お風呂で読めるようになった『Kindle Oasis』レビュー 7インチ大画面と物理ボタンが快適な読書体験をもたらす

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お風呂で読めるようになった『Kindle Oasis』レビュー 7インチ大画面と物理ボタンが快適な読書体験をもたらす

Amazon.co.jp(以下Amazon)が10月末に出荷を開始した、電子書籍リーダー『Kindle』の最上位機種『Kindle Oasis』新モデルのレビューをお届けします。

『Kindle』シリーズ最大の7インチ、300ppiのディスプレーを搭載、シリーズで初めて防水機能を搭載した電子書籍リーダー。価格は、8GBモデルが3万3980円(税込み)、プライム会員は2万9980円(税込み)。32GBモデルが3万6980円(税込み)、プライム会員は3万2980円(税込み)。32GBの3G対応モデルが4万4980円(税込み)、プライム会員は4万980円(税込み)です。

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パッケージの中身は、シンプルに本体とUSBケーブルのみ。前モデルはバッテリー内蔵カバーが付属しましたが、カバーは別売りになりました。

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最薄部は前モデル同様3.4mmで、左右で厚さが異なるエルゴノミックデザインを採用。厚いグリップ部分を左右どちらの手で持っても、画面が自動で回転して表示方向を調整してくれます。背面はアルミニウムを採用し、質感のある手触りが印象に残ります。

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起動後は言語を選択してWi-Fiに接続、Amazonアカウントでログイン後、機能制限などを設定すると、使い方、ホーム画面が表示されセットアップ完了。

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300ppiのディスプレーで表示する文字は視認性良好。前モデルの6インチから7インチにディスプレーが大型化したことにより、前モデルと比べて30%多く文字を表示可能になったほか、LEDライトが前モデルの10個から12個に増え、より均一な明るさの画面になっています。

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前モデルと同じく搭載された、ページめくりに用意された2つの物理ボタンが便利。

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左手で持っても右手で持っても、上のボタンで次のページ、下のボタンで前のページに移動します。

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7インチ300ppiの大画面は漫画を読むのにも適するサイズ。漫画を読む際に便利な機能がいくつか追加されています。ひとつは、シリーズ作品のライブラリでの管理機能。漫画では一般的な複数巻にわたるシリーズを、ライブラリで自動でひとめとめにしてくれます。

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見開きページへの対応も漫画に向けた機能。見開きページになっている場合は画面にプレビューボタンが表示されるので、タップすると見開きページを全画面で表示してくれます。

ページの切り替えを高速化する“快速ページターン”機能では、ページめくりを20%高速化。画面を長押しして読み飛ばしを可能にする“連続ページターン”と組み合わせて、漫画や雑誌を快適に読むことができます。

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microUSB端子から充電。2時間でフル充電が可能で、バッテリーは数週間持つとのこと。

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目玉の防水機能を、お風呂で試してみました。防水機能があっても、水滴がついたタッチパネルは操作しづらくなるものですが、ページ送りの物理ボタンがあるので操作は快適でした。最深2mの真水に最大60分の浸漬が可能なIPX8等級の防水機能がありますが、水に潜らせたまま使用することを推奨するものではないので注意。直接水がかからない程度に、お風呂やプールサイドで利用できるものと考えた方がよさそうです。

Amazon.co.jp: 利用方法について: Kindleストア
https://www.amazon.co.jp/b?node=5372328051

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別売りの純正カバーは、水に強いファブリック素材とレザー素材の2種類で、各3色の計6色をラインアップ。フタを折り曲げてスタンドにすることもできます。

記事執筆時点では8GBモデルの在庫があるものの、割安なキャンペーン情報付きモデルや32GBモデルは11月中旬の出荷予定になっていることから、『Kindle』ファンには争奪戦が始まっている模様。すぐ手元に欲しい人はお早めに。

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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