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吸血カラス?空飛ぶカタツムリ!?鳥類学者って何するの?

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吸血カラス?空飛ぶカタツムリ!?鳥類学者って何するの?
J-WAVE日曜深夜の番組「GROWING REED」(ナビゲーター:岡田准一)。9月10日(日)のオンエアでは、鳥類学者の川上和人さんをゲストにお迎えしました。

東京大学農学部林学科を卒業し、現在は森林総合研究所で鳥類学者として研究に日々励んでいるという川上さん。鳥類学者という謎の多い職業を面白く描いたエッセイ『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』(新潮社)を発表し話題を集めています。

白いメガネに赤いジャケット姿の川上さんに、すかさず岡田が、「出会ってすぐ言うのも何ですけど、キャラが濃いですね(笑)」という会話からスタート。普段着や、調査のときも赤い服はよく着るそうで、「鳥は目がいいので、最初から目立つ格好をしておけば気づきやすく彼らの間合いで逃げられるので、これは優しさです(笑)」とその独自解釈すぎる理由を語っていました。

『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』というユニークな本のタイトルについても聞きました。

「鳥が嫌いだと誤解されてるんですけど、嫌いとも書いてないです。大学に入って興味を持って研究し始めたんですけど、鳥について研究したり考えることは好きですが、バードウォッチングや鳥を飼うような感じで好きな訳ではないということで、このようなタイトルをつけました」(川上さん、以下同)

ちなみに国内の鳥類学者は、職業的なプロとなると200〜300人くらいしかいないそう。けっこうハードな仕事で、最近では、無人島の調査なども行っていたそうです。

川上さんの著書の中から岡田が興味を示した「空飛ぶカタツムリ」と「吸血カラス」という謎の多いトピックについても聞きました。

カタツムリは孤島にも存在していますが、泳ぐことができないので「一体どうやって島に到達したか?」というのは、研究の中で謎だったそうです。川上さんが小笠原諸島で調査中に、鳥の糞の中から、食べられたカタツムリが生きたまま大量に出てきて、「カタツムリは鳥に食べられて海を超えて移動する!」という新説が明らかになったのだといいます。

次に「吸血カラス」。血を吸う鳥は世界で5種類知られており、ガラパゴスにいるハシボソフィンチは大きな鳥の背中に乗って背中を突いて怪我をさせて血をなめる習性があることや、アフリカにいるウシツツキは、牛の背中に乗って同じく突いて血を吸うそうですが、川上さんの上司が、日本で野生のカラスが動物園のシカを突いて血を舐める姿を発見。肉ごと食べるほど強くない鳥が、家畜などから栄養価の高い血を吸うという例は比較的多いのだそうです。

「鳥類学者は楽しい。でもお金にならない(笑)。人数が少ないのは、ひとつは就職口があまりないのもあって…コミュニティが小さいと学問自体が縮小してしまうので、だからこそ多くの人に興味を持ってもらうために本を書いた」という川上さん。一番興味を持つ部分について聞くと「“進化”のことを考えるのが一番楽しい。鳥って、もともと恐竜から進化したと言われていて、飛ばなかった恐竜がなんで飛ぶようになって、どうして今の姿になったのかを考えるのが一番楽しいですね」と明かしてくれました。また、「今後の進化については、いろいろな偶然に左右されるので誰もわからない。それもまた楽しみの一つ」と、鳥の魅力について語り足りない様子でした。

【番組情報】
番組名:「GROWING REED」
放送日時:毎週日曜 24時−25時
オフィシャルサイト: http://www.j-wave.co.jp/original/growingreed/

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