AR・IoTを始めたい人に最適!「Tactigon」はジェスチャー認識のための最小オープンボード

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ARやIoT関連のデバイスが次々と世に送り出され、キーボードやマウスなど古典的入力デバイスが、すでにマイノリティーになりつつある昨今、代替の入力手段として圧倒的に自然でユーザーフレンドリーなのはジェスチャー認識によるものだろう。

ジェスチャー認識技術に関しては、現在、画像センシングを利用したものがメインだが、最近ではカメラがなくても利用できるモーションセンシングにも注目が集まっている。

こうしたなか、イタリアのスタートアップ、Next Industriesは、コンパクトでさまざまな通信規格に対応した「Tactigonボード」と、これを搭載した2種類のジェスチャー認識デバイスを発表した。この秋にKickstarterで発表予定の同プロダクトの特徴をみていこう。

・センサーや通信モジュールをコンパクトに搭載

Tactigonボードのサイズは46.9mm×15.2mm×5.5mmとまさに極小だ。このコンパクトなボードの中に、ジャイロスコープ、加速度計、磁気センサーなどジェスチャー認識に必要なセンサーがギュッと詰め込まれている。

通信にはBluetoothが使えるほか、ボードを拡張することで、 LoRa、Sigfoxといった省電力の通信規格にも対応する。温度センサーや圧力センサー、GPSも搭載しており、なにかと活用範囲が広そうだ。

・車載システムやARコントローラーとして活用

このTactigonボードが防水ケースに入った「Tactigon Sharpe」は、車やバイクなどに設置しての活用が想定されている。狭いスペースにも設置できて、さまざまな対象の動きのキャプチャー・分析の用途で活躍するだろう。

グローブタイプの「Tactigon Skin」は、手に装着することで位置や動きをセンシングする。グローブを装着しても邪魔にならないため、ARなどのコントローラーとして重宝するだろう。

・ジェスチャーによるコントロールの調整もプログラマブルに

Tactigonは、開発環境のArduinoIDEを使ってプログラミング可能だ。欲しいセンサーや通信モジュールがオールインワンで搭載されていて、ArduinoボードなどでIoTにチャレンジしたいと考えていた方にとっても最高のプロダクトだろう。

ジェスチャーコントローラーの各機能の設定方法などのチュートリアルが動画やブログで紹介されているので、興味ある方は参考にしてほしい。価格や出荷時期など、プロダクトを手に入れるための詳細はまだ発表されておらず、Kickstarterでの登場が待ち遠しい。

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