバウンド拡大施策によって、外国人が日本に訪れる機会も、かつてないほど増加している。

企業からすれば、そんな外国人たちを活用しない手はない。彼らの多くは、語学はもちろん、多彩なスキルを取得しているからだ。そこで登場したのが、日本で暮らす外国人に特化したクラウドソーシングサービス「Guidable Crew」。日本で働きたい外国人と、企業のニーズをマッチングし、“Win Win”のビジネス形態を創出しようというものだ。

提供元は、Guidable。設立以来、日本で暮らす外国人向けに事業を展開してきた同社。その経験は、本サービスにも余すことなく生かされている。代表取締役の田邉 政喜(たなべ まさき)氏に、早速詳しい話を聞いた。(写真:最前列左側が田邉氏)

・自国のマーケティングノウハウ、エンジニアリング……多彩スキルの活用が可能

Q1:まずは、このようなサービスを提供するに至ったきっかけから、お聞かせください。

弊社は、「外国人と日本人の境界線をなくす」ことを理念に、事業を行っています。(中略)その中で多くの外国人が、「日本でさまざまな経験をしてみたい」「もっと仕事の機会がほしい」「空き時間や好きな時間にもっと働きたい」という想いを持っていること、同時にそれを解消する術がないことに、気付かされました。

一方、オリンピックや地方創生など、政府のインバウンド拡大施策によって、外国人が日本に訪れる機会は、爆発的に増えています。日本企業にも、「この機会に、外国人向けに新しい商品やサービスを提供したい」というニーズがあります。この両方をマッチングさせることができないかと考えたのが、本サービスを開発するに至った経緯です。

Q2:現在登録されている外国人は、どれくらいいるのでしょうか。また、主にどのようなスキルが提供されるのでしょうか。

現在登録されているユーザー数は、ローンチ直後のため非公開としておりますが、1年以内に1万人の登録者数、100社の利用企業をめざしております。GuidableのFacebookなど、SNSアカウントにはすでに、累計8万人以上のファンがおり、Guidable Japanは1年間で100倍のPV数を記録しています。

登録者のバックグランドはさまざまで、語学力だけでなく、出身国でのマーケティングノウハウ、独自のネットワーク、デザインやエンジニアリングのスキルを持った人もいます。「Guidable Crew」を利用すれば、こうした幅広いスキルを活用することが可能です。

・徹底サポートで“安心”を提供

Q3:外国人雇用にありがちな事業主の不安は、どのような形で解決するのでしょうか。

私たちは本サービスで、3つのイノベーションを起こしています。1つは、日本在住の外国人に、簡単に仕事を依頼できるところ。2つ目は、英語が得意でない事業主に対し、言語面で完全にサポートすること。3つ目は、ドタキャンなどがないよう、サポート体制を構築している点です。

この3点によって、「英語が話せない」「案件が思うように進まない」といった事業主の不安を、解決することができます。サービス開始当初は、このようなソーシング先となる依頼者の選定サポートを、弊社が無償で実施します。(こうしたことから)クラウドソーシングで生じやすい“クオリティの低さ”や、“業務の不履行”などの不安を取り除きつつ、“安心“を提供しています。

Q4:リリースから半月。サービスの利用状況は、いかがなものでしょうか。今後の展開と併せて、教えてください。

企業や自治体、個人事業主など様々な業界から40件以上の問い合わせをいただき、現在同時進行で、案件を進めています。

近年は、インバウンド需要が高まるとともに、海外展開を検討する企業も増えてきています。“外国人向けの商品やサービス”の開発・販売を強化したいニーズが、どの企業にも少なからずあるため、そのとっかかりとして、お問い合わせを頂戴しています。今後は機能の追加、登録者のスキルアップなど、サービス品質の向上をめざし、より多くの方々に利用してもらえるよう、尽力していくつもりです。

(取材・文 乾 雅美)

Guidable Crew

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