会社NGだった物が商品化!? カラオケパセラ新名物「グルトー(グルメトースト)」が美味い!!
たっぷりのはちみつに生クリーム、バニラアイス等、甘いもの好きにはたまらない『ハニトー』。そんなパセラの看板メニューである『ハニトー』に革命が起きた! その名も『グルトー』である。
『グルトー』とは、ハニトーの歴史上初の甘くないハニトー。一度は企画会議で“ボツ”にされ、お蔵入りしかけたという本商品が、いよいよ2017年9月13日(水)より公式に販売開始となる。メニューは全7種類あり、提供店舗によって異なる。
ガジェ通では、販売開始に先駆けて、AKIBAマルチエンターテインメント店や秋葉原電気街店で提供される『グルトー 焼きチーズカレー』(1,180円)を実食! パセラの新たな食事メニューを紹介していく。
『グルトー 焼きチーズカレー』を食べてみた
これまでの「カラオケパセラ」の名物メニューといえば、『ハニトー(ハニートースト)』。甘いもの好きの女子やママたちに人気のメニューに加えて、軽食がわりに友だちやグループで味わえる本格的なトーストメニューが、今回公式発売となる『グルトー(グルメトースト)』だ。チーズフォンデュやシーフードグラタン、焼きチーズカレー、牛肉のやわらか煮、とろ~りチーズのエビチリ、鶏とキノコのフリカッセなど全7種類の新しい名物メニューとなっている。
AKIBAマルチエンターテインメント店や秋葉原電気街店で提供される『グルトー 焼きチーズカレー』は、その名の通りトーストの中に焼きチーズカレーを入れた商品。仕上げにバーナーで炙っているため、チーズの表面がより香ばしく仕上がっている。
中には角切りされたトーストが入っており、カレーが染みていて実に美味い! カレーにトーストが合わないわけがなく、食事メニューとしてはかなり優秀だ。見た目以上にボリュームがあり、2~3人でシェアしながら食べるのがオススメ!
メニューと販売店舗
1.「グルトー チーズフォンデュ」1,180円(新宿本店、新宿靖国通り店)
パンの中に特製ビーフシチューを入れて焼き上げました。たっぷり濃厚チーズでチーズフォンデュ風に仕上げています。
2.「グルトー たっぷりシーフードグラタン」1,280円(池袋本店、池袋西口店)
たっぷりのシーフードを使った豪華なグルトー! 魚介の旨みに、ほんのりガーリックが香るペンネグラタンの入った新感覚の1品です。
3.「グルトー 焼きチーズカレー」1,180円(AKIBAマルチエンターテインメント店、秋葉原電気街店)
ホワイトソースを加えてまろやかさを増した自家製カレーをパンの中に入れて焼き上げました。さらにたっぷりのチーズで、鉄板の味わいとおいしさです。
4.「グルトー クリーミーシーフードチーズカレー」1,280円(上野公園前店、上野御徒町店)
エビ、ホタテ、イカと野菜が入ったココナッツミルク入りのクリーミーなチーズカレーバージョン! 香ばしく焼いたトーストとの相性は抜群です。
5.「グルトー 牛肉のやわらか煮」1,280円(銀座店、赤坂店、六本木店)
やわらかく煮こんだ牛スジを特製デミグラスソースで仕上げました。 温泉玉子をくずして、さらにまろやかな味わいに!
6.「グルトー とろ~りチーズのエビチリ」1,280円(横浜ハマボールイアス店、横浜関内店)
横浜といえば中華! トーストに本格エビチリをたっぷりかけました。チーズとの絶妙なバランスに、かならずハマります!
7.「グルトー 鶏とキノコのフリカッセ~トリュフの香り~」1,280円(渋谷店)
やわらかい鶏肉とキノコのフリカッセ(クリームシチュー)をパンの中に入れて焼き上げました。
会社からダメと言われても、お客様の「食べてみたい!」に素直に応えてみただけ
メニュー発案者であるパセラリゾーツ池袋エリア料理長・稲嶺豊大氏が語る、開発秘話を公開! 紆余曲折があった『グルトー』の秘密とは……!?
――「グルトー」開発のきっかけを教えて下さい。
稲嶺:パセラリゾーツの看板メニューである甘い「ハニトー」に対して、「食事としても食べてみたい」というお客様の声があったんです。面白そうだなと試作にトライしたのがキッカケです。何度も試作を繰り返して……求めたものは思わず写真を撮りたくなる様なインパクトでした。それでいて食べたら美味しい。そこだけを追及した結果、出来上がったのがグルトーです。今年の初め頃、試しにまず一品だけ個店限定メニューとして小さくスタートしてみました。しばらくしたらTwitterでかなりのツイートがありまして。まさかあそこまでの反響があるとは正直驚きました。
――そこから全店での展開になったのですね。
稲嶺:それが……ここまで紆余曲折ありまして。当初、会社からは「勝手に作るな!」って怒られてしまいました(笑)実は当社のルールとして「ハニトーのおかず系はNG」という鉄則があったんです。そもそのハチミツを使っていないので、メニュー名も「●●ハニトー」ではなく「チーズフォンデュトースト」にしたのですが……。ただ、お客様からも大変好評だったこともあり、「ここまで大きな反響があるなら鉄則で縛るのももったいない。この際思い切って新ジャンルにまで昇華させてみよう!」と有り難いことに上司が後押ししてくれて。そこからは事業部プロジェクトとして急速に動き出しました。パセラリゾーツ各エリア料理長による多種メニュー化やブラッシュアップを経て、満を持してのリリースにこぎ着けました。
――稲嶺さんの顧客満足に対する探究心が、会社の鉄則まで変えてしまいましたね。
お客様に満足していただきたいのはもちろんですし、(私の料理人になった理由もそうですが)単純に美味しいものが食べたかったんです。お客様の声や時代の変化に敏感であることは大事だと思ってます。時代によって料理はめまぐるしく変わっていきます。味付けであったり、見せ方であったり。新しいものというのは誰もが興味が沸くもの、それで食べて美味しければ尚更です。ですが、変えてはいけないものもあります。伝統であったり、味付けの意味、料理に使っている食材の意味など。このバランスは本当に難しいです。現在は「インスタ映え」という言葉も登場した通り、見せ方が重要なトレンドで、料理のホンモノもニセモノもその見た目の中に混ざりあっています。いかにその中で勝負が出来るか、料理人たちの真価が問われる時だと思います。
▲パセラリゾーツ池袋エリア料理長・稲嶺豊大氏。
※記事中の価格はすべて「税込」です。
※「ハニトー(R)」および「グルトー(R)」は、株式会社ニュートンの登録商標です。
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(執筆者: sasuke_in) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか
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