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【第13回高校生RAP選手権】「プレッシャー、 スタミナ、自分との戦いでした」ラストチャンスで悲願の大会制覇

【第13回高校生RAP選手権】「プレッシャー、 スタミナ、自分との戦いでした」ラストチャンスで悲願の大会制覇

 2018年3月17日、東京・豊洲PITにて高校生ラッパーの登竜門となっているフリースタイルMCバトルの甲子園【第13回 BAZOOKA!!!高校生RAP選手権】が開催された。

【第13回高校生RAP選手権】写真(全8枚)

 【高校生RAP選手権】は、2012年7月にBSスカパー!にて放送されているバラエティ番組『BAZOOKA!!!』のコーナーとして生まれた企画。当初は番組スタジオで行われていたが、第3回大会以降からライブハウスに会場を移行し、回を増すごとに会場規模と動員数を拡大。第13回となる今回は、大会史上最多となる全国5ブロックで開催されたオーディションを通過した16名のうち、10名が本戦初出場となり、それぞれの想いをぶつけ合う激しいマイクバトルが繰り広げられた。

 まず驚かされたのは会場の熱気。番組レギュラーの小藪千豊、やべきょうすけをはじめ、くっきー(野性爆弾)、千鳥、Licaxxx、紗蘭らも圧倒されるほどで、出場者だけでなくオーディエンスの応援も回を追うごとに大きくなってきていることがひしひしと伝わってきて、“RAPブーム”と呼ばれる昨今の流れを実感した。その後審査員として、漢a.k.a GAMI、鎮座DOPENESS、ANARCHY、MARIA(SIMILAB)、R-指定(Creepy Nuts)、DOTAMAが登場し、いよいよMCバトルの火蓋が切って落とされた。

 今回キーワードの一つになったのは出場者たちの“キャラ立ち”ではないだろうか。それは外見だったりマイクパフォーマンスだったりもするのだが、終始個性と個性のぶつかり合いだった。また、13回目ということもあり全体のレベルがどんどん高くなっていて、ラップのスキルはもちろんステージングやフローにもそれぞれの個性が見受けられる。会場の規模やオーディエンスの熱気に物怖じせず即興で自分の想いをぶつけ空間を支配してしまう彼らのエネルギーには終始圧倒されっぱなしで、声や学歴だけでなく、ハンディキャップも、体型も、普通であることさえもすべて個性であり、自分にしかできないラップをそれぞれがやってのけていた。審査員のR-指定も「コンプレックスをぶつけてなんぼの世界」と言っていたが本当にその通りだ。

 大会経験者は高校生活のわずか何か月かの間にライブ出演などで経験値を積み、そこで得た技術からステージングに至るまで目を見張る成長を見せ、一方で初出場を手にした者はやっとの思いで立てた戦いの舞台に対する気合が凄まじく、両者の票が割れることも多い5分5分の試合ばかりで全く予想のつかない展開だった。そして、1回戦を終えた際に漢a.k.a GAMIが「個性の強い子が揃っているけどその中でスキルがある子がやっぱり強い」と語ったように、試合の駒を進めた者たちはどんどん本領発揮し、格段に自身の持つ良さを出せるようになっていった。

 決勝戦は、第11回、12回と初戦に散ったHARDYと、前回惜しくも準優勝で雪辱を晴らしたいG-HOPE。実力がある者同士、どちらも悲願の優勝を狙うバトルとだけあって皆が固唾を飲んで見守る中、バトルは延長戦までもつれ込み、高校3年生で今回がラストチャンスだったG-HOPEが有終の美を飾った。

 優勝を手にしたG-HOPEはバトル後のインタビューで、「会場の雰囲気もHARDYだったし、ぶっちゃけ無理だと思ったんですけど、全力尽くせばいけるもんですね(笑)バトルはこれで最後なので、(前回決勝で負けた)Core-Boyと戦うことができないのは悔しいですが、優勝できてよかったです」コメント。前大会まで意識していたCore-Boyのような存在がいたかという問いに「いなかったです。今回は、優勝候補と言われて、もしこれで優勝できなかったらと思うと、すごいプレッシャーがあって。プレッシャーやスタミナ、もう自分との戦いで、最後だから全力出せればいいなと思って挑みました」と語った。また、「バトルは今回が最後です。これからは音源のリリースを中心にやっていきたいなと思っています」と今後についても述べている。なお、本大会の模様はBS スカパー!にて4月16日に放送される。

text:神人未稀
(C)BSスカパー!BAZOOKA!!! 第13回高校生RAP選手権in TOKYO

<MC・小籔千豊 コメント>
今回もみんなすばらしい高校生たちでした。負けた子の中でも好きやなと思う子たちもいっぱいいて、ラップ、CDをもっと聞いてみたいなと思いました。いつかこの子たちがCDを出してラッパーとして有名になることが楽しみになるような大会でした。決勝はどっちが勝ってもおかしくなかったので、負けたHARDY君とか悔しいと思うんですがすごくよかったですし、G-HOPE君の優勝もおめでたいなと思います。また 14回大会もちゃんとした大会になりそうな感じがしてよかったなと思います。爽やかなRAP選手権、次回第14回大会できたらいいなと思います。

<MC・やべきょうすけ コメント>
これまでRAP選手権を何回か見せてもらっているんですけど、常連組と言われる人たちと新たな顔という選手の激突が面白かったです。一度、高校生RAPを経験した子たちが、次出るまでの期間、どれだけRAPをやってきたのか、それがこの大一番で出るんだなと思いました。ベスト4くらいまで上がってくるんですけど、そこから決勝への壁に、敗戦を経験した差がでるのかなと思います。次回14回大会の時は今回敗れた子たちが、いったいどのくらいスキルを上げて帰ってくるのか楽しみです。今回も次につながる高校生RAPで、次回、めちゃめちゃ楽しみです。

◎放送概要
『BAZOOKA!!! #227』
2018年4月16日(月)午後9時~
MC:小籔千豊、やべきょうすけ
レギュラーメンバー:くっきー(野性爆弾)、千鳥、Licaxxx、紗蘭
チャンネル:BS スカパー!(BS241/プレミアムサービス 579)
※上記の放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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