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「でも、起業って大変じゃないの…?」と思う人に。一番大事なお金との向き合い方

「でも、起業って大変じゃないの…?」と思う人に。一番大事なお金との向き合い方

起業を考える人にとって最大の悩みは「お金」にまつわるものだろう。開業資金に人件費、運転資金など、起業にはかなりのお金がかかるというイメージがあるし、商品やサービスの価格設定なども悩みのタネになる。そのため、起業したい気持ちがあってもなかなか前に進めない人は多い。

『起業1年目のお金の教科書』(かんき出版刊)の著者、今井孝さんは、起業に関するお金の悩みの多くは「お金があるかないか」よりも、自分のお金に対する感情や感覚がつかめていないためだと語る。

本書は、ベストセラーになった前著『起業1年目の教科書』の第二弾として、企業にまつわる「お金」に特化した内容だ。これまで3万人以上の起業家にノウハウや考え方を伝えてきた今井さんに起業家に必要なお金との向き合い方について伺った。今回はその後編をお届けする。

■行き詰ったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返る

――「フリーマーケットでお金を生み出す感覚を実感する」「売上を出している人から話を聞く」など、自ら動いて体験することは、起業にまつわるお金との向き合い方の中でも大事なポイントのように思えますね。

今井:そうですね。色々と考えて何をしたらいいかわからず止まってしまったら「難しく考えすぎているのかな」と振り返って、今できることを探してみるといいですね。

――今井さん自身もそういった経験がありましたか?

今井:直接、ビジネスとは関係ない話ですが、最近そう思うことがありました。

今、奥さんが毎朝、子どものお弁当を作っているのですが「たまには代わってくれると嬉しいな」と言われたんです。そこで私が「じゃあ、料理教室でも通おうかな」と言ったら「そんなことしなくても、今できる卵焼きとか冷凍食品を詰めるだけでもいいよ。週に一回同じお弁当でもいいし」と言われたんです(笑)

つまり、私はお弁当を作ることを難しく考えていたわけで、ビジネスも同じようなことだと思うんです。「起業するなら大きなお金が必要だ」とか「資格をとらなくちゃ」とか「MBAを取得しなければ」とか、思い込みで考えてしまう。

お弁当も卵焼きと冷凍食品から始められるし、続けていけば別の料理を覚えますよね。だから、わざわざ大金や大きな労力を使わなくても始めることはできるし、そこから学んでいけばいいんです。

――本書には「開業手続きは必要になるまでしない」「広告は最後に使う」など、起業初心者の固定観念を覆すノウハウが紹介されていますが、そう言われて納得できる人とできない人に違いはありますか?

今井:本だけだと「こんな簡単にできるわけがない!」という人が稀にいらっしゃいますが、面白いのは、直接お会いして説明するとほとんどの人が「なるほど!」と納得されることです。

これもやはり感情や感覚の問題だと思います。直接話ができるとリアリティが湧くんです。

一冊目の『起業1年目の教科書』を出版したときも、すでに起業したベテランの方からは「そうだよね」と言っていただけて、起業したばかりの人からは「参考になりました」とお声をいただいたんです。でも、まだ何も始めていない方の中に、「こんなに簡単なはずはない!」と言われる方がいらっしゃったわけです。

だからこそ、直接話を聞くとか難しく考えず始めてみるというリアルな体験から「感覚」を身につけることは大切だと思います。

――もし、資金や人脈など今あるベースがまったくゼロの状態から起業しようと思ったら、今井さんならまずどんなことから始めますか?

今井:まず、友達をつくることから始めますね。

――それは起業につながるような人とのお付き合いを始めるということですか?

今井:はい。なので、セミナーや懇親会に行くでしょうね。アイデアも真っ新な状態で、まず人から始めます。たぶんアイデアも一人では考えないと思います。

――起業を考える人は、一人で考えるケースが多いものですか?

今井:完璧に一人で考えないといけないと思っている方が多いです。「企画書をしっかり書かないと相談なんてできない」とか「アイデアは練りに練らないとダメだ」と思っているケースがありますが、それだと中々前に進まないです。

誰かにアイデアの段階から話せれば色々な可能性を考えることもできますし、話すことでアイデアの輪郭がはっきりしてくることもあるので。お金があることよりも仲間が周りにいることのほうが大事だと思います。

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