中国NEV法の影響か!? 電気自動車の展示が目立った『広州モーターショー2017』
▲東京モーターショーでは出展されることがなかったミニや、アルファロメオ、ジャガーなども軒を並べ、アジア最大規模のモーターショーへと成長した『広州モーターショー』。まだまだ自動車に熱い目が注がれていることが写真からもおわかりいただけるだろう
NEV法の影響か、電気自動車も展示
2017年11月17日から11月26日まで中国広東省広州市で開催された広州モーターショーで、展示されている日本メーカーの車両を紹介していく。中国で2019年から施行されるNEV法(ニューエネルギービークル規制法:自動車メーカーは、EV、PHEV、FCEVを一定割合で生産することが義務づけられる)の影響もあり、一部電気自動車も展示されていたのが印象的だった。
▲広州トヨタは、広州汽車をパートナーとするトヨタ系の合弁会社。その広汽トヨタブランドのEVがこのeコンセプト。見た目は広州汽車のオリジナルモデルのSUV「GS4」がベースのようだ。広州汽車独自開発によるEVのようで、将来的にOEM供給の可能性も高い
▲トヨタの中国における合弁パートナーのひとつ、中国一汽もEVコンセプトセダンを展示していた。こちらは天津一汽の「駿派A70」というセダンがベース。こちらも広汽Eコンセプト同様、将来的にOEM供給される可能性が高そうだ。NEV法の影響がここにも見受けられた
▲広州モーターショー開催直前に、新型カムリのチャイナプレミアが行われた。日本はハイブリッドのみだが、中国仕様は2.5Lと2Lの直4エンジン仕様もラインナップされる。北米仕様同様のフロントフェイスは、なかなかハンサム。日本にも早くこの顔のモデルが登場してほしい
▲中国では、2017年6月に登場している新型レクサス LS。日本仕様にはない、3.5L V6NAエンジン搭載車が展示されていた。ショー会場では歴代のLS(日本におけるセルシオも一部あり)が置いてあり、新型の盛り上げや、LSの歴史感の演出もバッチリであった!– nodisplay end –>
▲広州ショーのプレスアンファレンス会場で、中国市場における新型リーフのお披露目が行われた。NEV法も間近ということで注目度は高かった。日本でいう先代リーフは、合弁ブランドの“啓辰(ヴェヌーシア)”扱いだったが、新型は日産ブランドとなるようだ
▲日産 キックスといっても、あの軽SUVではない。2017年春に開催された上海モーターショーで発表されたSUVの市販版で、2017年7月に正式デビューした。中国市場ではジュークがインフィニティ扱いとなっているので、このキックスが日産ブランドのコンパクトSUVとなる
▲日本市場への復活もささやかれるCR-V。中国では、2017年7月9日にデビューを果たした。ラインナップは、写真のスポーツハイブリッドとガソリン仕様が用意される。ハイブリッドは2Lガソリンエンジンと組み合わされ、システム総合215psを発生。燃費性能も高い
▲広州アキュラ TLXにも投入された、欧州車や中国車では当たり前のロングホイールベース仕様。ノーマルモデル比+125mm延ばされている。TLXはレジェンドのひとつ下のクラスで、かつては、アコードの兄弟車だったモデル
▲スバル車の中でも、中国での量販が期待できるモデルがXVだ。展示車は“全駆動(AWD)尊貴版アイサイト”というグレード。多くの人たちが、水平対向エンジンを興味深げに見ていた。ヒールを履いているとはいえ、写真のモデルさんの身長が気になる
▲現地で人気のスズキ アリビオに、プロ仕様が投入された。正式発売は10月15日。プロというからタクシー仕様なのかと思ったが、トランスミッションはアイシン製6AT、後席用空調吹き出し口、クルーズコントロールなど、高品質と豪華な内装がウリとされるグレードのようだtext&photo/マガジンX編集部
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